デンマーク滞在記

コペンハーゲンからの便り:From Copen


日本大学教授 塩川博義

 1998年3月2日から1年間、私はデンマーク工科大学音響研究所の客員研究員としてコペンハーゲンで単身生活を送りました。前半の半年間は、コペンハーゲン市内、後半は郊外にフラットを借りて、デンマークの生活を楽しんでいました。週末には朝早くから、いろいろなところで行われているフリーマーケットへよく出かけました。これが北欧の陶磁器を集めるきっかけになりました。また、コペンハーゲンを拠点にヨーロッパ各地に出かけてコンサートホールや劇場を見て歩き、いろいろな音楽を聴いてきました。

 インターネットがやっと普及し始めた頃で、日本サウンドスケープ協会のメーリングリストと何人かのメールアドレスを持っていた親しい友人に「from copen」と題して、これらデンマークを中心としたヨーロッパの生活や文化の報告レポートを「コペンハーゲンからの便り」という意味をこめて書き、投稿しました。全部で150通ですので、約2.5日に1回は書いていたことになります。ようするに今で言うブログです。当時はインターネットがやっと普及しはじめた頃で、大学へ行かないと、ネットに接続できませんでした。夜、自宅でノートパソコンを使って原稿を書き、それを翌日、大学のLANにつないで投稿するというような形をとっていたと思います。もちろん写真などありませんので、読み返してみても、言葉で一所懸命説明しているのがわかります。

 13年が経ち、この150通に写真を付けながら整理し直して、もう一度UPしようかなと思います。考えているだけで、13年前のコペンハーゲンの様子が蘇ってきて楽しみです。気長に付き合ってください。なお、ランダムにアップしていくつもりですので、よろしくお願いします。

 少しでも北欧のデンマーク・コペンハーゲンの情景が皆さんに伝われば幸いです。

from copen 1-30 from copen 31-60 from copen 61-90 from copen 91-120 from copen 121-150
1:ご挨拶
2:スケイド(都会に棲むカケス)
3:スパイスガールズ
4:いろいろなコンサート
5:いろいろなコンサート 続き
6:駅の音
7:駅の音 続き
8:バリアフリーの話
9:環境の話
10:春が来た
11:アパートの件
12:エイプリルフールのお天気
13:傘の話とアパートから聞こえる音
14:ラウンドタワー
15:イースター(復活祭:Paske)
16:ストロイエ通り
17:チボリ公園のオープン
18:LIEDERHALLE in STUTTGART
19:Django Reinhardt
20:Django Reinhardt Memorial Concert in Augsburg
21:ジャンゴギター
22:パットメセニーグループ
23:音工場HANEDAバリ・ガムラン発表演奏会
24:よくわからないストライキ
25:5月1日って何の日?その1
26:5月1日って何の日?その2
27:Flower movement in Copenhagen
28:夏(春)が来た
29:携帯電話について
30:Black Bird
31:信号機の音
32:ビール工場
33:瓶およびペットボトル回収
34:ビールのつづき

45:ロイヤルミュージック
   アカデミーホール
73:ローリングストーンズ
   in Copenhagen
74:中秋の名月 in China
76:航空会社のサービス その1
77:航空会社のサービス その2
78:ガスなし
79:訂正版「ガスなし」
80:北欧の音(ジャズ)

83:短い秋(サマータイム終了)
89:冬が来た
90:冬が来たの続き
92:気分はもうクリスマス

103:グルントヴィ教会
   (Grundtvigs Kirke)
104:アイスクリーム屋さん
106:ホットドック屋さん

114:クリスマスマーケット
   in チボリ公園
115:メリークリスマス!
   FROM DANMARK
116:クリスマスの音風景
   in ストロイエ通り
121:クリスマスイブ in Denmark

127:あけましておめでとうございます
128:Berwaldhallen in Stockholm
129:アルバ・アアルト(Alver Aalto)
130:フィンランディアホール(Finlandia Hall)

133:テンぺリアウキオ(temppeliaukion)教会
134:アムステルダム紀行
136:Faithless

141:アンネ・フランクの家