from copen1:ご挨拶




写真は泊まっていたホテルの部屋からの雪景色
 
こんにちは。
コペンハーゲンに来ています。
やっと、こちらの音響研究所でインターネットと接続でき、
emailアドレスももらえたので、
今、各方面にご挨拶のメールを打っているところです。
 まだ、着て10日ばかりですが、半分は雪で、
今日も朝から窓の外は銀世界です。
とりあえず、何とか、こちらの大学のLANと接続できたので、
これからできるだけ、いろいろデンマークあるいは
ヨーロッパの情報をアップしていきたいと思います。
 日本と違って、こちらはのんびりとしており、
みな9時から10時くらいの間に出勤して16時前後には
ほとんどの人は帰ってしまいます。
18時ごろまで残っていると、なぜか悪いような気がしてきて、
一昨日、18時半に研究所を出たのですが、廊下も階段も真っ暗で、
照明のスイッチの場所もわからず、おそるおそる手探りで外に出ました。
もちろん、土、日曜日は休み。金曜日は、ウィークエンドを迎えるために、
15時頃にみんなでお茶会をして、
もう16時には皆いなくなるという感じです。
1月、2月に仕事で泊り込んだり、24時近くまで働き、
土日も出勤していたことが信じられません。

結局、2つあった原稿のひとつは間に合わず、今、こちらで書いております。

とりあえず、ご挨拶。

1998年3月12日(木)のお昼休みに書く


from copen2:スケイド(都会に棲むカケス)


写真は、ビング&グレンダール製、スケイドのフィギャリンです。
最近、やっと雪が少なくなり、
晴れた日が少し続いています。

最初の2週間は半分は雪。
 こちらは、まだ、鶯は鳴いていません。
鶯自体がいるのかどうか知りませんけれど。
鳥の声は、コペンハーゲン市内はあまり気がつきません。
車の音がうるさいからかな。
研究所のあるLingby(コペンハーゲン市内から
約電車とバスを使って30分くらいのところ)
の周りでは良く見かけます。
といっても、何の種類か良くわかりません。
鳥に関してはあまり詳しくないので。
頭と尾が黒くて、お腹と肩にかけて白い、
尾まで入れて40cmくらいの鳥。
尾と胴体はほぼ同じくらいの長さ。で、
わかりますか?大学校内はみな落葉樹で
木はまだ裸で枝だけです。
その分、鳥の巣が大きいのから小さい
のまであちらこちらと確認できます。

1998年3月18日(水)に書く。


from copen3:スパイスガールズ



写真はスパイスワールドのジャケットです。
 話はかわって、音楽の話。
 こちらコペンハーゲンはスパイスガールズが大流行です。
レコード店はもちろん、本屋にいっても、
彼女らの写真集やサクセスストーリー本が正面を並び、
ポスターはあちらこちらに貼ってあります。
テレビの音楽番組には必ず登場、ラジオでもよくかかります。
おまけに、大道芸人のジョークのねたにも登場してしまうくらいです。
 イギリスでは子供からお年寄りまで聴いているくらい
人気があると雑誌などで読んだことはあったのですが、
ダイアナさんが亡くなって、ちょっとしてから、
雑誌に載ったチャールズ皇太子が彼女らに囲まれて
ニコニコしている写真がありますよね。
 確か、一回去年(1997年)の初めか、
一昨年(1996年)の終わりに来日していたような記憶があるのですが。
あまり、日本では流行していませんよね。
 日本ではよくビートUKを見ていたので、
イギリスではかなり流行っているのは知っていたのですが、
デンマークまで汚染されていたとは。

1998年3月18日(水)に書く。


from copen4:いろいろなコンサート


音楽の続き。

まず、水曜日にJohn Mclaughlinのコンサート。だいたい、3800円くらいかな。
おそらく、日本でやれば、ブルーノートあたりでやるだろうから、
半値というところでしょう。
これは、なかなかすごかった。特に、ドラムの変拍子を自由自在。あと、新人の
若いベースもすごくうまい。特に、ドラムの変拍子の切り替えにすぐについていき、
なおかつ、ジョンと同じくらいの速さでベースを弾きまくります。ジョンはチェリーレッド
のジョニースミスモデル。ビグズビーアーム付き。ベースはFEBRA。キーボードはヤマハ
の88鍵とローランド。ドラムはシンバルのジルジャンしか判らなかった。あと、メンバーは
サックス。彼は、ソプラノとテナーサックス、そして、フルートを吹きこなします。
今回は、「The Heart of Things」という新しいアルバムを出すための公演らしいので、日本
行くかもしれません。お勧めです。でも、そういえば、去年、ギターマガジンにジョンの特集
していたような気もします。もう、来日したかな?

金曜日の夜、聖母教会に聖歌を聴きに行きました。入場料はただ。パンフレットは10kr。
2階の後ろにパイプオルガンがあり、その上の3階に聖歌隊がいるみたいで、
荘厳の趣で始まりました。
やっと、ヨーロッパにきたというような印象を受けました。聖歌を4曲終えた後、今度は、
前のステージというか聖壇で、4重奏。バイオリン2台とビオラ、チェロ。3曲やりましたが、
知っているのはシューベルトの最後の曲だけ。
この後、聖歌隊の合唱と小編成のオーケストラの協奏で聖歌を4曲。いずれも、国営
ラジオシンフォニーのメンバー。うまかったです。特に、少年のボーイソプラノが印象的だった。

土曜日の昼にホテルの近くの教会でランチコンサート。入場料ただ。クラリネット、チェロおよびピアノ
の3重奏。最初、ベートーベン3曲。後半、チェムルンスキーの曲3曲。クラリネットの女性が美人でした。
おそらく、学生かもしれません。

日曜日の4時半から精霊教会で室内楽演奏会。ただと思ったら、50krとられてしまいました。約1000円。
アンサンブル・アマリリスという女性2人、男性4名のコーラスグループ。よく教会の響きとあっており、
気持ち良くなって、一瞬寝てしまいました。

以上、音楽三昧でした。

1998年3月18日(水)に書く。 


from copen5:いろいろなコンサート つづき

 
>>日本にも行くかもしれません。お勧めです。
>>でも、そういえば、去年、ギターマガジンにジョンの特集
>>していたような気もします。もう、来日したかな?

>どうでしょう?
>ディメオラ、パコ・デルシア、枕不倫、の速弾き3人衆って、
>結構頻繁に来日していますよね。

>それはそうと、今、日本には、メセニーが来ています。


 メセニーが来ているのですか。実はジョンと同じ会場で、
来月、メセニーグループが演奏するのです。
 これも行こうと考えているのですが。

 ということは、日本のほうが、デンマークより先ということですかね。
ジョンもきっと先に日本へ来ていたかもしれない。

 なお、スーパーギタートリオは、わたしもオーチャードホールへ見に行きました。
このときは、ディメオラがあんなに冷静にギターを弾くのかと感心したのですが。
このときジョンは何回も切れそうになり、あちらの世界へ行きそうな状態でした。

懐かしいな

1998年3月18日(水)に書く。


from copen6:駅の音

>塩川さん、せっかですので、コペンハーゲンの町の音なんぞ、
>どんなか聞かせていただけませんか。
>駅の音ってどんなの?
>街角の居酒屋ってどんな音楽が流れているの?
>百貨店や商店街?ってどんなの?
>ヨーロッパの家電製品てどんな音がするの?
>交差点でかっこうが鳴いているの???

>どんなんなのだろうなぁ?

電車はDBSという国鉄があるだけです。で、この切符でバスまで乗れます。まあ、このことは、
また、くわしく後でご報告します。

 こちらは、日本と異なり、放送というものがありません。電車は時間になると勝手に出ていきます。
けたましいサイレンや耳につくメロディもありません。

まてよ、もしかしたら、出発するときに何か言っていたかな。今日帰りによく聞いときます。
 要するに、電車がホームに入ってくるときは、何も言いませんので、こちらは今度来る電車が
どこ行きかよく見てなくてはなりません。

 さて、今日は、午後8時からニュー・カールスベア・グリュプトテックというに術間で、6strings concertと
いうものをやります。今から見に行きますので、続きは、また、後日に追々書いていきます。

 ちなみに日本とは時差が8時間あります。ようするに、そちらが夜中の12時ならば、こちらは、まだ、
夕方の4時です。

1998年3月18日(水)に書く。


from copen7:駅の音 つづき


>こちらは、日本と異なり、放送というものはありません。
>電車は時間になると勝手に出ていきます。けたましいサイレンや耳につくメロディもありません。
>まてよ、もしかしたら、出発するときに何か言っていたかな。今日帰りによく聞いときます。
 >要するに、電車がホームに入ってくるときは、何も言いませんので、こちらは今度来る電車がどこ行きかよく見てなくてはなりません。

確認してきました。やはり、出発するときもホーム側では何も言いませんし、発信音もでません。
ただし、電車が発信音をだします。

もしかしたら、ホームにはスピーカはついていないのかもしれません。
確認していないのでわかりませんが...

電車の中では駅に到着して止まると同時に5回
「プッ、プッ、プッ、プッ、プッ」
(「プッ」と聞こえているわけではありません。言葉で表現できないので、一応、「プッ」で代用しておきます。)
と、長さにして3秒くらい発信音をだします。
おそらく、1kHz位の純音だと思いますが...。で、ドアは、開けるときは手動です。
ようするに、5回の発信音を聞いて、降りるときは、自分でドアのレバーを握ってドアを開けます。
そして閉まるときは、自動で、閉まる前に2秒弱の連続音をプーと発します。
高さ音質は到着音と同じです。
ホームにいる人は電車のドアが開いているので、この音が聞こえているわけです。
ですから、この連続音を聞いてから飛び乗ることは短すぎてできません。
ただし、閉まってからも10秒弱止まっています。
この間、手でドアを開けることはできるみたいです。まだ、私は試していませんが...

また、車内放送もしないときもあります。しても、駅に着く前に駅名を一言いいます。
さすがに、コペンハーゲン中央駅に着くときは、乗り換えか何かの放送はしています。
ただ、今のところ、車内放送、ようするに駅名を言う場合と言わない場合は、私が乗った限りでは半々です。
バスはもっとすごいです。放送しません。ようするに、バス停はいいません。
もしかしたら、私が乗っているLingby駅から大学までの間かもしれませんが。
ですから、バスの中では止まるときの発信音は一発(これも電車と同じ音)と、バスが曲がるときのウィンカーの音くらいです。
この音も、前のほうにいないと聞こえません。

これからわかるように、初めて電車やバスに乗る人にとってはちょっと不安ですが、慣れてしまえば大丈夫です。
私も、電車は駅に着いたときに駅名を確認すればよいのですが、バスはさすがに最初のうちは、周りの景色を確認していました。
とりあえず、電車とバスの発信音についてはこんな感じです。
電車やバスの仕組等については、また、追々話します。
また、中央駅の音についても後日話します。

1998年3月19日(木)に書く。


from copen8:バリアフリーの話


 こちらのバスは、車椅子や乳母車(もしかしたら自転車も)用のスペースがかなり広くとってあります。
だいたい、バスの真ん中に普通の人は出口として使うドアを中心2m×2m位の広さかな。
普通の人はバスの前から乗って、バスの真ん中にあるドアから降ります。
しかし、乳母車などは真ん中の出口から乗ります。
それで、このくらいなら驚きませんが、なんとバスが上下するのです。
ようするに、昔、横浜のベイブリッジができたころ、駐車場にたくさんカスタムカーが音楽に合わせて、
上下左右に踊っていましたが、あれと同じように車高が下がるのです。
乳母車、あるいは車椅子が来ますと、まず、ドアを全て閉めて、車高を下げます。
そして、ドアの下の位置を歩道の高さに合わせます。そして、ドアを開けます。
もちろん、2m×2mのスペースのレベルはドアの下の位置と同じで階段はありません。
ですから、簡単に乗れるわけです。そして、乗ったら、また、ドアを閉めて、また、車高を上げます。
そして、また、普通の人が乗れるように前のドアを開けるのです。

で、2m×2mのスペースには、折り畳みの椅子が壁についていますので、普通の人も座れますが、
車椅子や乳母車が来ると、皆席を立って、(立つと自動的に椅子がたたまれる)スペースを譲ります。

最初、バスが下がったとき、一体何が起こっているのかわかりませんでした。
電車も似たようなスペースがあります。

Fさんが書きました:

>なるほど-。
>バス停名の車内放送がないとすると、
>何かほかに視覚障害者の乗客の方へのフォローは何か行われていますか?
>日本では車内放送の是非に関して、必ず登場する問題ですよね。
>障害者の方:「わたし、〇〇で降りたいんです。知らせてください。」
>乗客or運転手:「はい、今、着きましたよ〜」
>........という「コミュニケーションでフォロー」の理想形が実現しているのでしょうか?

実際、視覚障害者がバスに乗るときを見ていないので、なんとも言えません。
視覚障害者とは一回だけ町の中を歩いていた時に、二人の方と会いました。
そのときには二人とも付き添いがついていて、付き添いの方の腕をつかんで、
忙しそうに私の横を通り過ぎて行きました。

>メセニー公演、行ってきました。
>いやぁ、前回不評でしたが、今回はよかった!
>グループも、パーカッションが一人増え、計7人編成に。
>PMGでは珍しく、ボッサの「How Insensitive」なんてスタンダード演ったり。
塩川さん垂涎(おそらく)の「ピカソギター」もちゃんと登場します。
中略
>おそらく、公演内容は同じだと思いますので、ぜひ。

そうですか。楽しみにしています。私が見るホールは小さいので(ちょうど、日本の映画館みたいなところ)
おそらくハッキリとその「ピカソギター」を観察できると思います。
(ジョンのときは、前から3列目の真ん中でした)

1998年3月24日(火)に書く


from copen9:環境の話







写真がホテルバスルームの注意書きです。





実は私が泊まっているホテルのバスルームに
以下のことが書いてあります。

Dear Guest

Can you imagine how many tons of towels
Are washed daily hotels all over the worid?
The unnecessary use of tons of detergents
couses pollution of nature.

MAKE A DECISION.
BE CONSCIOUS OF THE ENVIRONMENT!

Towel on the floor means:
“Please change”

Towel on the peg means:
“may be used once more”

“For the sake of Nature”

 ちなみに、woridはworld,cousesはcausesの間違えだと思います。
 これが、デンマーク語と英語で書いてあります。
そしてなぜかタオルを持ったカンガルーが2匹。
一匹はタオルをタオル掛けに、他方は、サングラスを掛けていて、
タオルを床に落とそうとしています。
 先日、これを同じホテルに泊まっていたドイツから来た
日本人に聞いたのですけれども、
ドイツのホテルにもこれが書いてあるそうです。
4年前、私がドイツに泊まったときはなかったけどなあ。
ベルリンだったからかな?
8年前くらいにミュンヘンに泊まったときもなかったけど。最近ですかね。
といっても、他のコペンハーゲンにあるホテルにこれが
書いてあるかどうかもわかりませんが。
 というわけで、コペンハーゲンに着いた早々、
風呂に入る前にお説教を受けてしまいました。

1998年3月24日(火)に書く。


from copen10:春が来た



2021年3月25日にコロナ禍の中行われた卒業式は、桜が満開でした。
 最近ようやく何となく春が来たなと感じるようになりました。
そちらはもう桜が咲き始めましたか?
今日、日本では、うちの大学の卒業式です。
でも、もう終わって謝恩会に入っている時間だなあ..
天気はどうでしたか。

そういえば、うちの大学で桜が満開で卒業式を迎えたのは、もう8年位前だったかな。
だいたい最近は入学式の時が、桜が満開になる傾向が多いような気がする。

こちらの人もやはり日本の桜は綺麗だといっています。
ちょうど、春先に国際学会で日本にいった方が、あちらこちらに桜が咲いて、すごく美しかったと言っていました。
こちらでは、特に春だと感じるものはなく、じわじわと、

なんとなく暖かくなった..
なんとなく鳥の鳴き声が多くなった..

 そういえば、例のお腹の白い鳥が大きな巣の上に乗っかって、一生懸命働いていました。
そろそろ巣作りでも始めるのかな。

で、もうそろそろサマータイムの季節に入ります。
今度の日曜日からです。こちらの時間を1時間進ませますので、日本との時差は7時間になります。
これが、9月の最終日曜日まで続きます。

あと30分くらいで、うちの学生も2次会で町に繰り出すかな..

1998年3月25日(水)に書く。


from copen11:アパートの件


 実は、昨日ようやくホテル暮らしから抜け出し、アパートへ引っ越しました。
で、今朝、市役所にいって、住民登録を済ませて、なんとかコペンハーゲン市民になれました。
この後、数週間後にパーソナルIDが送られてきて、4月13日以降には医療はすべてただになります。
それで、医者のリストの冊子がちゃんとありまして、その中から自分の住所のそばの医者を選ばなくてはいけないのです。
情報は、名前、住所それと年齢しかわかりませんでしたが、選べと言われても何を基準にして選んでいいかわからず、
面食らってしまい、適当に下から2番目の番地がわかりやすく1950年生まれの医者を選びました。

アパートは基本的に、賃貸アパートというものはなく、不動産屋も売り物件しか扱っていません。
アパートの貸し借りは基本的に個人同士で新聞等を使って情報を交換し契約するのです。
ですから、また貸しが多いのです。

私が借りるアパートのオーナーも約3か月間香港へ行き、フィアンセもストックホルムへ少なくとも3か月行くので、
その間また貸しをするというものです。契約は3か月になっており、もしかしたら、4か月になるという感じです。
これでも、こちらの大学にいろいろ当たってもらい、やっと見つけたという感じです。
広さは86平米の1LDKです。ちょっと、ひとりでは広い感じもしますが、5階建てのビルの5階でなかなかいい感じです。

今朝、アパート生活での初目覚めとあって、5時ごろ目が覚めてしまい、仕方がなく起きたのですが、
リビングに行ってみると、鳥の声がビルの谷間中響き渡り、
その声が窓からどんどん入ってきて、リビングの中も鳥の声で響き渡るという状態になっていたのです。
結構、感動的な時間で30分くらいぼーっと聞きほれておりました。
コペンハーゲンは都心といっても、海が近く、運河そして広い公園もありますので、いろいろな鳥が多いのでしょうが、
朝こんなに激しく鳴いているとは思いませんでした。
で、このあと、8時半ごろ近くのビル解体の工事が始まってしまい、
仕方がないので、役所が開くまで時間(9時半)があったのですが、さっさと出かけてしまいまた。

コペンハーゲンに着て、やはり毎日教会の鐘が町中に響き渡るのはいいものだなと思っていたのですが、
鳥の声もこんなに町に響き渡るものなんだと感心してしまいました。
早起きは三文の徳といいますが、少し得(徳)した気分となりました。

1998年3月31日(火) コペンにて書く
(ちなみに今日は私の誕生日です。ひとりでケーキでも買って帰ろうと)


from copen12:エープリルフールのお天気


 ベルリンでは20℃もあるのですか。
こちらは、昨日、雪が降りました。
2週間ぶりくらいですが、うそではありません。今日は4月2日ですから。
昨日は、午前中雨、午後3時過ぎから雪で、今朝はくもりでコペンでは積もっていませんが、
Lingbyでは、少し気持ち程度積もっています。
今日も、このままの状態だと雪が降るかもしれません。
昨日、SAS航空オフィスの日本人の方とお話したのですが、
こちらはイースターが来て、やっと春が来たという感じらしいです。

ちなみに、来週木曜日から月曜日まで、イースターの聖一週間で休日になります。
4月1日は大学へ行かなく、寒い中、雑用であちらこちら回っていたので、
メールは覗かなかったのですが、結構盛り上がっていましたね。

ケーキはちょっと大きいのを買いすぎて、まだ、残っており、今朝も朝食代わりに食べてきました。

1998年4月2日(木)に書く。


from copen13:傘の話とアパートから聞こえる音


Oさんは書きました:
>塩川さんと同じ+0200からの配信もあとわずか。24時間後には既に機中の人です。
>機中の人って、最近はやっているようですが。
 >ベルリンは今日は時雨れて、ちょっと寒かったです。

コペンハーゲンは今日も雪です。昨日も、午前中は曇っていたのですが、午後から雪になりました。
今朝は朝から雪です。
なぜかこちらの人は傘というものをあまり差しません。結構、大降りの雨でも差している人が少ないのです。
雪の時も同じです。だいたい、フード付きのコートあるいは髪の毛もそのままびしょ濡れで歩いています。

最初こちらに来て、2日目が雨だったのですが、結構降っていたので
、さすがに濡れるのがいやで、駅の構内のキオスクで傘を買いました。
で、差してホテルまで帰ったのですが、駅を出るとき、日本人らしき2人組が、
「どうしよう。みんな傘をさしていないよう。」と、差すのを躊躇していたのが可笑しかったです。

>来るときのルフトハンザは747でしたが、とても静かでした。隣と話していて普通に会話ができます。
>機内の放送もクリアでした。BAはひどかったのです。ANAはまあまあでした。
>いずれも747での経験です。遮音、吸音、放送設備に航空会社の使用が差となって、表れているのではないでしょうか。
>少ない経験で一般化するのは危険ですが。SASはいかがでしたか>塩川さん。

SASも快適でした。もちろん、会話もできますし、機内放送もよく聞こえます。
そういえば来るときに、隣に座っていた人はイギリス人でオーストラリアからクルージングで1週間(2週間?よく覚えていない)
かけて日本に来た。とか言っていましたが、何かあったんですかね。ライターとか言っていましたけど。
また、何回かSASは乗るので、その時には注意して観察しておきます。

>今、桃、梅、桜、アーモンドが同時に咲いています。木蓮も。
>4年前の夏にシュバルツバルトを歩いた時には鳥も虫も鳴いておらず、印象に残りましたが、
>さすがに春、この繁殖の時期は鳥の鳴き声が町中で聞かれます。

ちょっと前までは結構鳥の声も聞けたのですが、ここ2,3日雪で聞けません。
窓から聞こえてくるのは、吹雪く風の音がメインです。
そうだ。アパートに引っ越して気が付いたのですが、夜中の12時まで教会の鐘の音が鳴っているんですね。
ホテルにいるときは、5階で窓の前から50m位のところに教会の鐘塔が見えたので、
昼間は良く聞いていたのですが、夜は聞こえませんでした。
一度、何時まで鳴らすかチェックしないといけないな。

>ベルリンでは復興の槌音が町中にコダマしています。特定建設作業ばかりです。
>立入検査証を持参しなかったので、睨みつけるだけにして大人しくしています。
>ちょっと許せない工場現場もあります。

最近、家の近くのアパートの解体工事が8時前から始まり、結構うるさいです。

1998年4月3日(金)に書く。


from copen14:ラウンドタワー


先週は金曜日まで雪で土日も雨。
やっと、月曜日少し晴れて、暖かくなったかなと思ったら、昨日、今日と曇り時々雨。
で、まだ、寒い。ポケットからなかなか手を出せません。
ちょっと前に、手袋を落としてしまったものですから。
こちらは、まだ、みな、コートに手袋姿です。

しかし、ここ、2、3日、鳥の声は良く聞こえ、春をまた、感じさせます。

前の日曜日の夕方、雨も上がったので、久しぶりのコンサートに行ってきました。
内容はギターカルテット。値段は50kr。

近代と現代音楽でした。
最初の曲は、私から3つ隣りの席に座っていた人が作曲者らしく、1曲目が終わった後、挨拶をしていました。

最後の曲は、ミニマルミュージックで、久しぶりにこの手の曲を聴きました。
でも、ギター4台で聴くのは初めてかな。

場所は、ラウンドタワーといって、1642年に建てられた建物で、一番上が展望台になっており、
休憩時間にのぼって、コペンハーゲンの夜景を楽しんできました。
基本的には、天文台と教会と大学図書館の3つ機能を持った複合施設で、
天文台としては、ヨーロッパにあるものの中で一番古いそうです。
で、タワーと教会がつながっており、その教会の天井の上に大学図書館があって、
コペンハーゲン大学が1861年まで使っていたそうです。
その大学図書館がコンサート会場で、今は、いろいろな展示場として機能しており、
壁の周りや、フロアには、現代美術の作品がさりげなく展示されていました。

天井高は約4mくらいの四角い部屋です。広さは10m×30mくらいかな。
ただし、ステージ(といっても客席と同レベルですが)側の両サイドは斜めになっています。
今回のコンサートでは、ほんの前から10mくらいまでしか椅子を置いていませんでした。
実際、それで充分でした。
響きは良かったですが、後ろからのはね返りが少し気になりました。
結構、ここで、室内楽をやっている見たいです。

しかし、私のすぐ前のカップルが、急に1曲目の途中で見つめ合い、ディープキスを始めて、非常に迷惑でした。
いくら退屈な曲だからと言って、作曲家のいる前で、キスをするのはやめてほしいな。
まったく!

1998年4月8日(水)に書く。


from copen15:イースター(復活祭:Paske)


明日から、いよいよイースターです。デンマーク語で ’Paske’ と言うらしいです。
本当は、'a'の上に小さな〇が付くのですが、ワープロで書けないので、省略します。
(実際、デンマーク語には、いくつかローマ字にはない母音があります。)

といっても、町中が着飾っているというものはありません。
基本的にこちらの人は家族や親しい友人らと集まって昼食パーティを行い、
楽しい早春のひと時を過ごすらしいのですが、
よそ者にとっては、店がすべて閉まってしまい、何があるというものではありません。

イベントもなさそうだし。
もう大学は、月曜日から半分近くの人しか来ていなく、半分は休みを取っています。
来ているのは、独り者か外国から来ている者かな。
静かなものです。今、聞こえるのは、コンピュータのファンの音と、窓の外から聴こえる鳥たちの声です。
小鳥は最近よく窓から見えます。
月曜日から休むと、10日間休むことになります。これは大きいよな。

しかし、なんで来週の月曜日まで休みなのでしょう。
だいたい、キリストが十字架にかけられる前日からその2日後の復活までを記念して祝うわけですから、正味三日間ですよね。
あいだに土日が入るから月曜日までなのかな。

まあ、一応月曜日まで、ナショナルホリデーですので、私がEmailを覗くのもお休みになります。
ゆっくりと自分の仕事でもしようかな。
あと、ゆっくりと足を延ばして、イースターの時のストロイエ通りの音風景でも調査しましょうか。

1998年4月8日(水)に書く。


from copen16:ストロイエ通り


こちらコペンハーゲンもやっと桜が咲き始めました。
イースター・ホリデー明けの昨日、大学へ行く途中、私が暮らしているアパートの近くにポツリとひとつ咲いていました。
日本はもう雨で散ってしまったとか。
でも、もしかしたら、まだ、全然咲いていない木もありますので、寒桜ではないかとも思います。

さて、コペンハーゲン市内の大きなショッピング通りといえば、ストロイエ通りです。
ここの通りはデンマークで初めて歩行者専用道路になったところでもあります。
最初はずいぶん反対されたみたいですが...
端から端まで歩いてだいたい15分強くらいの距離です。
夏になると世界各国からの観光客が訪れます。

このストロイエ通りが一番賑やかになるのが、1週間のうち、土曜日です。
デパートなど17時頃まで開いていますし、小さな店も14時頃までやっていますので、
観光客だけでなく、地元の人も休みなのでショッピングに来ます。
大道芸人もあちらこちらと出て、人だかりを作り、通行の妨げになるほどです。

逆に、日曜日といえば、特別、許可を取った土産物店以外は、すべて店は閉まっています。
ただし、ファーストフード関係と一部の飲食店は所々やっています。
まあ、どこも行くところがない観光客やウィンドウショッピングを楽しんでいる人がぱらぱらといるくらいです。

日曜日に店が休みになるのは、ストロイエ通りだけでなく、
どこでも休みで、開いているとすれば、トルコ系の人がやっている店か、セブンイレブンくらいしか開いてません。
ですから、買い物といえば、土曜日か平日に時間を割いてするしかないのです。
まあ、スーパーマーケットなら、平日20時までやっていますから、帰りがけに買えますので問題ないのですが。

そうそう、こちらは、だいたい今は20時頃まで明るいです。
朝も、5時ちょっと過ぎくらいから明るくなってきます。

で、イースター・ホリデーの木、金と土曜日にストロイエ通りに行ってきました。
結局、木と金曜日は日曜日と同じで、土曜日も店はだいたいやっており、通常と変わらず、という感じでした。
一応、金曜日の13時から通りを歩いて音を録音してきましたが、風が強くて、寒かったです。
まあ、市庁舎の時計台の13時の時鐘から録音を始めて、
途中パトカーのサイレンの音も録音できましたし、信号機のサイン音も録ってきました。
ただ、風が強かったので、DATのレベル調節が難しかったです。

ということで、普段と変わらないイースターでした。

1998年4月15日(水)に書く。


from copen17:チボリ公園のオープン

写真はチボリ公園の正面ゲートです。  
こちらコペンハーゲンも少し暖かくなってきて、天気予報を見ていても、
やっと10℃の2桁を見るようになってきました。
先週までは、5℃前後の一桁台でしたので、たった5日間でしたが、
ドイツのSTUTTGARTから帰ってきたとき、暖かさを実感しました。

 さて、明日、いよいよチボリ公園の開園です。
チボリといえば倉敷と思い浮かぶ人は訂正してください。
こちらが元祖チボリ公園で、1843年にできたのですから、
もう150年以上コペンハーゲンっ子を楽しませているわけです。
こちらの人は、このチボリ公園がオープンすると、
いよいよサマーシーズンが始まるんだなと感じるそうです。
わたしもいつ行こうか悩んでいるのですが、
どうせ7月になれば、うちの息子たちがこちらに来て、
迷うことなしにチボリへ行かなくてはならないだろうと考えておりますので、
それまでの楽しみに取っておこうと思います。

 話は変わって、先週の木曜日から今週の月曜日まで、
ドイツのSTUTTGARTに行ってきました。
ここで、まず、リーダーハレというコンサートホールを見学し、
土曜日には、DJANGO REINHARDT FESTIVALを見にAUGSBURGSまで足を伸ばし、
月曜日にコペンハーゲンに戻って、パットメセニーグループを見るという、
結構ハードなスケジュールをこなして戻って参りました。

ドイツではビールとワイン、そしてイタリア料理攻めに遭い、
おかげで、少し体調を崩してしまいました。
まあ、疲れもあると思いますが、寝込むほどひどくはありません。

ということで、ひとつずつご報告いたします。

1998年4月23日(木)に書く。


from copen18:LIEDERHALLE in STUTTGART






写真は、リーダーハレ、ベートーベン大ホールの内観です。



 
STUTTGARTにはリーダーハレというコンサートホールがあります。
1956年にBeethoven(2200席)、Mozart(750席)およびSilcher(320席)の3つのホールが造られました。
世界的に知られているのは大ホールのBeethovenホールです。
ホールの形状は流線形でステージに向かって左側の二階席がそのまま一階までスロープになってつながっており、
また、客席左側前方の壁がコンクリートで、
それ以外(右側前方も含めて)は表面は木というアンバランスな非常に変わったホールです。
なぜ、このような設計をしたのか判りません。音響的効果があるのかどうか、
当日、案内してくれたバームさんに質問したのですが、
「なぜそのような質問をするのか。質問の意図がわからない。」
と言われてしまいました。デンマークに戻って、うちのDTUの室内音響のスタッフに聞いたら、
「予算がなくて木が貼れなかったのだろう。」
という答えが返ってきて、結局、判らないままです。まあ、ようするに、特に意味はないということでしょう。その後のコンクリート打ちっぱなしデザインの走りかもしれません。
ちなみにMozartホールの平面は五角形で、Silcherホールは長方形です。
 当日は、前もって手紙を送ってホール内の見学のアポイントメントをとって行ったのですが、
他にも見学者がいるので木曜日と指定してきたのかなと思っていたら、
私一人で、いろいろわがままを言って写真を撮らせていただきました。
最後は大ホールのパイプオルガンが見たいといって、前方右側の壁を開けさせてしまいました。
この壁の開け閉めはすべて手動だそうです。
ヨーロッパのホールは古いものが多いので扉の開け閉めは手動が多いと聞いています。
 大きな発見は、さらにこの三つのホールの他に新しいホールが二つできていたということです。
両方とも多目的ホールで、すぐ隣りにあるホテルと一緒に1991年に建てられたみたいです。
ホテルとそれに付随する施設全体が完成したのは1993年だそうです。
ひとつはHegel ホール(1900席、バルコニー席が3階まである)、もうひとつはSchiller ホール(460席)です。
新しいきれいなホールでしたが、最近の日本の多目的ホールと同じような感じです。
平面の形は前者が七角形、後者が五角形です。しかし、なんでこんなに奇数角形のホールを造るのだろう。
 古い3つのホールと2つの新しいホールは地下道で結ばれています。というか、
新しいホールのエントランスが地下にあるといった方が正しいかな。

とりあえず、バームさんに感謝!

 残念ながら、私が滞在している間、コンサートがありませんでしたので、音は聴けませんでした。まあ、STUTTGARTには、もう一回行くつもりでおりますので、次回はコンサートスケジュールに合わせていくつもりです。
また、STUTTGARTには、GROSSE HAUS(グロセハウス)という劇場もあります。
話によれば、ほかの劇場と比べて音が良いそうです。
私はエントランスホールまでしか入れませんでしたが、これも次回一緒に音を聴くつもりです。
なぜ、音が良いかは、聴いてから説明します。まだ、実際、良いかどうか判りませんので。

1998年4月23日(木)に書く。


from copen19:Django Reinhardt






ジャンゴ ラインハルト
 
 ジャンゴ ラインハルト(Django Reinhardt)をご存じでしょうか。
彼は、1930から1950年代にかけて活躍したギターリストで現在においても、多くのミュージシャンに影響を与えています。彼はジプシーであり、彼が確立したジャズのスタイルをジプシースイングジャズといいます。
 彼の影響を受けたギターリストを上げますと、ロックカントリー系で古くは、チェックアトキンス、マールトラビス、レスポール、最近では、アルバートリー、イエスのスティーブハウ(彼は、子供の頃、ジャンゴの生のステージを見たことがあるそうです。)、ソフトマシーンのジョンエサリッジなどがいます。
 ジャズ系で古くは、ジムホール、バニーケッセル、ジョーパス、レスポール、そして、最近では、アルディメオラ、ジョンマクラフリン、ラリーコリエル、マーティンテーラー等が上げられ、ほとんど彼の影響は受けていないギターリストはいないのではないかと思われるくらいです。
 日本では、何といっても渡辺香津美がいます。彼は、音楽劇「ジャンゴ1953」を自ら構成、出演しているくらい惚れ込んでいます。彼は、昨年、のパリ郊外の村サモアで行われるジャンゴフェスティバルに出演しました。
 あと、紹介しておかなければならない人に、福島久雄がいます。彼は、1988年に東京ホットクラブバンドに参加して渡仏ツアー。そして、去年、ジプシースィングプロジェクトで「オリエンタル ドリーム」というアルバムを出しております。

 また、これだけでは良くわからない人には、今年亡くなったステファングラッペリは、このジャンゴと1930年代からずっとホットクラブバンドで一緒に演奏していたバイオリン奏者でした。最近、2度ほど来日してニュースステーションにも出演し、オーチャードホールで演奏いたしました。最後となった去年の公演は車椅子に乗って演奏していましたが、バイオリンの音は凄くしっかりしており、クリアで89歳の人が弾いているとは思えないほどでした。彼はピアニストとしても有名です。

 このジプシースィングは、日本ではいまひとつパッとしませんが、ヨーロッパでは、後継者が数多くおり、毎年、各地でジャンゴフェスティバルというものをやっております。
今年は特に、ステファングラッペリが亡くなったので、相当盛り上がるという話です。
一番盛大なものは、やはり、ジャンゴのお墓がある、先ほど上げたパリ郊外のサモア村(今年のサモアでのフェスティバルには’トリビュート ステファングラッペリ’と副題が付いています。)であり、フランスではあと3か所くらい、そして、オランダ、ドイツ、イギリス、ノルウェーなどで行われます(アメリカでも根強い人気があるようですが、フェスティバルをやっているかどうか知りません。ジャンゴは、アメリカに渡ってデュークエリントンとカーネギーホールで演奏しています。)
 特に、オランダはジプシーのキャンプがあり、盛んに行われているみたいです。
このオランダに現在、ジャンゴの後継者としては一番と言われているギターリスト、ストーシェロ・ローゼンバーグがいます。彼は、今ジプシーの中では最大のスターと言われているそうです。ローゼンバーグトリオのリードギターリストで、去年の3月にトリオで来日しました。日本でも何枚かCDは手に入ります。
 あと、やはり、フランスのストラスブルグというドイツとの国境に近いところにも、ジプシーの村があり、ここのお祭りはすごいという話です。

 観光客にとっては、嫌われているジプシーですが、音楽に関していえば、インドからヨーロッパ、中近東および来たアフリカ各地に移動して移り住み、その土地の音楽と結びつきながら、フラメンコやこのジプシースイングなど優れた音楽を生み出しているのです。

1998年4月27日(月)に書く。


from copen20:Django Reinhardt Memorial Concert in Augsburg










 

1998年4月27日(月)に書く。


from copen24:よくわからないストライキ



写真はコペンハーゲンにあるお肉屋さんです。
 実は、先週の月曜日からコペンハーゲンはストライキに入っています。このストライキがどういうシステムになっているかは知りませんが、先週の月曜日、夕方、大学を出て、スーパーマーケットで牛乳、人参や玉葱などを買い物するつもりが、いざスーパーに入ってみると、多少の冷凍食品とお菓子類がある程度で、ほとんど品物はカラの状態でした。いったいこれはどうしたことだろうと帰ってテレビのニュースを見ると、どうやらストライキがあったみたいで、みな朝早くから並んで、食料品を買い占めている映像が映し出されていました。しかし、ニュースの言葉がデンマーク語だったので、詳細は良くわからず、少し不安を感じていました。
 翌日、昼食のときに同僚に聞いたら、やはりストライキで、いつ終わるか解らないということでした。日本のだいたい翌日に解決する私鉄のストライキに慣れている私には、いつ解決するかわからないということが、どうもピンときません。どうやら、お金のことはほぼ解決したが、クリスマス休みのことで、労働者側と経営者側(?)との意見が食い違って日曜日からストライキに入ったそうです。ですから、月曜日の朝にみな食料品を買い占めて、スーパーのものはほとんどなくなったということらしいです。冷凍庫を持っているなら冷凍食品を買っておいた方が良いということと、野菜はNorreport駅のそばの野菜市場でスウェーデンから輸入しているもの(本当かどうか知りません)が買えるとアドバイスを受けました。このストライキは食料品関係だけでなく、交通機関や行楽地なども参加しているそうです。そういえば、ニュースでもよく空港や中央駅の映像が映っていました。そして、実際、オープンしたばかりのチボリ公園は、今、ストライキで開いてないそうです。
 しかし、私が毎日利用しているバスはちゃんと時間通りに来ますし、食料品も最近は何の問題もなくスーパーで買えます。昨日、乗った電車もちゃんと時間通りに動いてましたし、ロスキレ大聖堂およびバイキング船博物館もちゃんと開いていました。結局、私が影響を受けたのは、最初の月曜日の買い物のときだけです。ですから、私は週末にはすっかりストライキをやっているということをほとんど忘れかけていたのですが、昨日、博物館にいた日本人観光客がストライキをやっているので飛行機が飛ぶかどうか心配だというようなことを話していたのを聞いて、そうか、まだ、ストライキをやっているのかと実感した次第です。
 そして、今日昼食のときに、また、ストライキの話が出て、やはり、まだ続行中で、少なくとも後1週間半は続き、いつ終わるかわからないそうです。今回は12年ぶりの大きなストライキとも言っていました。それにしては、あまり緊迫感がないなぁ。
 まあ、私にはあまり影響がないので、どうでもよいですが、よくわからないストライキです。

1998年5月4日(月)に書く。