写真は北欧の卓上キャンドル入れです。 |
今日はお昼過ぎから雪が降り始めて4時頃までずっと降っていました。積もるほどではありませんでしたが、近くにあるベアルーセ博物館に出かけようと思っていたのを取り止めて家にいました。 どうも近場は、近いからいつでも行けると思っているためか、なかなか行けませんね。博物館以外にもシドニーのオペラハウスを設計したUtzenが設計した教会がベアルーセ駅から2つ目の駅にあるのですが、なかなか行けません。やはり、ちゃんと時間を決めて行かないとだめだな。 何だかんだ言っても私のデンマーク生活も残るところ3ヶ月半になってしまいましたからね。時の経つのは速いな?。ちなみに今は8時ごろ明るくなり、4時すぎに暗くなるというちょうど1日の3分の一が明るい時期ですね。 一昨日の金曜日の夜、久しぶりに市内へ行きましたが、ロイヤルコペンハーゲンとジョージジャンセンのお店、それにイルムデパートの前がクリスマスイルミネーションで美しく飾られて、ストロイエ通りの中心部アマトー広場の気分はすでにクリスマスでした。 そして11月20日からチボリ公園もクリスマスマーケットで、また開園します。12月23日まで開いているみたいですね。乗り物は動きませんが、園内はきれいなイルミネーションで飾られてお店がたくさん出るそうです。 デパートやスーパーマーケットでもクリスマスグッツがたくさん並び始めて結構繁盛しています。特に蝋燭というかキャンドルですね。いろいろな形があって見ているだけでも楽しめます。こちらの人は日頃からキャンドルを使っていますので、スーパーなどのお店でもよく見かけますが、今はスペースを普段の2倍から3倍割いて売っています。 あちらこちらの教会で夜はオルガンのコンサートをやっているし、本当にクリスマスが近づいてきたなと実感いたします。 まだ、11月中旬なのに... 1998年11月15日(日)に書く。 |
写真はロイヤルコペンハーゲンの1929年クリスマスプレートです。 |
コペンハーゲン郊外にあるグルントヴィ教会で今月の毎週水曜日の夜8時からパイプオルガンの演奏が行われました。私は11日は行けませんでしたが、残りの3回は聴きに行きました。前にもチラッと書きましたが、ここのパイプオルガンは北欧一と言われています。 この教会はデンマークの啓蒙家グルントヴィを記念して建てられたもので、1921年に工事が始まり、1940年に完成しております。建築家はモダンデザインの父と言われたPeder Vilhelm Jensen-Klintで、1930年に亡くなっており、その後、息子のKaare Klintさんが引き継いで完成させました。 なんといっても、この教会正面のタワーに圧倒されます。 第一印象は、バルセロナのサクラダ・ファミリアを最初に見たときの感じに似ています。 なんだ、この怪物みたいな建物は! という感じですね。このタワーだけは1927年に完成しています。 ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレートの1929年がこの教会です。 もし、どこかのデパートで飾ってあれば見てください。 タワー正面デザインはパイプオルガンを模したらしいですが、教会はデンマークの田舎にある伝統的な村の教会を大きくした感じです。内部空間はゴシック教会の影響を強く受けており、3つの廊から構成されています。天井も高くアーチ状です。 パイプオルガンを聴く場所としては、非常に良い空間ではないかと思います。特に、低周波音がこもらなくクリヤーに聴こえて、高周波音も柱や側壁に拡散されて美しく響きます。 コペンハーゲン郊外にありますので、市内にある教会ほど観光客は来ませんが、確か毎日見学可能で中に入れると思います。コペンハーゲンに来たときは是非訪れてください。中央駅バス16番に乗って20分位、また、DSB Emdrup駅から歩いて10分くらいです。運がよければ、パイプオルガンの音も聴けるかもしれません。たまに練習していますから。 周りの建物の雰囲気もこの教会に合わせてあり、なかなか良いですよ。 私は来月も行きます。20日からクリスマスコンサートがありますので。 1998年11月26日(木)に書く。 |
写真はグルントビィ教会の正面です。 |
今も外は、ちらりほらりと雪が降っています。外も、なんか薄暗く、何か気が抜けそうな天気です。 最近、零下の夜、出歩く(主にコンサート)ことに大分慣れてきました。 最初は寒いのでやめておこうと挫折していましたが、今はコンサートの魅力の方がまさっています。このまま、このパワーが2月まで持てばいいんだけど。 昨晩、グルントビィ教会へ行ったことは前回に書きましたが、時間を間違えて1時間早く行ってしまい、雪の中、ドアの前に立って係りの方が入り口のドアを開けてくれるまで、暫く待っていました。中では、オルガンの練習をしていましたが、7時ちょうどにドアを開けに係りの人が到着して、中に入れてもらい、暫く暗闇の教会の中でオルガンの練習を聴いていました。10分ぐらいしたら、明かりがついて聖壇の蝋燭が灯り、練習も終わり、しばらく、ぼっと椅子に座っていたのですが、時々、 カラン?、カラン? という小さなハンドベルを鳴らしているようなものが聴こえて来て、最初は教会の何かの合図の音かなと思っていました。暫くすると、今度は別の方角から聴こえて来て、どうやら教会の周りを何かが回っており、外から音が聴こえてくることがわかりました。 真横に来たときに席を立ち、講堂内横の内ドアを開けて、外ドアの窓から外を覗いてみたら、なんとアイスクリーム屋さんが車で周りを回っており、移動すると、カラ?ン、カラ?ンと音を鳴らしていることがわかりました。教会の周りは住宅街なので、お客さんが家を出てくるのを待っているのでしょう。 日本の石焼き芋と同じですね。 こちらの人はアイスクリームをよく食べるんですよ。寒さなんか関係ありません。雪が降ろうがなんだろうが、彼らにとってアイスクリームはただの甘い物です。でも、この車で移動するアイスクリーム屋さんは初めてお目にかかりました。 なかなか風情がありますよ。これも北欧の音風景かな。 1998年11月26日(木)に書く。 |
写真は、コペンハーゲンのホットドック屋さんです。 |
昨日、今日と快晴で、昨晩は真ん丸ではありませんでしたが、(十三夜くらいかな)お月様の中にうさぎさんが見え、星も良く輝いていました。昨晩冷え込んだのか、今朝は外の木々が真っ白。雪ではありません。樹氷と言うのですかね。とてもきれいですよ。 さて、104でアイスクリーム屋さんの話をしましたが、コペンハーゲンの名物といいますと、ホットドック屋さんです。駅前や繁華街には必ず、移動ホットドック屋がいます。 値段は決して安くないです。だいたいホットドックでしたら、一個15から25krくらいです。マクドナルドのハンバーガーが安いときに10krくらいですからね。まあ、たまにちょっとなにか食べたいなと思ったときに利用しますけれど、最近はほとんど食べていません。 で、朝、ストロイエ通りに行くと、このホットドック屋さんがバリバリとエンジンを鳴らしながら、移動しているのを見ることができます。 これが結構うるさい。 特に、まだ、人通りが少ないビルの谷間に響きます。 これもコペンハーゲンの朝の音風景ですね。 1998年12月2日(水)に書く。 |
写真は、チボリ公園にあるスケート場の夜景です。 |
以前、先月末から12月23日まで、チボリ公園がオープンしてクリスマスマーケットが開かれると書きましたが、昨晩行ってきました。 明日で終わってしまいますので、一度は見ておこうと思い、昨日行ってきました。最終日の明日は午後4時で閉まってしまいます。今日は、まだ、夜8時までやっています。この時期4時ですと、だいたい暗いのですが、真っ暗ではありません。 昨日は、夕方5時の時点で気温はマイナス2℃でした。にもかかわらず、チボリ公園の入り口は人の行列でした。もちろん、園内も人でいっぱい。 基本的に、チボリ公園内の中にクリスマスグッズの店と食べ物の店がたくさん並んでいるだけなんですが。乗り物はメリーゴーランドとかジェットコースターなどが一部動いております。あと、夏のボート乗り場になっていた場所がスケート場に変わっていました。 まあ、何といっても、イルミネーションがきれいだということでしょう。大人にとっては、クリスマスのクッキーやケーキを食べながら園内の夜景を楽しむことにつきます。 公園内の音は、静かですよ。構内放送とかありませんからね。BGMも外では流しておりません。ですから、池の周りなどにいれば、園内の音よりも公園の周りから聞こえてくる道路騒音の方が良く聞こえます。でも、時間になれば、となりにある市庁舎の時計台の鐘の音も聴くことができます。 もちろん、建物のそばに行けば構内で流れている音が漏れて聞こえたり、ジェットコースターの音やメリーゴーランドが回るときのBGMは聴こえますが。私がいたときは、野外演奏もありませんでした。ですから、音は人のざわめきが中心でした。 この後、市庁舎前の広場に飾られているクリスマスツリーを見て、赤い大きなハートが道に飾られているストロイエ通りを歩きました。この時期は、この通りにある主な店は22時までやっています。24日から26日までデンマークは全国的にクリスマスホリデーになり、全ての店は閉まってしまいます。 よそ者にとっては23日までが華やかなクリスマス気分を味わえる時期で、24日以降は何もありません。こちらの人はクリスマスを家族で祝うので、24日から26日はきっと町は静かでしょう。寂しいクリスマスホリデーになりそうです。そろそろ休日を利用して帰り支度の荷造りでもしようかな。 でも、ホワイトクリスマスがいいな。 1998年12月22日(火)に書く。 |
1998年12月23日書く。 |
写真はクリスマス時期のストロイエ通りの夜景です。 |
115で、「良い新年をお迎えください」と書いてしまいましたが、from
copenはまだ続けます。 さて、チボリの音風景は114でちょっとふれましたが、クリスマス時期(23日以前)のストロイエ通りの音風景をレポートします。以前にお話しましたように、ストロイエ通りは歩行者専用道路ですので、自動車等の交通騒音は基本的にありません。主な音は、通りを通行する人々のざわめきです。 あとは、何箇所かで行われているストリートミュージシャンの演奏。ジャズ、ブルース、フォルクローレ、クリスマスソングを歌っている学生など、さまざまです。 スピーカから流れるクリスマスソングのBGMはもちろんありません。いくつかの店内で流れるクリスマスソングのBGMが漏れて聞こえている場合はありますが、ほとんど気になりません。 たまに、この通りに観光用だと思いますが、小さな電車みたいな乗り物が通ります。よく、遊園地などの園内を回っている5連結くらいの小さな屋根つきのオープンカーです。 これは、コペンハーゲンでは夏に良く観光スポットを巡回しており、もちろんチボリ公園内でも夏は園内を運行しております。クリスマスマーケット時期は、チボリ内の道はほとんどお店で埋まっていますので、この乗り物は通行していません。 で、この乗り物が、ストロイエ通りを通行するときには、チーンチーンと鐘を鳴らしながら通りますので、あ、車が来たなとわかるわけです。この音はなかなかいいですよ。 ロイヤルコペンハーゲンやジョージジャンセンなどの店があるストロイエ通りの中心から旧市街を通ってナラポート駅まで行く通りも歩行者専用道路ですが、この道を夕方通りますと、ラウンドタワーの横の広場でいつも開けている露天の八百屋さんのおばさんの掛け声が聞けます。 これは、クリスマスの時期だけではありませんが、夕方になると、安売りを始めますので、まあ「安いよ?、やすいよ?。」と言っているのでしょう。 これが、旧市街の古いレンガ造りの建物の谷間にコダマしてなかなか良い雰囲気です。だいたいこれプラス、ラウンドタワーの前で行われているストリートミュージシャンの演奏付です。 この八百屋さんの掛け声は、イスラエル広場の露天市場でも夕方4時ごろから聞くことができます。ここでは、1軒だけではないので、何軒かの掛け合いになります。 だんだんとストロイエ通りの音風景から話題が離れてしまいましたが、クリスマス時期のこの旧市街近辺で、昔からの衣装を着た夜回りが現れるらしいのです。まだ、お目にかかっていません。コペンハーゲンの町は何回も大火災にあっていますから、古くから夜回りが町を回る習慣があるのでしょう。まあ、今はクリスマス時期の観光用かもしれませんが。なんと言って廻っているのでしょうかね? 「火の用心」と叫んでいるのでしょうか。 一回、お会いしたいですねぇ?。 25日の夜に市内へ行く予定があるので、そのとき旧市街を回って見ようかな。 1998年12月23日(水)に書く。 |