こちらの航空会社のサービスをいくつか挙げてみますと、まず、週末割引料金があります。これは、木曜日から火曜日までの間の往復チケットを購入しますと、平日料金より、だいたい1万円くらい安くなります。これは、ホテル(デンマークに限らず、おそらくヨーロッパ内)も同じで、週末割引料金というものがだいたいあります。平日より安いのです。
また、今年はサマーシーズンの間(5月から8月)1モアフライトという形で、日本からコペンハーゲンの往復料金で、コペンハーゲンともう一箇所ヨーロッパ圏の都市の往復チケットが付いてくるサービスがありました。ただし、これはコペンハーゲンに着いた日あるいは、日本に戻る日の24時間以内にもう一箇所の都市に行かなければなりません。
実を申しますと、私の家族がコペンハーゲンに来たときにこのサービスを利用してハンガリーのブタペストへ行ったのです。7月15日にコペンハーゲンに着いて、翌日の16日にブタペストへ飛んだのです。ですから、コペンハーゲンとブタペスト間は、わたしだけが有料で、うちの奥さんと子供達はタダでした。でも7月16日が木曜日だったので、私のチケットも週末割引サービスが利用できましたけど。
ヨーロッパに住んでいる人は、2ストップトリップという名前だったと思いますが、ヨーロッパ圏内2箇所以上の都市へ旅行する場合、コペンハーゲンとヨーロッパの都市1箇所往復チケット料金プラス1万円というサービスがやはりサマーシーズンの間にありました。ようするに、1回にパリ、フランクフルトおよびロンドンをまわって旅行したければ、コペンハーゲンとパリ往復料金プラス2万円で出来たのです。残念ながら、私は利用しませんでしたが。
このように、こちらのサービスの考え方は、週末あるいは夏休みシーズンに、なるべく飛行機を利用してもらおうと、料金を安くしたり、いろいろなサービスを付けます。ここが日本と大きな違いで、日本は飛行機に限らず、ホテルでもどちらかといえば、週末利用料金は平日より高いですし、夏休みシーズンや休日の航空料金は、ここぞとばかり高くなりますよね。
どちらが航空会社にとって得なのかわかりませんが、利用客(休日に旅行する庶民)にとっては、こちらの考えの方がいいですよね。
このような考え方の違いが、環境やエネルギーに対する考え方の違いにもあるような気がするのですが….。まだ、はっきりとつかめていません。
1998年10月13日(火)に書く。