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武士俑頭部像。 |
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銅車馬は1980年12月に始皇帝陵墓の西側20メートルにある陪葬坑から出土した。その当時、二台の車は前後して、西の方に向き、長さ7メートル、幅2.3メートル の大型の外棺の中に置かれていた。サイズは実物の二分の一である。車の構造及び馬の繋ぎ方は、実物と全く同じである。この銅車馬は正に皇室の乗り物を縮小したものである。 |
↑一号銅車馬(立車) ↓二号銅車馬(安車)
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銅車馬は二台とも二輪独轅で、前に四頭立ての銅馬がつけてあるが、
違う所もある。前の一号銅車馬は始皇帝が巡幸する際の車隊の先導車
である。輿は長方形で、幅126センチで、奥行70センチである。車の上に、
直径122センチの円形銅傘が立ててあり、銅傘の下に長い剣を付けた銅
の御者立俑がある二号銅車馬は全長3.17メートル、高さ1.06メートル、
重さ1241キログラムである。輿は二つの部分で構成され、前の部分は
御者のいる所で後ろの部分は主人が座るところである。