西安郊外

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華清池。

愛の日々を送った玄宗皇帝と楊貴妃の冬の宮殿。

 

周代からというから、かれこれ3000年の歴史を持つこの温泉地で、唐代に楊貴妃と玄宗皇帝のラブストーリーは展開された。楊貴妃は、もともと、玄宗の実子である寿王の妻であったが、やがて、玄宗の目にとまり、彼の

寵愛を受けるようになった。自分の妻を父にうばわれた寿王。親子ほど年の離れた楊貴妃との愛におぼれ、自ら没落していった玄宗。玄宗の指示により、唐の没落する中、自害してはてた美女楊貴妃。中国史に残るラブロマンスである。

 

 

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華清池には、いくつかの寺院の他に、楊貴妃が使用したころの浴池の跡、西安事件の際、蒋介石が捕まった捕蒋亭などが残されている。

 

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現在の建物は清朝末期に西太后が築いたもの。

 

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