麗江
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園内を案内してくれたガイドさん。 トンパ教はナシ族の原始宗教をもとに、チベット仏教や漢族の宗教を取り入れている。教主はティンパラジュと呼ばれる。経典に使われるトンパ文字は、現在も使われている世界で唯一の象形文字。文字の数は千四百以上あるといわれている。 |
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トンパとは知者を意味しており、シャーマンや村の長老などをそう呼んでいる。トンパオトと呼ばれる経典を使って、儀式を行う祭司でもある。トンパ教には寺はなく、出家の制度もない。特に身分の区別もない。普段は畑仕事や牧畜をしており、祭りや冠婚葬祭の時などに、儀式を行うのである。 |
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神路図は天国、人間世界、地獄、霊魂の不滅、輪廻などが表現されている。その絵がとても面白い。鬼や人間たちの姿は愛嬌があって、ユーモラスなものが多い。宗教画とはいえ、天真爛漫なおおらかさが感じられた。 |