韓国、ソウル

その後、祀る位牌が増えるや、1421年には、宋廟の正殿の西側に別廟の永寧殿を建立し、そこにも位牌を奉安しはじめた。 今日、正殿には西側第一室に 太祖をはじめ高徳のある歴代国王と王妃の位牌49位を19室に祀っており、永寧殿には太祖の4代祖、正殿より移安された王と王妃、および追尊王とその王妃の位牌34位を16室に祀っている。

正殿。 上の写真は正殿の右側方向、これは全体写真である。 正殿と永寧殿は、建築的に明確に分節された囲い、月台、基壇、柱、屋根など建物を構成する部分で祭礼用建築物が兼ね備えるべき機能と空間を完璧に取り揃えており、その象徴性を高めている。横に地の果てまで続くかのような廟庭月台は安定を、建物の前面には無限に反復されるかのように

立ち並ぶ列柱は絶える事の無い王位の永続を、水平に空の果てまで広がるかのような屋根は無限を象徴している。 神位奉安図。 祀られている歴代の王、王妃の名が示してある。

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