韓国、ソウル

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秘苑は大きく分けて芙蓉池を中心とする空間と、愛蓮亭と演慶堂を中心とする空間、そして半島池と玉流川の地域からなっている。この秘苑は韓国の伝統的な造苑で地形に合わせて楼閣を建てたり、花と木を植えたり、また、池を掘ったりして、その美しい調和の美をかもしだしている場所である。

 

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楽善斉。

楽善斉は1847年後宮の処所として建てられたが、19894月まで徳恵翁主と李方子女史が生活したところである。

西側から楽善斉、錫福軒、壽康斉が配置され、前面と側面に回廊がわたされ一郭をなしており総じて楽善斉と呼ばれている。


               宋廟正殿↓

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宋廟。

宋廟は、儒学を統治思想として建国した朝鮮王朝が歴代国王と王妃、そして追尊された王と王妃の位牌を祈り、祭祀を執り行った場である。

太祖は、漢陽に遷都した年の1394年に宮廷の位置を決めた後、都城の左の東側に宋廟、右の西側に社稜壇を配し、その年の12月に宋廟の造営に取りかかり、翌年の9月に竣工を見た。

 

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