韓国、ソウル

景福宮。

景福宮は太祖李成桂が1392年朝鮮を建国し、1395年に創建した朝鮮の正宮である。

1592年文禄・慶長の役の兵火でほとんどの建物が焼失され、その後273年間再建

されなかった。1868年に復元され、その年の7月に昌徳宮からここに王宮を移した。

しかし、1895年明成皇后が乾清宮で殺され、高宗が慶運宮へ移したので、景福宮は

正宮の機能を失ってしまった。

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1910年日本帝国により国権を奪われた後、景福宮の200余の殿閣が破壊されてしまった。1945年大韓民国の政府樹立後しばらくは復元できなかったが、1990年代から復元作業が始まり現在も続けられている。

 

交泰殿。

王后の寝殿で中央にデジョンがあり、左右にはオンドル部屋がある。

 

 

 

 

 

 

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泰元殿。

現在復元中。

 

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慶会楼。

重要な宴会や外国からの使節を接待する際に使われたところである。創建当時も楼閣はあったが、四角い池を掘って、より大きく建て直したのは1412年のことである。

 

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