普済禅寺
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何故か? “開かずの正面入口” 流れている音楽は中国仏教音楽 “観音霊感歌”です。 |
普済禅寺は当初、朝から午後5時まで正面入口は開いていた。午後5時を過ぎると正面
入口は閉じて側面入口から参拝者を入れていた。
当時の皇帝”乾隆帝”はお忍びで普済禅寺にお参りに来たが、午後5時を過ぎていた。
正面入口から入りたいと小僧に言ったが、5時を過ぎているからと正面から入れず側面入口
から入れた。でも普通の参拝者とは様子が違うので小僧は寺の住職にこのことを伝えた。
小僧から聞いた住職は一目見て皇帝であることが分かり、皇帝に今回の小僧のとった態度に
ついて平身低頭してお詫びをした。そしてその後は、正面入口は皇帝専用になったのである。
現在まで正面から入った人は、乾隆帝と江沢民国家主席(国のトップであるから)と
胡錦濤国家副主席と李鵬首相の4人である。ただし、胡錦濤と李鵬は国のトップではないので
正面から入れないが、本人の立場とメンツを考えて寺の方で正面を半分だけ開いて入れた。
ちなみに胡錦濤は現在国家主席(国のトップ)なので正面から入られる。李鵬は引退したが
もともと周恩来の養子であるので待遇は別格である。