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毎月更新を心掛けている「今月のワンショット」のバックナンバーを一覧して季節の移り変わりとしてご紹介します。
 103 2012年
4月
≪今年は咲いた≫
4年前、近くの道路で花が咲かなくなったので捨てられようとしていたシンビジュームの鉢を貰って来た。肥料を遣ったり見よう見まねで3年間も辛抱していたら、今年は蕾を付け咲いてくれた。我が家でもず〜っと咲かずに庭でゴロゴロしているので矢張り駄目かと思って見切りを付けようとしていたところだった。シンビジューム自身も捨てられてしまうのを恐れたのかもしれない。よそのお宅のものからすると少し貧弱かもしれないが、これまでの経緯からすれば物凄くうれしく、綺麗に見える。来年はもう少し花数を増やそう。
 102 2012年
2月
≪やっぱりパンジー≫
この時期は庭に何も花が咲いていない。昨年末花屋で買ってきて植えつけたパンジーだけが目を和ましてくれている。パンジーは寒さにも負けず綺麗に咲いてくれるので好きだ。今年は1月末の雪で植物はぺちゃんこになったままだ。もう少し経つと球根類が芽を出し春が来たことを知らせてくれるが、まだ今は春に向ってジッと様子を窺っているようだ。植物は強い。早くコートを一枚づつ脱ぎたいものだ。
 101 2012年
1月
≪赤く輝く 2012≫
花も無く彩りが無い冬の庭を見回すと色づいた千両と万両の実だけが目を和ましてくれる。寒い北風の中で艶やかな朱色の千両が周りの空気を暖かくしてくれている。暗い話題が多かった昨年だったが、今年はこの明るさのように明るい一年になってくれそうな予感がする。
年齢と精神は未だ若い筈なんだけれど、身体は歳を重ね確実にガタが来始めている。今年は体力回復に努力しようと思っている。  できるかな 〜・・・!
 100 2011年
12月
≪寒さに負けず≫
12月に入り寒くなってきた。菜園と化した我が家の花壇は寒々しい様子。辺りを見回しても花がない。一画だけ僅かに彩りがあった。ランタナが咲いてくれている。まだ蕾もしっかりとあり、もう少し楽しませてくれそうだ。明るいピンク色がホッとさせてくれた。でも、年が明けると寒さが一段と厳しくなるのでもう暫く。葉は全て落ち枯木のようになってしまう。日本国中大変な一年だった。一年経つのが早い。来年に期待してしまう。
 099 2011年
11月
≪菊薫る≫
今年も咲いてくれた。植え替えもせず毎年同じ鉢で咲いてくれる。手入れを充分にしてあげていないので花もだんだん小振りとなってきた。しかし纏まって咲いてくれ本当に綺麗。花が咲くとどうしても皆に見てもらいたくなり通りに面した玄関前においてしまう。今年は家の周りに花がほとんど無いので、こうして咲いてくれると嬉しくなってしまう。花が散ったら翌年のために肥料を充分あげようと毎年思うが、いつも思うだけとなてしまう。反省!!
 098 2011年
10月
≪地味だが可愛いヤツ≫
我が家の庭の花壇はいつの間にか菜園となってしまい、秋だというのに華やかさが無くなってしまった。見廻したら毎年こぼれ種子から生えてくる野生化したセンナリホウズキが夏の暑さを乗り切り可愛い実を付けていた。雑草なのだろうが今では毎日変化を観察できる貴重な植物となっている。花は小粒で白いが株全体が緑色一色に見える。
 097 2011年
9月
≪我が家の新入り≫
九月に入っても残暑が厳しい。毎年、ひと夏で150〜200本は収穫できたゴーヤが今年は立ち枯れて壊滅状態。お陰で八百屋で買って食べている始末。今年は別な楽しみがあった。新入りの琉球アサガオが咲き続けてくれている。色は紫で派手さはないがいつまでも咲いてくれる。宿根草だそうでこれから毎年楽しめるかナ。種が出来ないので取り木で増やすのだそうだ。椎の枯れ木に巻きついて枯枝の寂しさを覆ってくれている。地上ではヒガンバナが咲き出した。
 096 2011年
8月
≪真夏の炎天下≫
毎年こんなに暑かったのだろうか。庭の植物もゲンナリして立ち枯れてきている。水をやっても直ぐに蒸発して植物が飲むことが出来ないようだ。冬の霜除けに使っていたシートを引っ張り出して覆ったがあまり効果がない。農家の方々は生活がかかっているのでどうしているのだろう。植物ばかりでなく人間もバテバテ。つい冷たいビールを飲んでしまい身体がだるくなって悪循環に陥ってしまう。明日はきっと雨が降って涼しくなるだろうと淡い願望ばかり。
 095 2011年
7月
≪真っ赤な太陽≫
五月の連休に植えたトマトの苗が七月に入り幾つも実を付けている。地上に近い下のほうから赤くなりだしてきた。自然が作り出す色合いはすばらしい。このくらいになるともう食べごろ。葉に触るとプーンと独特の芳香を出し、家庭菜園の楽しみを倍増してくれる。農薬散布をしていないこともあり、庭に出た時には一つ摘んでそのまま口に入れると緑の香りが口いっぱいに広がり幸せな気分にしてくれる。150円前後の苗代投資で見返りは大きい。
 094 2011年
6月
≪輝く宝石≫
ユスラウメの苗が我が家に来てから大分経つ。今年初めて実を付けた。雨空を吹っ飛ばすような鮮やかな輝き。子供のころに鬼ごっこしながら摘んで食べたニワウメがこれかとずぅ〜と思っていたが、これでは無かったようだ。でも、摘んで食べてみると懐かしい味だった。花も綺麗で手入れも春と秋に化成肥料をやるだけ。最近は庭の花壇は花より団子の様相で野菜ばかりになってしまった。今では花壇ではなく、すっかり野菜園に変わってしまった。
 093 2011年
5月
≪ジャガイモ≫
今年も懲りもせず半割にしたジャガイモを2個植えた。毎年植える時は鈴なりに実ったジャガイモの収穫を夢見るが、狭く日当たりも風通しも悪い庭のせいか、陽光を求めて背が高く葉ばかりが茂る。それでも、花は綺麗で嬉しくなる。少ない日照の中で輝いて咲いている。「皐月」良い季節だ。縁側に腰掛けて花を楽しんでいると眠くなってくる。とうとう、それなりの年齢になったのかと感無量、未だ老け込むには若すぎると気を引き締めている今日この頃。
 092 2011年
4月
≪誠実な愛≫
勿忘草の花言葉は「誠実な愛」だそうだ。我が家の庭でも毎年この花が春を彩ってくれる。宿根草なのか零れ種からか3月に芽を出し4月に咲く。小さく清楚な花だが庭を明るくしてくれる。薄蒼で派手さは無いが、この花が咲きだすと他の花も刺激されたように蕾を開く。寒い冬からやっと春が来たことを実感させてくれる。3月にプランターに蒔いた小松菜や二十日大根もそろそろ収穫できそうだ。
 091 2011年
3月
≪春一番≫
今年は正月過ぎから気温の上下が激しく体調を崩した人が多くいた。私もその一人。厚着で汗が出るほどの日があるかと思えば雪が降って寒さに震え上がったり。それでも3月弥生。我が家の庭にも春到来。シュンランが春を告げてくれた。猫額庭の花壇は未だ何も手を入れていない。そろそろ花や野菜の種まきをしなければと気ばかり焦っている。もう直ぐサクラも咲き出してしまう。
 089 2011年
1月
≪難転じて福となす≫
今年はどこの家の南天も実の付きかたが良いようだ。我が家でも実がたわわに生り鮮やかな赤色を楽しませてくれている。朱色に輝き赤い真珠のようだ。南天は防腐作用もあるそうで料理に添えられている。特に赤飯には必ず添えられている。我が家にも雑菌が付かないことを祈っている。肥料もやらず願い事ばかりでは臍を曲げられそうだ。深緑の葉と実の赤のコントラストが美しい。今年も良い年になりそうだ。
 088 2010年
12月
≪寒さに負けずに≫
9月に摘花し切り詰めた菊の二番花が咲き出した。9月の時よりも花も葉も色が濃いようだ。寒さに耐えてやっと咲かせたので凝縮しているのだろう。菊は開花期間が長いので私のようなずぼらな者にとっては有難い。この時期は庭に彩りが無いのでポツポツとでも咲いてくれるとウレシクなる。来年に向けてご褒美に肥料をタップリ上げてこの冬を乗り切ってもらおうと思っている。
 087 2010年
11月
≪こんな片隅で≫
ブロック塀脇の僅かな地面に八百屋で買ったサトイモを3個植えておいた。地表に顔を出し雨水に打たれながら夏の暑さにも枯れずにいた。耕された畑でも無く硬い土だったが11月になり、掘り上げてみたら小芋・孫芋が出て来た。早速茹で芋・煮物に使ってみた。味は普通だったが鮮度抜群で感激しながらいただく。自然は逞しく恵みを与えてくれている。来年も植えたいがこれは場所をとるのでどうなることやら・・・。
 086 2010年
10月
≪まだまだ元気≫
10月だというのにオクラが今が盛りとばかりに花を咲かせ実らせている。今年は収穫期間が長い。株元は茎が2〜3cm以上ある。10株程植えたので毎朝、実を5本は収穫できて食卓にあがっている。花もキレイで楽しませてくれ実用的な植物だ。9月後半から気温が下がったが、まだまだ元気だ。一方で今年は葉物の出来が悪い。太陽が低くなり日照不足か肥料が足りないのか。今月末にはこの場所にエンドウの種まきしなければならないので、このオクラも抜かなければならない。狭い庭は大忙しだ。
 085 2010年
9月
≪虫達は大忙し≫
猛暑日続きで庭には花が無かったが、秋の到来とともに何とか庭に彩りが出てきた。虫達は花が少なかった夏の遅れを取り戻すが如く慌しく花から花へ飛び回っている。キバナコスモスで仕事をしているミツバチを観ていると残暑に照らされている花が目に眩しい。涼しい秋風が吹いてくれればユックリ見ていられるのだが。
 084 2010年
8月
≪今年は少し変だゾ≫
例年通り5月の連休に植え付けたゴーヤ。7月後半から収穫できるようになったが、今年は少し様子が違う。まだ実が成長している最中なのに黄色くなってしまう。いつもなら9月に入ってからの状態が8月初め。この猛暑が影響していると思わざるをえない。ゴーヤは近所の方にも差し上げて喜ばれているが、今年はどのくらい上げられるか不安、予約も入っているのに・・・。 あの苦さが夏バテ予防に効くといわれるが、最近のゴーヤは苦味が少なくなっている気がする。こちらの口が変化したのかナ。
 083 2010年
7月
≪藪蚊の集会所?≫
1本の地下茎を植えてから毎年その勢力を伸ばし、今では拡散するのを防ぐことに苦労している。所定場所以外に伸びて困る。それでも8月後半から9月にかけてミョウガを実らせ食卓に貢献してくれている。茂みとなるのでミョウガ取りでは蚊に刺されて困る。水溜りは無いのに蚊達の集会所になっているようだ。どんな話をし合っているのだろう。誰の血が一番美味しいかなど情報交換しているのかナ。
 082 2010年
6月
≪ムードメーカー≫
5年前、佐渡旅行の路傍で買ってきたユリが今年も咲いた。曇天が多いこの時期に庭と共に、こちらの気分も明るくしてくれている。球根の堀上もしてやらずプランターに植えたままだが良く咲いてくれている。でも、さすがに花が小さくなってきているので、今年あたりは掘り上げて土も新しくしてあげねばと考えてはいるが忘れずに出来るか心配。肥料もタップリ与え、これまでの感謝とこれからも咲き続けてもらおうと思っている。
 081 2010年
5月
≪可憐な花≫
園芸店の店先は色とりどりの花鉢が並んできた。庭の狭さを忘れ、つい衝動買いして持ち帰ってから悩むことになる。そんな華やかな購入花でなく半日陰でヒッソリ咲いているものにユキノシタがある。何の手入れもしてあげてないのに、いつの間にか花を咲かせている。日中は他に気をとられているが、夕方薄暗くなってくると白い可憐な花が一際目につく。よく見るとまるで妖精が群れをなして踊っているようだ。大切にしなければと思いつつ花の時期が終わると節操無く蔓を伸ばしてはびこるので、ついつい邪険にしてしまっている。
 080 2010年
4月
≪庭に彩りが≫
4月に入り、やっと我家の庭にも彩りが出てきた。子供の頃は近くでも休耕期間の田畑でレンゲが一面に咲いていたが、最近ではレンゲどころか田畑が無くなってしまった。郷愁にかられて今では花屋で種を買ってきてプランターに蒔いて咲かせている。畑一面に咲くレンゲも良いがプランターで咲かせ、ジックリ観るとこれまでの感覚と違ったキレイさが分かる。でもレンゲは行儀が悪く、プランターの外へ外へと蔓を延ばし一角に収まるようにする手入れが大変だ。流石、野生。
 079 2010年
3月
≪春の定番≫
春の訪れとともに花屋さんの店先は色とりどりの花で溢れてくる。どの花屋さんにも必ずパンジーとビオラは置かれていて、つい買ってしまう。4月5月と本格的シーズンに向けて培養土や肥料を買い揃え、植木鉢も古くなった土を空けてキレイにしなければならない。寒い冬の間はどうしてもパソコンの前に居る時間が長くなってしまったが、これからは猫額庭をいかに有効に使うか植木鉢をあっちに持って行ったりこっちに持って来たり思案することになる。まぁこれが趣味の園芸としては楽しみなのだが。それにしてもジックリ観察するとパンジーの花は綺麗だ。
 078 2010年
2月
≪早春の香り≫
この時期、街ちを歩いていると沈丁花・梅など春を感じる香りが風に乗って鼻をくすぐる。あちこちの梅園でも梅まつりが開催されている。まだ風は冷たいが赤い毛氈に座り暖かい甘酒を飲んでいると寒さも忘れる。白梅も清楚で美しいが、紅梅はその色から暖かみを感じさせてくれる。ウメにウグイスといわれるが、最近はウグイスよりも殆んどがメジロ。花から花へ渡り歩き花びらを落としている。梅の花にも蜜があるらしい。梅が終われば次は桜。春の暖かさもすぐそこに来ている。何故か気分もウキウキしてくる。
 077 2010年
1月
≪恒例のシクラメン≫
オバマ大統領は「チェンジ」と叫び、鳩山首相は「変革」と言っている。我家の玄関前は昨年の景観とほぼ同じ。変化があった方が良いのだろうが、どうしたら良いか思い付かない。これはこれで気に入っているので花苗をまた買って来た。丈夫で長持ちすることも気に入っている。花びらの鮮やかさ艶やかさは大好きだ。花色のグラデーションが何ともいえない。この花を見て家に入るときはホンワカした気分で「タダイマ〜」が言える。今年1年もそうでありたい。
 076 2009年
12月
≪サイレントナイト≫
年末、言葉を聞くだけで何か慌しい気持ちにさせられる。日が暮れるとともに一気に寒さが押し寄せてくる。思わず上着の襟を立て手をポケットに入れて歩くことになる。でも12月、あちこちの家ではクリスマスのイルミネーションがチカチカと輝き始める。私などはクリスチャンではないが何故かウキウキとして気持ちが高揚し、思わず夜空の星を眺めたりしている。宗教に関係なく良い気持ちだ。明日も晴れて楽しい一日になりそうだ。
 075 2009年
11月
≪秋蒔きの芽吹き≫
10月末に蒔いたエンドウが一斉に芽を出している。これから寒い冬に向かう庭では貴重な緑だ。エンドウは成長が早いので毎朝庭に出て’今日は何処まで伸びたかな’と見回るのが楽しみだ。根元を注意して見ないとヨトウムシにかじられ一晩で倒されてしまう。今年は紅花と白花を交互に蒔いたので、来春3月からの開花が楽しみだ。勿論、春を感じさせてくれるあの食感も。
 074 2009年
10月
≪キク薫る≫
夏野菜が終わりあれだけ茂ったゴーヤの蔓も無くなり猫額庭も少し広く感じられる。花より団子で、野菜類が主体となった花壇には花が殆んど咲いていない。そんな中で小菊が可愛い花を次々と咲かせている。以前は大輪菊にも挑戦したが手入れが大変で、いつの間にか小菊ばかりとなった。大輪の華やかさは無いが、腰をかがめジックリ見ると本当に綺麗。アブラムシに気をつけるだけで元気に咲いてくれる。何より嬉しいのは花期が長いこと。寒さが厳しくなるまで楽しませてくれる。
 073 2009年
9月
≪秋の陽射しを浴びて≫
植物は何処にカレンダーを抱えているのだろう。季節の移ろいを忘れることが無い。我家の庭でもヒガンバナが咲いて、アァ〜もう九月でお彼岸なんだと教えてくれる。私はあの朱色の花びらよりもオシベメシベの反り返った曲線美にいつも見惚れる。この花とともに山里では収穫の季節を向かえ食欲も増す。メタボに気をつけて秋を楽しみたいものです。
 072 2009年
8月
≪白ゴーヤ≫
今年初めて白ゴーヤの苗を2株買って5月に植えた。これまでその存在は知っていたが苗が手に入らなかった。緑のゴーヤは次々に実を付けているのに白ゴーヤは蔓ばかり延びていた。先日気がついたら実がぶら下がっていて感激。我家にも白ゴーヤが出来た。もったいないので未だ食べていない。そろそろ食べないと赤くなってパンクしてしまう。食後の感想は談話室にでも載せよう。
 071 2009年
7月
≪ニイニイ蝉≫
梅雨明け頃となると庭の椎の木で鳴き始め、さぁ夏が本番だょ〜と知らせてくれる。子供の頃からセミ取りの最初はこのセミだった。最近めっきり少なくなった気がする。身体が保護色のせいか、声はすれども姿を見せずで探すのに苦労したものだ。アブラゼミに比べれば身体も小さく、鳴きかたもおとなしいので好きなヤツだ。この後はアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシと続き秋まで賑やかになる。
 070 2009年
6月
≪夏近し≫
我が猫額庭でも緑が濃くなってきた。その濃緑色を背景に咲く花々も色鮮やかに見える。雨がよく降るので雑草が一斉に伸びはじめた。草取りをしている傍にムギワラトンボが遊びに来るようになった。草取りの手を止めて見ていると、彼らは空中を一回りしては、またもとの同じ支柱にとまり目をクルクルさせて一休みしている。これからが我等の季節と言っているようだ。庭いじりが楽しい季節の反面藪蚊に悩まされている。その度に蚊連草を揺らして匂いを撒き散らしている。
 069 2009年
5月
≪蚊連草≫
気温の上昇とともに庭の雑草が茂り始める。同時にそろそろ蚊が出始める。その藪蚊対策になるかなと5年前に園芸店で見かけた蚊連草のポット苗を買った。丈夫な植物でやたらと育つ。切戻してもどんどん大きくなる。ラベルに書いてあった人間に蚊が集らないようになるというのは未だ実感が無い。却って繁みができて蚊の温床になってしまうような気がする。でも毎年五月になると小振りだが可愛い花を見せてくれる。
 068 2009年
4月
≪春は この花≫
我家の春は矢張りこの花で実感する。エンドウ。3月から咲き始め5月の収穫まで次から次へ咲き続け収穫ともなれば食卓で楽しませてくれる。キヌサヤ、スナップ、ツタンと3種類育てるが花の綺麗さではツタン、食べて美味しいのはスナップだ。緑の葉や茎をバックにした赤紫とピンクが一層引き立つ。春一番など突風にも耐えて支柱にしがみついている。野菜を育てて収穫目的より花を観賞するのが目的となっている。
 067 2009年
3月
≪陽射しが燦々≫
猫額庭が忙しくなってきた。冬の間は隣家の陰で全く陽が当らずに凍っていた庭にやっと数時間陽が差すようになってきた。シュンランも蕾を開いて花を咲かせてくれている。ここ数年は花より団子とばかり花物の姿が少なくなり、野菜物が中心となってきた。コマツナもマルチングシートの穴から一斉に芽を出し、そろそろ間引き作業をしなければ。シロウトの種蒔きはどうしても多めに蒔いてしまう。
 066 2009年
2月
≪春はそこまで≫
2月の庭は殺風景だ。溜り水には氷が張り、地面では霜柱が陽の光に輝いている。花が少ないこの季節で貴重な花がクリスマスローズ。鮮やかさは無く地味だが貴重な花だ。手入れもしてあげていないのに健気に毎年咲いてくれる。暦の上では立春となり、陽射しは暖かさが出てきたが北風が吹くと家に飛び込みたくなってしまう。花壇の土作りはもう少し先になりそう。
 065 2009年
1月
≪寄せ植え≫
今年も新年を迎え懲りもせず昨年と同じような寄せ植えを玄関前に置いてしまった。ガーデンシクラメンは花屋で買って来たが、他は庭でひっそりと生えているものを寄せ集めたので纏まりはない。でもこれを作っているといよいよ新年なのだと実感できる。今年こそこの寄せ植えのように色鮮やかな一年になって欲しいと願っている。
 064 2008年
12月
≪自然の恵み≫
庭の柿の木が小粒の実をたわわに付け、枝をおじぎさせている。11月から少しずつ赤味が出て後半には甘味を増し、12月に入ったら完熟に近い。鳥達は良く知っている。カラス、スズメ、メジロ、それに野生化したインコが来る。カラスが来ると実をまるまる一個銜えて何処かへ持っていく。スズメやメジロは枝にとまって種子を避けながら夢中になって啄ばんでいる。結構微笑ましい光景だ。これも自然からの恵みと思って大目に見てやっている。来年は少し摘果して大粒にしてやろう。
 063 2008年
11月
≪初冬の色物≫
11月に入りスズランの実が一段と赤味を増してきた。プタンターで20株ほど植えている、春には白い可憐な花を咲かせてくれる。秋も深まってきて実が赤くなってアッ今年も実を付けてくれていたと気付く。花は全ての株に咲くが、実を付けるのは数株だけ。それも一つの花序で一つだけ実を付ける。野生化した菊が黄色く咲さいている以外他は彩りが無い庭にアクセントをつけてくれている。
 062 2008年
10月
≪我家の秋告草≫
コルチカムが我家に来て四年になる。毎年9月の終りから10月初めにかけて咲いてくれる。ヒガンバナと共に庭に秋が来たことを告げてくれる。年々花数が増えているので地下では分球して育ってくれているらしい。イヌサフランとも云われ、葉は花後に出てくる。花言葉は「華やかな青春」だそうだ。私にはそういう青春時代が無かったせいか少し寂しく感じられることもある。秋がそう感じさせるのかナ〜。
 061 2008年
9月
≪初めての野菜≫
9月に入り朝夕めっきり涼しくなってきた。猫額庭ではクレオメとアサガオが咲き続けているが、全体として彩りがなくなってきた。ゴーヤも葉は茂っているが実は一時の勢いがなくウラナリ気味。そんな中、ピーマン数本の中に今年初めてパプリカ1本を植えた。やっと収穫時期になったのか橙色になってきた。衝動で苗を買ったこともあり、どのような料理をしたらよいか分からず、これからネットでレシピを探し挑戦することになる。
 060 2008年
8月
≪強い繁殖力≫
梅雨明けとともにクレオメが一斉に咲きだした。人間が夏バテしていても、この花は元気だ。昨年のこぼれ種子がいたるところで芽を出し花を咲かせる。庭の敷石の隙間からもヒョコヒョコ出てくる。花には派手さがないが、おしべめしべに特徴がある。7〜8cmもあるので花が開くのを待ちきれず飛び出す準備が始まり、まるでおしべめしべの力で花びらがこじ開けられるようだ。ひとつの花の開花期間は短いが茎の先端に次から次へツボミが湧き出てきていつまでも楽しませてくれる。でも、こぼれダネの多さには参る、まるで雑草の繁殖力だ。
 059 2008年
7月
≪今年も矢張り≫
今年も苗を10本購入し5月に植えつけた。7月も後半にならないと収穫できない。それでも雌花には可愛らしい実が付き始めている。こんな小さいうちからイボイボもハッキリとしていてこれからの成長が楽しみ楽しみ。ゴーヤにはビタミンCが多く含まれイチゴより多いそうだ。大きくなるのが待ちきれず八百屋で購入し、ほとんど毎日オヒタシで食べている。最近のゴーヤは苦味が少なくなってきている感じがしますが、どうでしょう?
 058 2008年
6月
≪毎年庭を明るくしてくれる≫
3年前、地元の旅行で佐渡を訪れた際、路傍でユリの球根をダンボール箱に入れて売っていた。5球買って帰りプランターに植えたら毎年咲いてくれている。白・黄・橙など色鮮やか。売っていたオバサンに名前を聞いた筈だが忘れてしまった。多分、スカシユリだろうと勝手に思っている。球根の堀上げ植付けを行うのだろうが、まだ一度もやっていない。でも、今年も咲いてくれている。花言葉は「飾らぬ自然美」だそうだ。
 057 2008年
5月
≪陽射しをイッパイ浴びて≫
子供の頃は何処でも普通に見られたレンゲも今では全く姿を消した。仕方がないので園芸店でタネを購入してプランターに蒔いた。今年で3年目となる。一段と立派に咲くようになってきた。日中は太陽の光を浴びて鮮やかな花を目一杯拡げるが、雨の日や日暮れになるとミツバチやチョウが来ないのを知っているのだろう花弁を下げてしまう。こんな様子を見ていると自然の営みの面白さに触れた気がする。レンゲは一年草かなと思ったが三年は花を付けてくれたので多年草なのかなぁ〜。
 056 2008年
4月
≪春は、いいなあ〜≫
サクラ咲く卯月。我家の庭にも春が来た。コマツナはマルチングしたままだが、サイネリアやキンレンカは色鮮やかに咲き庭を明るくしてくれ、ユリも芽を出し始めた。まだ藪蚊も居ないし、ユックリとコマツナの間引きや雑草取りが出来る。タネを蒔いた植木鉢が所狭しと並び始めた。五月の連休にはいろいろな花が咲き乱れてくれるだろう。そうなるといいなア〜と願っている毎日。
 055 2008年
3月
≪暖冬厳寒そんなの関係ない≫
二酸化炭素がどうとか、異常な寒さ続きで庭の氷が融けないなどと云われるが、自然界は季節の輪廻を忘れない。今年もシュンランが咲いてくれた。見てくれは地味で目立たないが、写真に撮ってみて赤・ピンク・黄・紫などこんなに艶やかな花と初めて知った心地。僅か10日程の楽しみだが確実に春が来たことを知らせてくれる。あまり手入れもしてあげていないのに今年も頑張ってくれた。感謝々々!!
 054 2008年
2月
≪早春の香り≫
庭が寒々しい2月、心地よい香りが鼻をくすぐる。暖かい春が近づいていることを感じさせてくれる。チンチョウゲだ。花言葉は「優しい恋」だそういだ。中高年にとってはちょっとセンチメンタルな気分になる。この沈丁花は親株が元気な頃に挿し木した二代目だ。親は何故か立ち枯れたが子供は元気に育っている。夕方5時を過ぎても明るさが残っているようになった、また土いじりで忙しくなる季節が巡ってくる。
 053 2008年
1月
≪新春恒例≫
正月を迎えるときは何故か寄せ植えをしたくなる。庭に花が少なくなり、玄関周りに彩りが欲しくなるせいかも知れない。今回は特に深い考えも無く白妙菊と桜草を買ってきた。白妙菊の花言葉は「あなたを支える」、桜草は「苦しみの後の幸福」だそうだ。勝手な解釈だが今年は末広がりとなるような気がする。
 052 2007年
12月
≪天然の色彩≫
木枯しが舞うようになってきた。今年も残り僅か。吹き溜まりの柿の葉も日増しに増える。竹箒で寄せ集める手を休めて落葉を見ているとその色彩の美しさにウットリ。ただ赤いだけではない。絵具でこの色を再現することは難しいだろうナ。
でも、今年は生り年の筈だけど収穫は僅かだった。ご近所でも同じような声が多い。
葉が落ちた木が寒々しい。
 051 2007年
11月
≪いっせいに結実≫
冬が間近かに迫りあれだけ楽しませてくれていた花たちが一斉に実を付けだした。気候が異常だとか云われたりしていても植物達は自分が持つカレンダーで確実に一年を管理しているようだ。フウセントウワタもトロロアオイも立派な実を朝日に浮かび上がらせている。これらの実から種子が数百から数千は採れてしまう。しかし、悲しいかな我家は猫額庭、そんなに沢山の種子を採っても来春使うのは数粒のみ、残念!!
 050 2007年
10月
≪例年と少し違っているぞ≫
赤トンボが空高く飛び回り、すっかり秋の気配。今年はヒガンバナの開花が遅いようだが、ゴーヤもウラナリ気味だが未だぶら下がって秋風に揺れている。例年なら9月上旬には収穫を終わって蔓を全部取り払い10月末のエンドウの種蒔きに備えているが、今年は未だそのままにせざるを得ない。遅れたヒガンバナの花とゴーヤが同時に見られた。加えてピーマンも未だ生り続けている。今年の気候は少し変だ。
 049 2007年
09月
≪今年もシラサギが≫
2007年夏、今年は連日の猛暑、暑かった。普通なら陽の光を欲しがる植物たちも花や葉をグッタリさせ、夕暮れを待っているようだった。 2月に植えたサギソウも半数は立ち枯れてしまい心配したが、幾つかは咲いてくれた。昨年もここに掲載したので別の写真をと思ったが、矢張りこの花を見ると皆さんに見てもらいたくなってしまう。 サギの親子が仲良く飛んでいるように見えませんか?
 048 2007年
08月
≪梅雨明けの虹≫
最近は家が建て込んで空が狭くなった。子供の頃に見上げたあの空の広さが恋しい。蒸し暑い一日の午後、屋根と屋根の間の僅かに開けた空に珍しく虹が架かった。キレイだ。いいオジサンがと笑われるかも知れないが、暫し見上げてウットリとしてしまった。昔、小学校の授業でどうして虹が出るかと教わったことが思い出された。でも、今でも良く分かっていない。
 047 2007年
07月
≪最近は中玉≫
梅雨の後半から赤く熟れはじめた。今年は狭い庭の片隅に3苗植えた。これまではミニトマトだったが最近は中玉に替えた。朝、庭に出て赤くなっていると思わず口に入れてしまう。独特の香りが口一杯に広がる。堪らない一瞬。家の者からは朝食のサラダに予定していたのにと小言をいわれる。もう人間の背丈を越えてきたので先端をとめて脇芽はそのままにするようにした。朝の摘み食いが園芸の楽しさを倍増してくれている。
 046 2007年
06月
≪夏が近づく≫
昨この植物が我家に来て20年以上は経つ。いつ頃どうやってやってきたか記憶に無い。人手を煩わすことなく毎年梅雨の晴間に鮮やかなオレンジ色で咲いてくれる。サボテンの仲間。ずぅ〜っと名前も知らずに見ていたがネットや図書館で図鑑を探しまくり、やっと知った、「白檀(ビャクダン)」と云うそうだ。他所では見かけないので最近は大切に扱うようになった。花は径3cmくらいで一日で萎んでしまうが翌日は別の蕾が咲いてくれる。この花が咲くと暑い夏の足音が近くなる。
 045 2007年
05月
≪今年は豊作≫
昨年10月に種まきしたスナップエンドウが今年も実を付けてくれた。暖冬で生育が良かったのか豊作だ。春の突風で横になびいてしまったが、かえって実を取りやすくなった。先日2回目の収穫をした。スナップエンドウが700g、キヌサヤが500gだった。庭先にしては良く実ってくれた。まだ花も咲いているのでもう少しは収穫できそう。冬越しの苦労も報われたかナ。
 044 2007年
04月
≪ラララ〜春が来た≫
庭の植木鉢で「ワスレナグサ」が咲いた。蕾のときはピンク、花びらを開くと淡いブルー、清楚な花だ。我が家の庭で咲きだして今年で5年目。毎年その一画を清々しくしてくれる。花の名前はしばしば唄の中に出てくるので以前から知っていたが、確かに花言葉の「清純」とか「誠実な愛」がピッタリとくる。この花が咲くと直ぐに五月の連休、猫額庭の園芸もそれなりに忙しくなる。
 043 2007年
03月
≪旬の味わい≫
今年は暖冬といわれ暖房器具も灯油も売行きがイマイチだったそうだ。昨年10月に種まきしたエンドウも例年なら3月下旬に花を咲かせ5月上旬まで順次実を付けるが、今年は3月初めに実をつけ始めた。量も多くないので汁に浮かべてみた。ビールではないが最初の一口に感激。口の中に春が来た。これから気温が上がりもっと収穫できればもっと春を感じられるだろう。楽しみ楽しみ。でも株数があまりに少ないナ〜。
 042 2007年
02月
≪心ウキウキ≫
青空に梅の花。懐かしさを感じる香りが漂う。春が近いことを知らせてくれる。今は我が家には無い。梅毛虫に降参して切られたらしい。この香りに触れると甘酒が浮かんでくる。何処の梅園でも赤い毛氈を敷いて甘酒を振舞っているせいかも知れない。梅の開花で心浮き浮きするのは、春が近づいたことより花見で一杯への下心にあるようだ。気のせいか紅梅より白梅のほうが香りが強いと思うがどうでしょう。
 041 2007年
01月
≪温室が欲しいナ≫
毎年正月を前後してテラスは花も咲いていない植物に占領されてしまう。春になればそれぞれアチコチに別れて行くが、この時期は北風と霜よけで集まって来る。冬は陽射しも低く一日ほとんど太陽が拝めないが、それでもテラスは暖かい。朝夕ビニールシートを掛けたり外したり面倒なことだ。広々とした温室に入れてやりたい。単なる無いものねだりとわかっているが。
 040 2006年
12月
≪何サクラ?≫
我が家の近くに以前は田圃を潤していた用水路がある。今では魚が泳ぎ廻り単なる川となっているが、その岸辺に毎年11月下旬から3月まで桜と思われる花が咲く。枝一面に咲くのではなくチラリホラリと雪が降っているような咲き方。ヒカン桜と思ったりしてネットで調べるが分かっていない。花びらを水面に落としては新たな蕾が咲き出す。派手さがないので今まで気にもとめなかったが良く見ると清楚で綺麗。木の幹は桜そのもの。何という桜なのかな?
 039 2006年
11月
≪今年も大きくなりました≫
今月はサトイモの収穫写真を計画していたが、今年は未だ時期尚早未収穫。庭を見渡したが菊を除いて夏の名残りの花ばかり。その中で「フウセントウワタ」が今年も実をいくつも付けて風に揺れていた。あと1週間もすれば実が弾けて中から白い絹のような糸に付いた種子が風に誘われて飛び出してくる。5mmほどの地味な花からは想像できないような実の様相。今もこの中は絹糸でビッシリとなって、いつでも飛び出す準備完了だと思います。
 038 2006年
10月
≪サトイモすくすく≫
今年4月に食用でサトイモを買った。そのうちの1個を庭の隅に植えておいた。あれから5ヶ月半。茎の高さも150cmにもなった。株元には何本もの小さい葉が出てきている、きっと子芋から出ているのだろう。11月に収穫予定であり、あと1ヶ月、楽しみ楽しみ。昨年は園芸店で買った種イモだが、今年は八百屋の食用イモ。どんな違いとなるのかナ〜。
 037 2006年
9月
≪鷺がやってきた≫
今年初めて我が家にサギ草がやってきた。3月に球根10球を水ゴケと赤玉土を混ぜ鉢に植え付け。水が大好きということで潅水が日課となる。土に混入していた雑草の方はどんどん芽を出したが、サギ草はなかなか顔を出さずイライラ。6月に土から顔を出し、8月にやっと蕾となり、8月も後半となって2輪だけ翼を広げた。真夏は水遣りも朝夕2回、手が掛かる花だ。でも綺麗、見とれてしまう。続いてもう一輪咲いたが、他の球根は茎は伸びたが花は見られず残念。来年も挑戦する気になっている。
 036 2006年
8月
≪ワァッドッキリ!!≫
今年の梅雨は永かったですね。玄関脇の雑草でも取ろうかと思ってヒョッと前を見たら若いモミジの木に縞模様。一瞬ドキッ。でも脱殻でした。丁寧にはずしてみると全長1.2m。途中切れておらず頭から尻尾まで全てがそのまま裏返しになっていました。こんな街中にもいるのですね。何処に住んでいるのかナ。何を食べているんでしょう。脱殻を財布に入れておくとお金に不自由しないと云う人もいますが本当かナ。
 035 2006年
7月
≪梅雨晴れに輝く≫
梅雨も後半に入り気温もうなぎのぼり。人間はクーラーが恋しくなってきたが、植物は時機到来と果実を大きくし始めた。ナスも日毎に大きくなってきて、濃紫色が梅雨の合間の太陽に輝いている。どうやって食べようかな、漬物?、麻婆ナス?、料理を考えてみるが猫額庭の一角、取れる数は少ない悲しい現実。でも折角の新鮮野菜、いっそこのまま生かじりしたほうが収穫の実感を味わえそうだ。
 034 2006年
6月
≪雨続きに大喜び≫
今年は雨の日が多い。ゴーヤの葉っぱに可愛らしいデンデンムシ。まだ生まれたばかりのようで、殻も透きとおって如何にも初々しい。子供が水溜りでハシャギまわっている雰囲気。これが成長とともに花壇に入ってくると葉を食べ始め捕殺せざるを得なくなってくる。どうかいつまでもこの大きさに留まってくれと願う。梅雨が終わればいよいよ収穫の季節。輝く太陽が待ち遠しい。
 033 2006年
5月
≪園芸店は大賑わい≫
皐月の陽光を浴びて木々の若葉色がどんどん増えてきた。小鳥や蝶などの動きが活発となり、人間も青空の下で何かをやりたい気になってきているようだ。園芸店を覗くと色とりどりの花々で埋め尽くされ、レジは長蛇の列でごったがえしている。買った花を何処に植えようか、花鉢を何処に飾ろうか考えながら、楽しんで並んでいるように見える。これからは街の中を歩いていても、家ごとの個性を出した花達が目を保養してくれる。
 032 2006年
4月
≪ハナビラは何枚だろう?≫
庭のデージーは今が盛り。遠くから鉢を見れば小さい可憐な花が次から次へ幾つも咲いて風に揺られている。近づいてよく見れば、まず深紅と黄色のコントラストに驚き、次いで花弁の多さにビックリ。それにしても何故こんなに枚数が必要なのだろう。下の方のものは殆どお日さまに挨拶が出来ずに散ることになるだろう。やっと本格的な春が来た。園芸店の前を通るとつい花鉢を衝動買いしてしまう。
 031 2006年
3月
≪いよいよ春かな?≫
今年は特に冬が長い気がする。花壇を野菜畑に変身させ花物が無かったこともあり春の香りに飢えていた。猫額庭で仕方ないが、それでもやっと花が咲いた。クロッカス。早春の花だ。暖かくてコートを脱いで街を歩く日もあるが、家の中で暖房機から離れられない日もまだ多い。クロッカスが咲けば春はすぐ其処。そろそろ園芸再開の準備をしなければ...
 030 2006年
2月
≪春はどこまで来たかナ〜≫
これまで我が家の植物を主体にしてきたが、この冬は寒さが厳しかったこともあって全く見る影も無い。仕方が無いので散歩道の写真となった。矢張り花は殆ど無い。皆さん園芸店で買った鉢を置いているだけ。サザンカも少々疲れてきていたが朱色の花を付けていた。クロガネモチが並んで真っ赤な実を付けていてサザンカとの色合いが目を保養させてくれた。花々が競い合う春は未だかナ〜。
 029 2006年
1月
≪見よう見真似≫
新しい1年に願いを込め見よう見真似で寄せ植えをやってみた。園芸店に行くと寄せ植え用の小物が並んでいる。傍にあったサンプルを参考に材料を買い家で1年間の無病息災を祈って植えた。カレンダーの裏を背景に写真を撮る。園芸雑誌に掲載されているようには格好良くはないが自己満足。今年も園芸が楽しめるかも。春が待ち遠しい。
 028 2005年
12月
≪鮮やかな朱≫
今年は11月にも気温が高く紅葉が遅れていたが、流石12月、ドウダンツツジが一気に紅葉した。例年ならとっくに落葉し、裸になった枝に北風が吹き抜けているが、今年はやっと見頃。どうしてこのような朱色が創り出されるのだろう。自然界の凄さ、絵の具ではなかなか調色できない。でも、すぐに年末の夜回りで拍子木を叩きながらオジサン・オバサン達と星空の下をおしゃべりをしながら歩く日も近くなった。
 027 2005年
11月
≪良く見ると派手≫
今年もホトトギスがよく咲いた。庭の半日陰の一画にしげっている。花が幾つも咲きピークとなってもひっそりとしている。おとなしい花だ。我家にいつから住みついたかは不明。毎年秋になるといつのまにか咲いている。でも、花をジックリ見るとものすごく派手。花の姿形、模様、色使いと相当凝ったものだ。花言葉は「秘めた恋」だそうで納得。
 026 2005年
10月
≪野菜も秋色≫
今夏の炎天下で頑張っていたゴーヤ、オクラ、ナス、キュウリも終り、いよいよ秋野菜。取敢えず小松菜(写真左)とホウレン草(右)の種を播いた。ホウレンソ草の一画は早速猫にトイレとして使われ土を穿られて芽がでてこない。双葉から本葉になり始めたのでそろそろ間引かねばならない。味噌汁の具に使えるように育って欲しいと願っている。
 025 2005年
9月
≪なんじゃこりゃ≫
今年初めて我家に登場した。背丈5cmくらいで鉢に入った苗だった。貰った時は名前を聞いたようだがすっかり忘れてしまい、そのままにしておいたら、ぐんぐん背を伸ばし1mにもなった。あまり枝分かれすることもなくヒョロヒョロして倒れそうなので鉢を大きくした。そのうちに白い花が咲き、ひとつだけ実となった。見たこともない形。調べたら「フウセントウワタ」と言う植物。この先、実が割れて中から綿が出るそうだ。楽しみが増えた。
 024 2005年
8月
≪ゴーヤがブラリブラリ≫
今年もゴーヤが育ってくれている。5月に園芸店で苗を10本、エンドウを全て収穫した後の支柱をそのまま使って蔓をのばした。梅雨が明けた7月下旬から一気に実がばらさがり始めた。実の成長が早く、ウッカリしていると熟し過ぎてパンクし、赤い種が弾けて落ちてくる。我家ではゴーヤのオシタシが好評で毎日食卓に出る。でも飽きない。貴重なビタミンCの補給源となっている。
 023 2005年
7月
≪トゲトゲが痛い≫
今年はキュウリの当り年だ。先月は苗も順調に生育して元気な花が咲き始め、うれしくて掲載したが、6月中旬から次々に収穫できている。特に6月後半から梅雨の中休みで気温が上昇したら実の成長が早い。茎の全ての節に実をつけ、たった3本の苗だが毎日3本はとれる。朝の塩もみ、晩酌でのモロキュー、小家族には充分だ。八百屋さんで買えば安いのだが、収穫して洗う時のトゲが手の平に痛く感激している。
 022 2005年
6月
≪梅雨の季節≫
キュウリの花を見ると、何故か梅雨が連想してくる。昨年もキュウリを植えたが口に入らずに終った。細いひ弱な茎で成長悪く、最後は立ち枯れてしまった。今年は三本植えて、どれも元気一杯。やっと食卓に乗せられそうだ。茎も葉も実も毛がゴワゴワして痛い。梅雨のジメジメした中で病気にならないよう風通しに気をつけながら収穫まで見守るつもり。もぎたてにかぶりつく日が待ち遠しい。
 021 2005年
5月
≪過密な5月≫
子供達が小さい頃は敷石が敷き詰められ、その上で遊ばせていたが、その敷石も一枚、また一枚と剥がされ土が入れられ花壇に変化してきている。畳一枚程の地面は5月に入り過密ダイヤ的に使われている。現在、チンゲンサイ・ホウレンソウ・コマツナ・ダイコン・ネギ・ナス・キュウリ・トマト・エンドウが少しずつ植えられ、既にゴーヤがスタンバイしている。連作不可などと言っていられない。
 020 2005年
4月
≪楽しい多忙≫
庭の広さには関係なく雑草も生え出した。植木鉢・プランターは総動員。培養土を買ったり、肥料を買ったり。花が咲いて庭を明るくしたり、実となって食卓の片隅に乗る日を期待して手入れをする。爪の中は真っ黒となってもいとわない。いい季節だ。正月の玄関脇を彩っていたプリムラの寄せ植えも気のせいか色が鮮やかに見える。
 019 2005年
3月
≪春告げ草≫
間もなく園芸愛好家には忙しい季節がやってくる。今年は何を植えようとか、肥料は何が良いかなど、猫額庭では実際にその通りにはなかなかならないことを知りつつ思い巡らすことで楽しんでいる。
我家では手入れもしてやっていないシュンランが今年も春ダヨと急き立ててくれている。そろそろ園芸店に培養土と堆肥を買いに行かねば。
 018 2005年
2月
≪ほのかな春香≫
いよいよ梅の季節。我が家にも以前は庭にあって毎年春を感じさせてくれたが、子供が小さい頃に毛虫に降参してから姿を消した。でもその香りは忘れられず隣家の花を眺めさせてもらっている。紅梅と白梅、八重と一重、それぞれの趣きで目を癒してくれる。清楚な香りが風に乗って運ばれてくると暖かい春が間近になったことを知らせてくれている。この紅梅は確か「紅千鳥」という品種だと思ったが。
 017 2005年
1月
≪寄せ植え≫
我が家の猫額庭にはこの冬は花が咲いていない。花より団子で食べられる野菜類に気を取られていて、気がついたら冬の花が無かった。仕方が無いので年末年始用に玄関前に作った寄せ植えを撮らざるを得なくなった。ゴールドクレスト、ガーデンシクラメン、ジュリアン、クリスマスベゴニア、オリヅルランを植えてみた。100円ショップの3段重ねの鉢も気に入っている。
 016 2004年
12月
≪山茶花が真っ盛り≫
12月に入って、街を歩くとどこの家でも地植えの植物の花がめっきり少なくなった。皆さん園芸店で買ってきた草花で庭や玄関を彩っている。そんな中で山茶花だけは真っ盛り。我が家でも、今年こそ咲いてくれると期待したが、今年も山茶花はその気になってくれなかった。仕方が無いので近くを流れる六郷用水沿いの花を眺めてきた。丁度見頃で散歩している人も暫し足を止めて見入っていた。
 015 2004年
11月
≪南天の実も真っ赤≫
早くも11月、カレンダーも残り1枚。でも、なかなか天高く晴天の日が続かない。台風があったり、地震があったり、激しい雷雨と自然界の試練が続く。
そんな中でも季節は確実に移り、庭の南天の実も赤くなった。毎年、このままにして、正月の飾りにでも使おうと思っているが、小鳥たちに啄ばまれてしまう。鳥除けのネットでも掛けたくなる。
 014 2004年
10月
≪柿も色付き始めた≫
今年の夏は暑かった。台風も多い。晴れると空も高く抜けるような青を背景に柿が色付き始めた。毎年11月の文化の日前後が収穫時期だが、今年は早くなりそう。少し赤味が濃くなった実はカラスとスズメが目ざとく見つけて食べている。秋も深まってきた。そろそろエンドウ豆の種蒔きスケジュールを考えなくては。
 013 2004年
9月
≪秋野菜準備≫
暑かった夏も終り秋風が立ち始めた。あれだけ夏野菜が繁って混み合っていた猫額庭も、それらが全て取除かれた。今度は晩秋に向って小型の大根、ニンジン、チンゲンサイなどを種蒔きした。毎年、葉が虫の胃袋に納まってしまうので今年は虫除けネットで覆ってみた。家のものに言わせると白木の棺箱が並んでいるようだとのこと。あまり良いたとえではないですよネ。でも、その中で秋の陽を受けて芽を出し始めました。
 012 2004年
8月
≪夏真っ盛り≫
2004年夏、暑さひとしお。真夏日の連続日数も新記録。とにかく毎日暑い。庭の野菜達も喉が乾いてしょうがない様子。鉢物は朝夕2回、水を欲しがり、さぼると葉をグンナリさせて脅かされる。その代わり手入れをしてやればグングン成長してくれる。ゴーヤも豊作で近所に配ることが出来て喜ばれている。
 011 2004年
7月
≪実りの夏≫
猫額庭も大忙し。7月に入り、5、6月に植えつけた野菜達が一斉に実を付け始めた。トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウなどが狭いながらもお互いに寄り添って花を咲かせ実となってきた。株数が少ないので一度に沢山は収穫できないが、毎日幾つかづつは食卓に上げられるようになってきた。通常は「実りの秋」と言われるが、野菜は「実りの夏」。まだまだ株は成長しており、当分楽しめる。
 010 2004年
6月
≪時の移ろい≫
6月に入り、さすが雨が多くなってきた。優雅に咲いていたクジャクサボテンの花も終り、代わってアマリリスが自分たちの時が来たとばかりに雨の中で艶やかさを競いだしている。近くではアジサイも雨に濡れて一層色鮮やかに季節を楽しんでいる様子。6月は雨が多く洗濯物が乾かないがシットリとした良い季節だ。
 009 2004年
5月
≪ジャガイモの花が咲く≫
2月に種イモを植えつけたが、5月に入り茂りに茂ってきた。猫額庭の悲しさで株間が充分とれず混み合ってしまった。でもジャガイモは隙間を見つけて太陽に挨拶している。そして健気にも蕾を沢山つけ、花を咲かせている。本来なら芋肥大のために花は摘み取るのだそうだが、庭の飾りにそのまま咲かせるつもり。花もなかなかキレイだ。
 008 2004年
3月
≪ジャガイモも顔を出す≫
彼岸も過ぎ、日増しに暖かくなってきたが、咲き出した桜もビックリするような寒い日もあるが、確実に春本番となってきた。
2月末に種イモを植えつけたジャガイモもやっと芽を出し元気に伸び始めた。これから5月末までスクスクを育って欲しい。取りたてのイモで肉じゃがを食べられるかな。
 007 2004年
2月
≪春が近づく≫
朝の霜柱は未だ2cmはある。立春が過ぎ日中の日差しは日増しに暖かく感じられてきたがまだまだ寒い。
冬の殺風景な庭で枯れたようになっているアジサイに若い芽が出始めた。生命の息吹を感じさせてくれる。
触るとポロリと落ちてしまいそうで、ただジィっと見守る今日この頃。
 006 2004年
1月
≪冬の貴重な色物≫
冬枯れの庭は如何にも寒々しい。その中で頑張ってくれるのが「せんりょう」だ。正月の切花に添えたり、新聞や郵便を取りに庭に出て全てが茶色か緑色の中でポッカリと明るい橙色で目を保養してくれる。昨年夏に日除けをしてやるのを忘れたが今年も赤い実を付けてくれた。
 005 2003年
12月
≪冬の庭は殺風景≫
夏の間はオクラ、ピーマン、ミニトマトなどが茂り地面が見えないほどだった花壇が、寒さとともに殺風景になってしまった。お陰で4本のダイコンが我がもの顔で葉を目一杯広げているだけになった。端の方でエンドウ豆がひょろひょろ伸び始めた。
 004 2003年
11月
≪エンドウの芽が出た≫
冬に向かい、狭い庭で育てる野菜も限られて、今年も10月後半にエンドウを蒔いた。エンドウの仲間はどのように発芽するか見たかったので、同じ環境でスチロール箱に4種類を蒔いた。種蒔き後1週間で芽を出し始め、発芽順序はスナック、ツルアリ、ツルナシ、最後はツタンの順であった。発芽後2週間経ったら15cmにもなってきた。 さすがにツルナシは育ちが遅い。
 003 2003年
10月
≪ラディッシュ初収穫≫
7月11日に種蒔きし、10月18日初収穫。大きさはバラツキがあるが、大きいもので直径4cmあった。昼食時にサラダに加えたが、辛さもホドホドで家族にも喜ばれる。残りもまだ20株はあるので、この先もっと大きくなるか確かめるために徐々に収穫しようと思っている。
002  2003年
8月
≪にがうり(ゴーヤー)≫
昨年、近所で実らせたニガウリを頂いた。オシタシにして食べた味が忘れられず、今年は5月に苗を4本買って育て始めた。つるはドンドン勢い良く伸びるが捨て花ばかり。やっと実をつけた花が咲き出した。一人前にイボイボがある可愛らしい幼い実を見ることができた。これからの成長が楽しみだ。ニガウリはイチゴよりビタミンCが多いそうだ。
 001 2003年
6月
≪ミニトマトにアゲハチョウ≫
ミニトマトが色づいた。いよいよ本格的な収穫となってきた。誘われるようにアゲハチョウが飛来し、収穫の手を休めて見惚れる。見なれた筈なのにジックリ観察し、黄色と黒のコントラストがキレイだった。でも、他の花野菜への食害が恐ろしく、幼虫には要注意。
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