DOSコマンド

2000.6.25

MS-DOSとは

 Microsoft Disk Operation System の略で
  Windows 95 が登場するまで広く使われていたOSです。
 Microsoft 社が IBM PC 用に開発,1981年に発表し、
  1982年にほかの 8086 系のパソコンにも移植されました。
 その後8bitパソコンで広く使われていたCP/Mに代わり、
  インテル系 CPU を採用した 16 bit 機を中心に広く使われました。
 そしてMS-DOS上にGUIを乗せたOSとして登場したのがWindowsです。
 Windows 3.1 の頃までは、平衡して販売されVerUPされて来ましたが、
 Windows 95 の発売後 Microsoft 社は MS-DOS の発売を終了しました。
 当時はMS-DOSのCUIからWindowsのGUIに進歩したと言われたものです。
 CUIはキャラクターユーザーインターフェースの略
 GUIはグラフィカルユーザーインターフェースの略だそうです。

 以上、非常に簡単にMS-DOSの誕生から
  Windowsまでの経緯を述べましたが、
 WindowsはMS-DOSの発展系であり
  Windowsで使えるMS-DOSコマンドもありますので、
 よく使うものからここで少し解説していきたいと思います。

 その前にMS-DOSの基礎知識を覚えておく必要があります。

キャラクターユーザーインターフェースとしてコマンドプロンプト

C:\>■ この状態をコマンドプロンプトと呼びカーソルが点滅しています。

○内部コマンドと外部コマンド

内部コマンド

MS-DOS本来の機能として利用できるもの
外部コマンド 機能拡張のためプログラムを読み込むもの

○コマンドの書式

C:\>コマンド名 パラメータ スイッチ■

FORMATコマンドを例とすると
C:\>FORMAT A: /S■
A:ドライブをフォーマットしてシステムファイルを転送する。という具合いになります。


またスイッチに /? を与えることによりヘルプを表示します。

この場合ヘルプをパイプによりmoreに送り1ページ分の表示をしています。
Enterキーにより次を表示します。   *パイプ=| 

○ディレクトリー

Windowsでのフォルダーのことをディレクトリーと呼びます。
もちろんツリー構造は全く同じです。

また、今作業しているディレクトリーをカレントディレクトリー
ツリーのもとをルートディレクトリー、その下をサブディレクトリーと呼ぶのも
Windowsでのフォルダーと同じです。

○ファイル名

MS-DOSのファイル名は、

「ファイルの名前.拡張子」 であり

READMETXT

 ファイルの名前半角8文字以内 ピリオド(ドット) 拡張子半角3文字以内

と言う様になり、全部がファイル名になります。

また、システム属性・隠し属性の付いたファイルは見ることが出来ません。

○ワイルドカード

ワイルドカードとは、ファイルの中の任意の文字に置き換え可能な文字のことで
ワイルドカードを使えば複数のファイルを一度に指定できます。

「*」 は複数の文字の代わりになり 「?」 は一文字の代わりになります。

*.* は総てのファイル  *.txt は拡張子がtxtの全ファイル

???.DLL は名前が3文字の拡張子DLLのファイル  と言う意味になります。

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