小三峡

巫山の城東で合流する大寧河は、三峡のなかで、いちばん長くてまた一番美しい支流

である。大寧河の下流にある「小三峡」は、すでに内外観光客のあこがれの風景地となっ

ている。小三峡は、龍門峡、巴霧峡、滴翆峡からなっており、延べ60kmある。三峡と比

べて、ここの渓谷は狭く、山もいっそう青く、峰もより奇観を呈し、景色は幽深である。

紺碧な流れ、激流によって浅瀬を叩く音などは、三峡では見られない光景だ。よって、人

々から「三峡ではないが、三峡に勝る」とたたえている。元、首相の中曽根康弘も1992年

10月に来ている。パンフレットにサインが載ってあった。

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巫山。

巫山は四川省の東端にある町で、町には大小12本の道がある。道の名はそれぞれ巫山十二峰の名称である。

 

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大寧河が長江(揚子江)に合流するところ。

 

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龍門峡。

小三峡の第一峡で、ここの山は険しく、河道の湾曲も多い。

 

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