三峡下り

長江(揚子江)は中国一の大河である。その長江の水源地は、格拉丹東雪山の群峰

の氷河からポタリポタリとたれる氷雪の溶けた水が集まってできた細い渓流から始ま

る。この渓流は沱沱河、通天河、金沙江など何千何百にのぼる河川と合流し、さらに四

川盆地にはいって岷江、嘉陵江と烏江などの大支流と合流後、流量がにわかに増え、

滔滔たる勢いで、巫山山脈の険しい山々を貫流し、天下にとどろかせる長江三峡の奇

観を形成している。三峡―西は四川省の奉節の白帝城から、東の湖北省宜昌の南津関

にいたる、全長192km、瞿塘峡(クトウキョウ)、巫峡(フキョウ)、西陵峡(セイリョウキョウ)の

三つの峡谷が連なっていることから長江三峡の名がついた。

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三峡のハイライト瞿塘峡を上空から見る。

         山城と呼ばれる重慶市の夜景。↓

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船旅出発。

美しい山城と呼ばれている重慶市は、長江三峡の旅の出発点である。朝天門埠頭をあとに「長江下り」に向かってみよう。午後8時に乗船、9時出港、宜昌(ギショウ)まで途中下船して観光しながらの3泊4日の船旅である。

 

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萬津号客船(3つ星級)

4階建ての船で、シングル、ツイン、4人部屋など

50室あり、バス、トイレ、冷房完備である。

その他大食堂、カラオケ、酒場、美容室、医務室などがある。

 

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