麗江

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四方街(老城)

かっては市の中心であった四方街。その東端、「旧城」と呼ばれる大研鎮のあたりは数百年来変わらぬ木造の家屋の町並みが残る一角。

 

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四方街は西から東にごく緩やかに傾斜しているので、夜、川の水門を閉じると川の水位が上がり、水を広場に流す、水は反対側の川に流れ、掃除が完了する。明の時代からこのシステムは機能していた。

 

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この合理的な町づくりを押し進めたのは、木(ムー)氏という一族だった。その祖先は元の時代から古城の開発を始めていた。古城建設に当たった木氏にまつわる面白いエピソードがある。

この街には城壁がない。それは「木」を囲うと「困」になって縁起が悪いので城壁を築かなかったというのである。だが、この土地はもともと山が自然の城壁となっているため、わざわざ城壁を築く必要がなかった。と言う説の方が今のところ有力。

 

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