中国人が考える雲南の不思議「十八怪」とは?

 雲南を訪れると、必ずガイドさんから出てくる言葉の一つに「雲南十八怪」がある。

雲南の十八の不思議という意味である。他の地方の中国人から見ると、雲南には

奇妙なことが多いらしい。

 

 必ずしもすべて納得できるわけではないものの、雲南の特徴や風習がうまく織り

込まれている。ごく簡単に紹介してみよう。

 

(1)  鶏の卵は一つずつ藁(わら)で包まれて売られている。

(2)  蒸した米をついた「餌快(アルクァイ)」という食べ物がある。

(3)  とにかく蚊が多い。

(4)  天まで伸びるような石の柱がそそりたっている(石林のこと)

(5)  藁で作られた笠を鍋のふたとして使っている。

(6)  年中、春夏秋冬の服装が見られる(高地にある昆明は、昼と夜の寒暖差が大きい

ことから)

(7)  女性たちはみんな働き者で、農作業に慣れている。

(8)  竹筒を使ってタバコを吸う(水タバコ)

(9)  馬の体格は小さいが、力は強い。

(10)酒の肴としてイナゴを食べる。

(11)一年中おいしい瓜類が食べられる。

(12)雲南の人は地元で高級タバコが生産されていることを自慢するが、高すぎて庶民は

買えない。

(13)国内外で重宝される山の幸は、雲南の宝となっている。

(14)険しい山が多いため、列車より車の方が早くて便利。

(15)父親が赤ん坊を背負っている。

(16)山地にたくさんの鍾乳洞がある。

(17)米の粉で作った麺である米線をよく食べる。

(18)気候が温暖で、いつも花が咲き乱れている。

 

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