北京郊外

明の十三陵。

明代13人の皇帝とその皇后が眠る墓。楼門を過ぎると、

参道には皇帝の死後も権力を守り続ける象徴としての象、

馬、駱駝、功臣官、文臣官、武将像など重厚な石像が並

んでいる。一般公開されているものは定陵と長陵、昭陵。

定陵は、第14代神宗万暦帝の陵墓で、中殿には、漢白

玉の王座、後殿には万暦帝と左右に2人の皇后の棺が

安置されている。長陵は十三陵の中で最大規模を誇る

3代永楽帝の陵墓。

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大宮門は、陵区に入る玄関で後ろの道は神路と呼ばれている。神路は石碑坊から始まり、大宮門をくぐって、長陵までつながる。もともと長陵のために造られたが、いつのまにか全陵区の主な陵道になった。この道は、陵園を南北に貫いて、全長7キロメートルある。

 

写真は石碑坊。

嘉靖19年(1540年)に建てられ、世宗皇帝が父祖の功績をほめたたえるために造られたもの。

 

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大宮門。

大宮門は、陵区に入る玄関で、門前の両側に下馬碑が立てられている。陵祭が行われる時は、皇帝から、下の各階級の役人まで、門外でかごや馬から降り、歩いて陵区に入ることになっている。その事で、崇敬の気持ちを示すのである。

 

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神功聖徳碑碑亭。

建物は正方形で、中に一つの石碑が立てられている。

 

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