北京郊外

盧溝橋。

日中戦争勃発の地はかつて北京の玄関口。

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北京の南西20キロの永定河(旧盧溝橋)にかかる全長235メートルの白亜の石造りアーチ橋。金代(12世紀)完成の北京に現存する最古の橋で、昔の旅人はこの橋を渡って北京入りした。

140本の欄干にはそれぞれ形、表情が異なる大小485個の獅子像が刻まれ、マルコポーロは「東方見聞録」の中で“世界で最も美しい橋”と賛えている。城門も復元され橋の中ほどには当時の石畳が残る。ここはまた、1937年7月7日の「盧溝橋事件」の起きた場所で、日本軍が中国軍を攻撃した日中戦争の勃発地点である事を忘れてはならない。欄干には日本軍の弾痕が残っている。

 

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左右の欄干の上には

獅子像が座っている。

 

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清代の乾隆帝が書いた

「盧溝暁月」の石碑。

 

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