北京

悠久の歴史がずしりと重い、中国の首都

数々の遺跡の中、急速な近代化の波が訪れている。

歴史

5000年の歴史を誇る北京。記録に残る北京の歴史の

始まりは紀元前1000年。戦国七雄のひとつ燕が、この

地を王都に定め「薊(ケイ)城」と命名した。その後、遼、

金、元の都として栄、北京と呼ばれるようになったのは

明代以降。明の永楽帝が現在の北京の原型を造り、清

代に入り大都市としての形が整った。

(流れているBGMはラストエンペラーのテーマ曲です。)

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故宮の正門、天安門。

世界に名高い中華人民共和国のシンボル。

 

明代に建設された当時、承天門と呼ばれていたが清代に修建の後、天安門と改称。明、清を通じ皇帝の詔書を宣布する場所として使われていた。1949年、新中国の成立宣言もこの門上で行われた。現代中国を象徴する美しい城門である。

 

休祭日には噴水が立ち上がる。

 

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天安門、門上から天安門広場を見る。

左にある建物は中国歴史博物館。

天安門広場。

内城の正門、正陽門(前門)から旧紫禁城(故宮)の正門、

天安門まで南北880メートル、東西500メートル、面積44万

平方メートルという世界最大の広場。広場だけで50万人、

80〜120メートルの東・西長安街を入れると100万人の

集会が開ける程広大。明・清代は前門までが紫禁城で、

皇城に仕える人たちの生活の間であったが、1949年の

新中国建国式典の際に整備。1959年の建国10周年に

は現在の規模に拡張された。北京都心のど真ん中で、

1919年の「五・四運動」、数回の「天安門事件」もこの広

場を舞台に起きている。

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国旗掲揚ポールの後ろの方に見える建物は毛主席記念堂。

 

常時衛兵が立つ国旗掲揚ポールの前で毎日、日の出の時刻(5〜6時)に数十名の人民解放軍兵士の隊列行進のあと、3回の国歌演奏と共に国旗が掲揚されるセレモニーが行われ、見物客が多い。

 

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