崖っぷちから、一方通行の映画鑑賞コメント・平成19年
言いたい放題・無礼失礼御容赦御堪忍頂戴
A : 鑑賞コストをクリア。ぜひ、ビデオでもう一度。
B : 鑑賞コストギリギリ。まずまず、マァマァです。
C : 鑑賞コスト未満。がっかり、残念、口惜しいね。
D : 鑑賞コストがドブの中へ。選んだ方も悪いのか。

本年新作

椿三十郎 A < 豪華キャストの黒沢映画のリメーク作品。いささか青島三十郎という感じだが、織田裕二は合格点。トヨエツもなかなかの好演で、合図で流す椿がやっぱりという色でした。>

タロットカード殺人事件 B < ウィットとペーソスにあふれたコメディとの触れ込みだが、殆ど笑えない。ウディ・アレンが目立ちすぎで、逆効果 ! >

パーフェクト・ストレンジャー B < テレビCFに騙されたという感じ。観客に納得されなくてもいいような真犯人で、ルール違反的結末。バカにされたみたいだ。>

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 B < シリーズ五作目。ラストの対決までもったいぶった展開が、退屈。そろそろ限界でしょう。レンタルDVDで充分。>

ダイ・ハード4.0 A < 映画でないとこれは表現出来ない、という映画が本作。最初っからエンジン全開、一人でサイバーテロと戦うジョンは、肉弾戦に強い52歳のアナログ超人です。痛快!!! 。>

バベル A < 三つのストーリーが並行して描かれる。一丁のライフルがもたらしたそれぞれのドラマが、何らかの結末を迎える。何でもないようで、幾らか重さがあってシンドイ。>


スパイダーマン3 A < 新たな敵も出てきてストーリー展開が複雑になった。最後に、それぞれの敵との絡みについて説明するが、途中経過でわかるようにしておいた方がよかったのでは ? 。>

デジャヴ A < 変えられた過去と未来との繋がりがよくわからない。まさか、ですべ
て解決しないんですよ、監督。既視感というタイトルには、ただただ ? 。> 

バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 A < 無茶苦茶なストーリー展開、オーバーアクション、バブリーな演出!? よく見ると、随分バック・トゥー・ザ・フューチャーからパクりましたね。ラストがフジテレビならではのビッグ・ジョーク。>

ディパーテッド A < ネズミがネズミを助けるが、ネズミは結局始末される。少々 ? もあるが、死者だらけのエンディング。スコセッシ監督、手練れの演出は巧みで厭きません。> 

ユメ十夜 B < 10人の監督が10夜それぞれの力量で描くオムニバス。短いが故に工夫があるが、出来の良さが目立ったのは6夜の松尾スズキ、あぁいう運慶ならオモシロイ。>

それでもボクはやってない A < 警察と検察と裁判所の公務員がひとつの事件を仕事として手際よく有罪で片付けていく様子がよく描かれている。裁判所は真実を見極める場所ではない! > 

平成18年新作 管理人の独り言………クリント・イーストウッド監督の力量に圧倒された年でしたね。他の監督も頑張って!!!


鑑賞作品の勝手なランキング・平成18年ベスト5
1.硫黄島からの手紙[95/100点]
2.
父親たちの星条旗[90/100点]
3.
ゆれる[85/100点]
4.
THE有頂天ホテル[83/100点]
5.
キングコング[80/100点]


硫黄島からの手紙 A < 既に軍の統制もとれない明日なき戦い。本土にいる国民のために、玉砕覚悟で死守していた兵士たちに捧げるべきものは、潔さの美学では決してあるまい。>

トゥモロー・ワールドB < 内戦状態となった近未来世界の映像はよくできていて、監督の努力を認めるが、ラストがシラけた。感動すべき場面だが、船の名がマトモすぎるよ。>

父親たちの星条旗 A < 鉄が砕ける音が生々しい戦場シーン。戦費を捻出できず、アメリカ軍の武器弾薬が不足していたとは、驚きの事実。戦争には英雄なんていないと描いた傑作。>

16ブロック A < 悪徳警官グループの落ちこぼれデカ。証言する囚人を護送するうちに改悛し、最後の勇気も獲得した。ブルース・ウィリスが演技力で見せたB級映画。珍しい ? >

記憶の棘
B < 早熟な少年ストーカー。10歳という設定に無理があるのでは? 最後に送った陰湿な手紙のことを考慮すると、尚更。美人のニコールは愛にすがりつく好演だったが。>

X-MENファイナルデシジョン A < エンドロールがでているときに帰ってはいけない映画。こういう仕掛けをするとは、なかなか手が込んでいますね。見せ場も多くて見応え充分。>

M:i:3 A < 矢継ぎ早のアクションシーン。見せ場の多い痛快な作品、トムはタフだね。相変わらずストーリーはどんでん返しだが、それにしても、ウサギちゃんの足って何 ? >

マッチポイント A < 人生は運次第、元気でなくても幸運であればいい。70歳になったウディ・アレン、老境に入り、自らも成功した人生を送ったからこそこんなストーリーを創れるのかな。>

ゆれる A < 兄弟の感情、思いがゆれた、交錯した結果、事実にそぐわない判決になった。ウソを本当のことのようにいうのは演技力か? 香川照之の好演、オダギリジョーの眼の演技、共に光る。>

ゲド戦記
B < 巨大な動く絵本。展開がスローリー、故にチト眠くなる。役者の演技で表現できないアニメの限界。それをカバーすべく声で演技していたのが田中裕子だけでは、淋しいね。>

ダ・ヴィンチ・コード B < 前評判通りストーリー展開が早く、ついてはいけるが、謎解きも呆気ないほど早い。聖杯の秘密も何となく後半でヨメてきて、ヨミ通り。やっぱり駄作!? >


ロンゲスト・ヤード A < アメフトの試合は迫力満点。前作に比べ、看守を狙い撃ちにして潰すのはややもの足りないが、リメークされても面白く、スカッとするのは同じ。>

ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女 B < ファンタジーに酔えなくなったのは不純な大人になったせい? もしくはトシのせい? ファンタジー映画について行けません。>

オリバー・ツイスト A < 善人と悪人の間で翻弄されるオリバー少年。数奇な運命を辿り、運(?)良く善人の保護下に。今や巨匠となったポランスキー、文芸作品も美麗巧妙に仕上げる。>

博士の愛した数式 A < 博士と未亡人の義姉の仲に深入りしてストーリーが変えられ、原作のエピソードが摘み食い的に繋がっている。まとめ方はほのぼのしていて、妥協的評価。>

THE有頂天ホテル A <
ショートストーリーを繋ぎ合わせた感じ。小道具をうまく使っている。善意溢れるパーティの後、どういうラストか、期待したが、ムムッ!? >

キング・コング A
< Tレックス3頭をぶち殺す、圧倒的に強いコング。しかし、美女の前ではシャイではにかむコング。いやいや、こりゃイイ出来です。三時間が短いよ。>

平成17年新作 管理人の独り言………今年は力量のある監督による、じわりと感動させた作品が二本あって良かったですね。


鑑賞作品の勝手なランキング・平成17年ベスト5
1.ミリオンダラー・ベイビー[95/100点]
1.
ロング・エンゲージメント[95/100点]
3.
アレグリア2[90/100点]
4.
ドア・イン・ザ・フロア[85/100点]
5.
容疑者室井慎次[80/100点]


ハリー・ポッターと炎のゴブレット B < シリーズ四作目で一番の出来という前評判だが、中盤やや退屈する。これまでのストーリーを覚えていないとラストの意味がわからないのが難点。>


ドア・イン・ザ・フロア A
< 息子が死んだ悲しみから抜けられない妻に、死んだ息子に似た青年を与えた、という児童文学作家。しかし、夫婦の思いは別々。ラストシーンが印象的。>

アレグリア2 A
< 映画ではなく、スーパーサーカス。見たのは初めてだが、ショーアップされた軽業に感嘆頻り。見せ方がうまいと、感動も新鮮! 高かったけれど、good ! >

容疑者室井慎次 A < 法律を杓子定規に使って武器にするイヤな秀才弁護士と室井管理官との闘い。TVでも充分な筋立てだが、急転直下の解決でホンの出来は流石。新城ってイイ奴なんですね。>

スターウォーズ・エピソード3 A < 結末は決定済みの予定調和で、Bに近い。ヨーダの動きがグッドなのが救い。ダースべーダー誕生のときの雄叫びはギャグかな ? >

宇宙戦争 B < 仕掛けはハデだが、結末が呆気なくて終わらせ方が釈然としない。スピルバーグ監督、A・I辺りからオカシイぞ。プライベート・ライアン以降、冴えないね。>

交渉人真下正義 A < ストーリー展開が小気味よく楽しめるが、最後は勘に頼ったり、ナゾナゾがデータ検索で解けたりして、もっとアタマ使ってほしいなぁという感じ。Bに近い。>

ミリオンダラー・ベイビー A < 傑作。一瞬のスキだった。ボクサーとして自分を守れなかったマギー。彼女のひたむきな生き方、その潔さに喝采。老トレーナーの苦悩は神には救えない。>

Shall we dance?
B < お行儀のよい仕上がりで、ハッピーエンド。何故か終了時に観客の一部が拍手。J・ロペスのお尻は強烈だが、う〜ん、もの足りないよ、これだけじゃ。>

ロング・エンゲージメント A < ストーリー展開中のエピソードがしっかりしている。オドレイ・トトゥの演技も、微に入り細を穿つジュネ監督の演出も、
終わり方もベスト、文句なしの傑作。>

Ray(レイ) A < 火宅の揉め事もすぐさま新曲にしてしまう、その閃きと創作力は天才的。サビの部分が連続しているようなストーリー展開で、2時間半でも短く感じる。>

レイクサイド・マーダーケース A < CGを使わないエンディングの方が良かったのでは。二転三転する展開で、演技する俳優のウマイヘタがよくわかる。役所広司は柄本明に喰われてたね。>

オペラ座の怪人 B < このお話は綺麗だが、21世紀なら、ストーカー・オブ・ザ・オペラ。オペラ座の地下にある洞窟のようなファントムの部屋が見事で、圧倒される。でも、それだけ。>

恍惚 B < 女性監督が安易に描きがちな都合のいい男(夫)。夫の愛を疑った妻は娼婦に利用され、疑いが妄想になって煩悶。最後は手をつないで愛の再確認。でも、これ、何か身勝手すぎないかい ? >

レディ・ジョーカー B < なるようにしかならない人生もある、競争社会の厳しい現実。登場人物が多く、断片的にしか人生が描かれず、有機的に紡がれなかったのが残念 ! >

ターミナル A < 言葉もロクに話せないアメリカへ来た理由が泣かせる話なのだが、それで口説かれなかった美女も現実的アメリカ。善人に囲まれてほのぼのとした作品。でも、すぐ忘れそう。>
 

平成16年新作 管理人の独り言………今年はこぢんまりとした映画に印象の強い作品が多いですね。5本とも僅差です。


鑑賞作品の勝手なランキング・平成16年ベスト5
1.スイミング・ブール[93/100点]
2.
変身[92/100点]
3.
イノセンス[91/100点]
3.
かげろう[91/100点]
5.
笑の大学
[90/100点]


エイリアンVS.プレデター
B < 期待が大きかっただけに、もっと戦ってほしかった、決着をつけてほしかった。宇宙トカゲじゃチカラ入らないよ。ラストがいただけない。>  

ゴジラファイナルウォーズ A < キザな台詞もカンフー的格闘シーンも違和感なくハマっていて、B級映画の王者のような出来映え。迫力満点で面白い。最後にしないで次も北村監督に撮らせれば ? >

変身 A < 演技力のある俳優が、その演技力を発揮して昆虫に見える演技をしている見事な芸術作品。スローな映像が家族の苦悩のメタファーとなり、効果的。ロシア映画もGood ! >

ハウルの動く城
B < 最後に動く城が空○○城になる。これですべて解決させてしまいたいようだが、呪いが解けたワケ、戦争していたワケなど何もわからない。ラピュタやナウシカが懐かしい。>

笑の大学 A < シナリオと演出の息が合った痛快なコメディ。役所広司は実力通りだが、稲垣吾郎の演技力に驚く。知らなかったけれど、なかなかやりますね。>

透光の樹
B < ストーリーが安易で破壊的。秋吉久美子の裸になってまでの熱演が見られるが、コレが純愛なのか、欲情なのか、女の一生なのか、いずれでもないのか ? >

アイ,ロボット A < 学習能力のあるロボットが、刑事から学んだある仕種でひと芝居打つ。ロボットの進化が人間の友になることなら、これほど頼もしい友はいない。>

キャシャーン
B <登場人物ごとに短くストーリーをつけたから複雑になり、わかりにくくなって下馬評最悪。守護神と新造人間の戦いに絞り込めば良かったのに。欲張りすぎで評価ダウン。>

恋愛適齢期 A < 名優並び立つ熟年ラブコメディ。年寄りの、使い古した、老いぼれのハリーがおしゃれな台詞で、恋を実らせる。本気で笑っているように見えたダイアン・キートンが印象的。>

スパイダーマン2 A < まるでツキのないピーター。跳べなくなった、悩めるヒーロー。恋を捨て、再起したスパイダーマンが最後に救われる。直球勝負的勇気を与える傑作。>

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 B < 13歳という設定ではもう無理がある。ストーリーはルーチン化し、今後は俳優が変わるらしいが、映画として続けることには ? >

イン・ザ・カット B < 一部の風評通り、体当たり演技にもかかわらず、メグ・ライアン、ラブコメ女王の落魄。シナリオも良くないせいか、演出も錯綜気味で、終わり方が良くない。Cに近いB。>

クリムゾン・リバー2 B < サイコスリラーといわれるが、新味はなく、観る者に先が読めてしまう。結末も呆気なく、見掛け倒し的ストーリー展開。ジャン・レノさん、アクションがシンドそう。>

スイミング・プール A < 殺人って疲れるものよ。意地悪なミステリー小説家を好演するシャーロット・ランブリング。しかし、予想外の展開で、結末がミステリアス。>

ホーンテッドマンション B < 子ども騙し的トリックに見事に騙される。勧善懲悪的な結末に感動を覚える人も少なくない、らしい。エディ・マーフィが割とまともに演技をしているのが珍しい? >

アップルシード A < 二転三転する、ひねりにひねったストーリー展開は巧み。映像美も完成度が高い。フランス人よ、見習うべし! 。芸術の領域の首座に近付きつつあるアニメの傑作。>

ゴッド・ディーバ C < 映像美に凝ってもそれだけでは映画にならないという典型作。毒汁の毒気もなく、平板なストーリーでセリフも違和感だらけ。監督の力量不足は明らか。>

イノセンス A < アニメだからできる、想像力の限界まで使い切ったような奥深くてきめこまかな絵と、哲学と詩を科学的に染めあげたようなセリフ。切ないストーリーが心憎い仕上がりで完成度の高い傑作。>

ペイチェック/消された記憶 B < カタイことをいいますが、当選番号のわかった宝くじを買うのはルール違反ですね。なぞ解きは20個目のアイテム。これに気付けば推理力あり。>

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 B < レゴラスの凄い活躍は5分くらい、ギムリのユーモアは数秒、見せ場はこれくらいなのに、話が長くて、映画も長い。そのために評価ダウン。>

ミスティック・リバー A < 殺人事件の結末はドンデン返しの巧さ。弱者が生き辛い厳しい現代社会を描き、観る者に黒塗りの勇気を与える、イーストウッド監督、力量発揮の俊逸作品。>

かげろう A < フランス映画らしいこぢんまりとした、未亡人のストイックなロマンス。しかし、愛欲に抗えず、たった一度だけの肉の交わり。これが効果的。エマニュエル・ベアールは色っぽいですね。>

踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2 A < 海外配給ヴァージョン。 THE MOVIE2より、カットが短くて、引き締まっていて、こっちの方が映画らしい。潜水艦の事件で一話創れませんか。> 


ファインディング・ニモ B < アニメの動きが実になめらかで、映像としては美しい。ストーリーは単純で、喋りが多すぎて、評判はいいのだが、気忙しい感じで、呆気なくジ・エンド。あれッ !? >

平成15年新作 管理人の独り言………今年はボジョレーのように出来のいい作品が多いですね。


鑑賞作品の勝手なランキング・平成15年ベスト5
1.トーク・トゥ・ハー [91/100点]
2.
マッチスティック・メン [90/100点]
3.
マトリックス・リローデッド&マトリックス・レボリューションズ [85/100点]
4.
戦場のピアニスト[ 84/100点]
5.
座頭市 [81/100点]


ラストサムライ A < 観客は史実を考慮してはいけないストーリー。合戦シーンは黒澤明並みの大迫力。名誉のために死ぬサムライ魂をここまで礼賛されると、こそばゆいだろう。イラク問題を抱えるアメリカ人の思惑が見えそうな怪作。> 

フォーン・ブース A < 電話を切ろうと思えば切れたのに、切らなかった本当のワケは何か。事件の真犯人に気付いた警部は優秀だが、結末は予想通り。電話って中毒性がありますね。>

ひめごと C <カイエ・デュ・シネマベスト1 。30年前なら、エロティシズムの傑作と賞されていたかもしれないが、今では、アナクロニズムの凡作。ワーストの間違いでは?。パゾリーニをふと憶いだしたが、比較するのは失礼千万。>

マトリックス・レボリューションズ A < 闘う理由をスミスに問われ、自由のためでも愛のためでもない、その答が、何とも、デジタル的!?。 結末に不満を持つ人もいるようだが、予定調和的で許容すべき。観念的な会話もすんなりと受け入れられて、三部作で傑作となる珍しい作品。>

マッチスティック・メン A <リドリー・スコット監督、14歳のムスメはエイリアンよりコワイ、これが狙いか。アーティスト詐欺師があまりにも綺麗に騙される、これもある種の美学 ? >

座頭市 A <結果的に仇討ちを手伝うことになった市。あまりにも無敵で唖然とするが、殺陣がファンタスティックで新鮮。ビートたけしのハマリ役になるかも。>

コンフェッション B <TVプロデューサーとCIA工作員=殺し屋、ふたつの人生を同時に生きた男。しかし…… NO LOVE ……愛されたい、と書き残して死にたかったのか。>

ゲロッパ B <“巨匠”井筒監督、“自称”でないことを証明したシャシン。人情話がファンキーなソウルダンスでハッピーエンド。>

踊る大捜査線 THE MOVIE2 A <組織の在り方を問うというテーマを持ち、複数のストーリーも手際よく進み、事件は現場であっさりと解決する。君塚脚本はわかりやすくてgood ! THE MOVIE3を早く創ればいかが。>

ターミネーター3 B < ファーストキスの話を聞き、いい話だと感想をいう人間的(?)なターミネーター。新型T-Xとの格闘シーンは無茶苦茶な破壊力。4は、ないだろうし、ない方がよいだろう。>

ソラリス B <生きているのか死んでいるのか、もう、そんなことはどうでもいいのよ。ラスト前、脳天から凍えるような感覚に襲われる。惑星ソラリスは難解観念映画、こちらは本質的には恐怖映画。冷房の効き過ぎではない………>

トーク・トゥ・ハー A <永遠の愛を求めた男は犯罪者にならざるを得ず、昏睡状態の彼女を愛し続けるには、自らも昏睡状態になることだと思った。ヨーロッパの恋愛映画は品がいい、相変わらず。才能ある監督 ! >

マトリックス・リローデッド A <希望は人類最大の妄想だ、という。しかし、希望なしで人は生きていけるのか。難解さとわかりやすさの混ざったストーリー。格闘シーンに血がない不思議、一度だけ血がでる不思議、これが印象的。>

ドリームキャッチャー B <スティーヴン・キング原作作品だが、フィニッシュが呆気ない。エイリアンとそのペットのような化け物が人間を襲うシーンは確かに怖いが、前半ストーリーが錯綜し、わかりにくいと思うが、いかが? >

ネメシス/S.T.X A <最終兵器を破壊して死んだデータ少佐。彼は、ピカード艦長、エンタープライズ、地球、いや、全生物を救ったのだ。迫力ある戦闘シーンに圧倒され、観終わったあとに、これで完結するのは惜しいと思ってしまう。>

戦場のピアニスト A <ユダヤ人虐殺シーンが凄惨だが、不思議にもストーリーは優美に流れ、ナチス将校を感動させたショパンの調べは哀しく、けれどもヴィヴィッドで、聴く者を黙らせる美しさ。鬼才から今や巨匠となったポランスキー、鎮魂の傑作。>

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 B <ストーリーは一話完結風に展開され、長いが、スピーディで迫力もあり、前作を見ていなくても楽しめそう!? なのがGood。>

レッド・ドラゴン A <狂人よりも狂気を背負い込んだ男の方が恐ろしい。追いつめられても、破滅的な攻撃あるのみ。"過去は現実である"証拠になるものとは ? >

平成14年新作 
ハリーポッターと秘密の部屋 B <仕掛けがどこかで見たような、幾つかのシーンも過去の他作品に類似シーンがあったような、そんな感じのCに近いB。アマイかな。>

Dolls〈ドールズ〉B <ソフトな、かつてのATG映画(晩期の清順、寺山修司etcの作品)をほうふつとさせる純愛映画。個人的には、三橋達也の老ヤクザの話が印象的だが、通して見続けるのはかなりシンドイ。北野武監督の芸域拡張証明映画。>

9デイズ B <ポータブル核爆弾を奪い合うハラハラドキドキ。年齢を感じさせないアンソニー・ホプキンスのアクション。原題はBAD CAMPANY、campanyとは仲間、もしくは諜報機関、そいつがバッドなんですね。>

サイン A <交通事故で死んだ妻。宇宙人に襲われたが、助かった息子。武器らしい武器もなく、宇宙人の襲撃に耐えて戦う元神父ファミリー。人は、偶然のなかに存在しているものを察知できるのか。信じることができるのか。ただのSFスリラーではない、地味だが、余韻がジワリと残る。>

竜馬の妻とその夫と愛人 A <話のオチが大きくて唖然。竜馬暗殺の謎に新説を唱える大胆な脚本家。前半やや退屈、中盤から気合い充分。木梨より中井貴一が好演。>

プレッジ A <老刑事が仕掛けたおとり捜査の罠。だが、連続美少女殺人犯は不測の事態に見舞われる。人生晩期の賭けに敗れた悲哀か。>

スターウォーズEP2 C <続きものなので、前編等のストーリーを復習していないと楽しめない。やっぱり、一話完結じゃないと。>

模倣犯 C <結末にかなり無理がある。それで一気に興醒めして、ナカイ君の怪演にもしらけてしまった。残念でした。>

パニック・ルーム B <結末が予想通り。悪党になりきれない犯人がパニックを救済。でも、カタルシスも感じられ、まずまずでは。>

メン・イン・ブラック2 B <見掛けと仕掛けがハデなシャシン。ハデさを楽しんで、短かったから、文句をつけるヒマもなし。>

ロード・オブ・ザ・リング C <ロールプレーイングゲームの原型といわれているそうで、しかし、それだけのようなお話。続編もそうかな。>

ヴィドック B <意外とシブいB級映画。19世紀パリ、デカダンスのいかがわしさもあって、種明かしにいささか ? もあるが、マァマァ。>

旧作ビデオ
しばらくの間、(いらないという声もありますが,) 工事中です。(殆ど制作は忘れられています。2004年8月現在)

いざ、呆れて、戻りますぞ。

こちらのページは上記タイトルでおわかりのように電子メール受付はありません。
copyright(C) 2002〜2005Ken Shimamura All rights reserved