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4-1.多摩川台公園
多摩川の流れに沿ってゆるやかに続く丘の上に多摩川台公園がある。全長750m、面積66,661m2という細長く広大な公園には、多くの古墳や水生植物園、あじさい園、山野草園、自然林など見どころが多く、桜の季節には花見の名所として賑わう。多摩川方面を見渡せば、晴れた日には遠く富士山を望むこともできる。東横線・目黒線多摩川駅から徒歩3分。入園料はナシ。
4.多摩川近隣スポット
公園が広いこともあり、入口は東西南北いくつもある。右側の写真が取敢えず正門。
園内には数多くの案内図や説明板が整備され道に迷うことは無い。トイレも数多くあり整備されている。
楽しみの中心は矢張り武蔵野の面影そのままにした自然林の道で、起伏に富む園地の多くはアカマツ、ケヤキ、ナラ、クヌギなどが多い。公園のいたるところが古墳であり、史蹟として保護されているので自然のままが残っている。
自然林の道を散策しながら眼下には多摩川、遠くには丹沢山塊や遠く富士山の姿も見ることができ、気分が洗われる心地である。
この公園からの眺めは多摩川八景にも選ばれており見ごたえは充分。
自然が多く残されていることもあり、小鳥達の天国ともなっている。ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ、メジロ、シジュウカラ、ツグミ、ウグイスなどを見ることができる。
園内にはいくつかの広場があり、ブランコ、スベリダイなども設置されている。休日ともなると家族連れで賑わっている。周りは桜の木で花見の季節は場所確保に苦労する。
公園の中央に位置する広場の一角には公園管理事務所と古墳展示室がある。展示室には多摩川流域の古墳の紹介とか、亀甲山(かめのこやま)古墳を詳細に解説している。