2. 多摩川河岸散策路
多摩川歳時記目次に戻る
多摩川河岸の丸子橋から二子橋までの約5Kmの散策路は国土交通省も力を入れて歩道整備しているお気に入りの散歩道だ。春夏秋冬季節の移ろいが風景と同時に空気で感じられる。
コースは上流の二子玉川から歩き出すコースもあるが、太陽を背中にして歩ける丸子橋から上流に向うのがお薦めである。
ただ歩くだけなら1時間、ユックリ自然を見ながらだったら3時間は欲しい。
A多摩川台公園からパークウエイ
東急東横線・目黒線・多摩川線の多摩川駅を出て路地を入ると直ぐに多摩川台公園入口となる。歩いて1分もかからない。多摩川台公園を縦断し、途中の虹橋を下りて一般道のパークウエイに出る。
多摩川台公園内の詳細は、このホームページの多摩川近隣スポットの「4−1.多摩川台公園」を参照下さい。
@多摩川駅前
B散策路スタート
パークウエイからバス通りの信号を渡ると、もうそこは散策路のスタート地点。空が開けて一気に気分爽快。散策路の要所には岩に嵌め込まれたタイルの案内板が現在地点を教えてくれる。
C清々しい散策路
左手に多摩川の流れを見て進む散策路は葦や野草に囲まれているが開放的な道だ。冬の晴れた日には遠く雪をかぶった富士山が、また、桜の季節には土手下の桜並木のピンクが緑に映えて一段と美しい。
D清流が戻ってきた
多摩川の流れも高度成長期には家庭用洗剤なども流れ込み汚れて不評をかっていたが、上流や地域住民の環境問題への取組みも一段と進み、見違えるほどキレイになって来た。最近では「アユ」も生息するようになり、アユ釣りの姿も多くなってきている。水鳥も多くなり、野鳥観察の人達も多く見受けられる。
F渡し舟
散策路中程には東急ゴルフ場がある。クラブハウスは東京側にあるが、コースが川崎側の河原にあり、渡し舟で行き帰りしている。以前は東京側にもコースがあったが現在は玉川公園として一般に開放されている。日溜りの中、ノンビリと渡し舟を見ていると何故かホッとしてくる。
E河原の自然
散策路の一番の楽しみは、季節毎の自然を観察することだ。花・鳥・虫など季節を感じさせてくれる。そこがこの散策路が飽きない理由となっている。チョウチョが夫婦?で仲良くしているのを見つけたりすると思わず微笑んでしまう。
G河原の団欒
時代が変っても河原は家族連れの最高の舞台だ。河原の草の上も良し、歩いて渡れる中洲の砂利の上も良し、若いパパの晴れ舞台となっている。バーベキューは欠かせない道具。
H季節の変化
左は夏の散策路、右は冬の散策路。夏は花が咲き乱れムッとする空気の中での散策、冬は空気が澄んで遠くの景色も楽しめる。同じ道でも趣きが変る。
I二子玉川近く
散策路終盤になってくるにつれて輸送力増強のために川の上まで張り出した大井町線・田園都市線の二子玉川駅が見えてくる。二子玉川は地元で「ニコタマ」と呼んで親しまれている。最近は若者の街としても親しまれており雰囲気全体が若返ってきた。
J二子玉川駅前