裾上げ
休日出勤が続いていて、なかなか私とルカの休みが合わない日が続いてましたが、先日はちょうどルカの休みが日曜日にあたり、久々に家族全員が同じ休日を過ごしました。
その日を利用して買い物をつきあって欲しいと、以前からルカに言われておりました。
冬物の服を買いたいのだが、一人で買うのは判断が難しいので、つきあってくれとのことでした。
近所に大きなショッピングセンターができてから、ルカはそこにあるお店で服を買うと決めています。
当日そのお店に行って、品選び。
以前Gパンをはかなかったルカがやっとはいてくれるようになったということを話題にしました。
ところが、冬はGパンだとやはり寒いので、裏起毛のダボダボパンツを買いたいとのこと。
なんだ〜、Gパンの方がかっこいいのに・・・と思ったのですが、仕方がありません。
本人の希望通りのパンツを2本購入しました。
本人はとても気に入っているのですが、私はこれがイヤな理由があるのです。
Gパンの場合は、裾が長い場合お店で短時間で裾上げをやってくれますが、このダボダボパンツの場合裾を絞る紐が付いていたりして、本来裾上げをできない構造になってます。裾も長くダボダボにはくのがかっこいいようにできているわけですから。
お店でも、この手のものは裾上げをやってくれないと思います。
ルカはそのゆるゆるのはき心地と、なによりも裏起毛になっていて温かいので、この手のパンツが大好きなのに、裾が長いのは苦手・・・・結果、私が四苦八苦しておうちで裾上げする羽目になるのです。
「Gパンが一番いいんだけど・・・」と私が恨めしそうにいうと、
「俺が自分で裾上げするから、教えてよ」とルカ。
うーむ。ミシンを使うんですけど。ミシンの調子もあるし、一人でできるまでは時間がかかるよな〜と、教えることがめんどくさい私でしたが、本人がやる気になっているので、一緒にやることしました。
ミシンの調子や下糸の準備など、複雑なこともあるので、全部一人でやるのはもう少し先になりそうですか、まあまあ一生懸命やってくれました。
ついでに、勤務先ではいている作業ズボンも裾が長いといのうで、それはまつり縫いの方が良いので手縫いでまつる方法も教えました。
まつり縫いは覚えておくと何かと便利なので。
不器用なルカのこと、大丈夫かな〜と心配しましたが、とてもきれいに縫うことができました。
ミシンの扱いはまだまだでしたが、手縫いの方はなんとか一人でできそうです。
学校時代に家庭科の時間にやっていたことが役にたっていました。
家ではなかなか教えることができないのですが、それを授業でやってもらえると助かりますね。
特に個別支援級での授業ではじっくり丁寧に教えていただいたので、不器用なルカも針の扱いを身につけることができたようです。
正直、ルカが学生の頃は家庭科の時間のありがたみがいま一つわかりませんでしたが、いざ、一人で生活をすることを考えてみると、その重要性がひしひしと身にしみます。
個別支援級の先生方にも感謝しなくちゃいけないな〜と、今更ながら思うのでした。
さてさて、その夜はルカのズボンの裾あげ4本。「ついでにやって〜」というミミのGパンの裾上げ一本と、なんと5本のズボンの裾上げをやりました!
ちなみに友達のお子様はとても背が高く、いつもパンツの丈が足りないのがお悩みだそうです・・・・・足が短い家系の我が家では、涙がでるほどうらやましいお話です(笑)
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