・近況報告359

飲み会

今日のお題をみて、ルカ君お酒飲めるようになったのかしら? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、飲み会に行ったのは私です(笑)
先日、ルカが高校の頃に一緒にPTAの役員をしたお母さんたちと久しぶりに飲み会がありました。
もう高校を卒業して、3年近くになります。
お互い近況を語り合い、ほかの同級生の人たちの様子も聞くことができました。

皆さん、一般就労でがんばっていたのですが、いろいろあってやめてしまう人もちらほら出てきました。
職場の上司が替わったとか、同僚となじめないとか、やはり仕事そのものよりも、人間関係に疲れてしまうのが主な原因のような気がします。
それと、高校で職場実習をしている間は、どうしても少しでも待遇の良いところ・・・と親も先生も本人も思ってしまいがちで、果たして長期的な視野にたって、無理なくやっていけるのかどうか・・・というところが抜け落ちてしまう場合があります。
結果、やっぱり無理をして続かなかったということになってしまうようです。

人間関係においては、高校を卒業してからすぐの就職だから、男性の場合ですと若い男性が多いところの方が、仲間に入れてもらえるのではないか?と考えがちですが、なかなか障害のない若い人たちと対等なおつきあいというものは、ルカたちにとっては、大変なものです。結果、孤立感を深めるということにもなってしまいます。
それだったら、はじめから年の離れた人の多い職場で、人間関係にわずらわされず、淡々と仕事をこなしていける職場の方が良いのでは?という気がしました。
また、待遇の良い職場は、仕事の内容もきついものになります。
ルカの高校は軽度の知的障害の生徒さんがメインで、体力そのものには問題のない子が多いので、残業もやってばりばり働けそうに思われるのですが、他者とのコミュニケーションのとりにくい中、毎日長時間仕事をするのは、私たちが思っている以上に、大変なことなのかもしれません。
一生懸命まじめに働いていた方が、心身共に疲れ果てて退職、という残念な結果になった方もいらっしゃいました。
そうした場合、回復には長い時間がかかることを覚悟しなければなりません。

ルカの職場の場合、障害者就労はルカだけで、ルカが疲れすぎないで末長く勤務できるようにと、とても気をつかってくれます。
なので、パートのおばさんが残業になっても、ルカは定時で帰してもらったり、ということもあるようです。
はじめは、少しくらいは無理をして残業してもいいんじゃないか?、と思ったりもしたのですが、ルカと同級生の方たちの仕事を辞めた理由などを聞いていると、ルカは無理のない勤務体制だったから、今まで続いているんだなーと思えるようになりました。
なので、ルカにもこれ以上がんばれとは言わないようにしようと改めて思いました。

さてさて、がんばるようにとは言わないつもりの私ですが、先週お話したとおり、ルカもこのところ忙しく、長時間黙々と働いて帰ってくるせいか、家に入るととても声が大きく雄弁になってしまっています。
ちなみに我が家は今年度ミミの大学受験を控えているため、ほんのちょっとではありますが、緊張ムードが高まってきており、ルカをあまりのびのびさせられないのが、現状です。
我が家は家族のことで不満があると、本人には直接言わず私経由で文句を言うので、私もついついため息の多くなる毎日です。
たぶん皆さんのご家庭でもそうだと思うのですが・・・
飲み会でもそんなような話になり、母親は子供がいくつになっても大変だ〜となぐさめあったのでした。

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