・近況報告355

体力

この間の日曜日は何週間ぶりかにルカも休日となり、友達と某動物園に行きました。
お天気も良く、一日中めいっぱい園をまわれたようです。
帰ってきた時にため息をついていたので、何かあったのか心配になって聞いてみると、あまりに歩きすぎたので疲れてしまった!とのことでした。
「みんなはどう? 疲れたみたいだった?」と聞いてみると、「疲れてはいたが俺ほどではなかった」とのこと。
「あー、ルカって意外に体力ないのよね〜」と、つい口が滑り、それからはルカの質問攻めにあうハメに。
「俺って体力ないの? そうかなー、どうしよう体力がないなんて。そんなに体力がないのかな?」と、少々混乱の様子。
昔からそうですが、彼は相対的に物事を考えるということが苦手です。
私は「意外に」体力がないと言ったのです。それは、20歳の男性でルカくらいの体つきをしていれば、もっと体力がありそうなのに、見かけよりちょっと持久力が足りないかな?という意味です。
でも、ルカの場合、あるかないかという二者択一の考えが先行しますので、「体力がない」という言葉だけで反応し、体力がないということは極端な話、地球上の誰よりも体力がないということになってしまって、それは大変なことなのです。
このことは、彼が小さい頃からの課題で、まあ、そこが発達の偏りといってしまえばそうなのですが、久々にその課題を思い出せてもらいました(笑)

そんな私の思いをよそに、彼は彼なりに疲れた原因と解決策を考え出しました。
これもかねてより私が指摘していたことですが、ルカは友達と会うとそのうれしさのあまりに、異常にハイテンションになります。
今回もそうだったようで(本人は周囲の人に迷惑がかからないように気をつけたという話ですが)、何回も同じギャグ・・・・・今はやはり「そんなの関係ない!」ですよね・・・・を連発して友達も少々うんざりしていたみたいだということ。
「そう、君は無駄にテンション高いのよね」と冷たく言ってみると、これは本人も納得らしく 「そうなんだよ、それで必要以上に体力を消耗しちゃうんだよな」とルカ。
「これからは、友達と会ってもテンションが高くならないよう気をつけようかなー」と言うことでした。
是非そうしてもらいたいものです。

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