・近況報告350

予定表

ルカの勤務先が、新しい出勤体制となって、早一ヶ月が過ぎようとしています。
三連休も関係なく出勤するので、私も早起き。
朝、眠そうにしていると、「母さん悪いね〜、俺のために早く起きてくれて・・・」と、ルカに言われてしまいました。
なかなか20歳の息子でこういう事は言ってくれないんだろうなーと、ふと思いました。
アスペの人は、その時感じたことを素直に言うため、相手に失礼のことを言ってしまったり・・・と、マイナスのイメージがとりあげられがちですが、時として、なかなか照れくさくて言えないことでも口にしてくれるので、人の気持ちを和ませることも多々あるのではと思います。

ところで、ルカは小学校高学年当たりから、月ごとの予定表を作って部屋に貼っています。
予定表だけはパソコンで自分で作ることができるので、月末になると来月の予定表を作るのが日課でした。
ところが、9月は何かと忙しく作らないまま月末を迎えそうだということ。
この頃は、わざわざ貼っておかなくても、携帯電話のカレンダーを利用しているので、それで事足りるとのことでした。
「もう作らなくてもいいよね」と、言うので、私も「もちろんいいよ」と快諾しました。
ルカも今時の人なのね〜と、感心してしまいました。
私は、携帯だと見るのを忘れてしまうので、今でも手帳に書き込む派です。
でも、若い人達はしょっちゅう携帯を見るので、忘れることもないんでしょうね。

そうかー、予定表やめちゃうのかーと、私は別の意味でも感慨深いモノがありました。
そもそもルカがなぜ予定表作り始めたかというと、小学校高学年当たりに、就寝前に落ち込んだり動揺したりすることがあったので、その日あったことを振り返って頑張ったシール?見たいなものをカレンダーに貼ろう、というのが始まりでした。
それから、徐々に落ち着いて「シールはもう止める」という自己申告があり、それからは月の予定のみを書き込むことに。
はじめは、私がパソコンで作成していたのですが、自分でやりたいと言いだし、今では私がいなくても自分で作っていました。
なので、今月に入っても実は作っていなかった!と言うことに、私も気づかなかったわけです。
予定表一つとっても、年齢と共にルカの成長が感じられ、嬉しく思っています。

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