ボタン
以前ルカもやっとファッションに目覚めて、前まで窮屈だと言ってはかなかったジーパンをはくようになったことをお話ししました。
その時、もう少し暖かくなったら春物の洋服も買おうねと話していました。
このごろ暖かくなってきたし、我が家の近くに大きなショッピングセンターができたので、そこに行ってルカの新しい春物の洋服を買うことになりました。
翌日は、友達と水族館に行く予定だというので、それにちょうど着ていけるようなジャケットが欲しいとのこと。
ビックリしたのは、ルカは春物ジャケットというのをあまり持っていなくて、いつも愛用していたのは、十数年前にルカの三歳上のいとこからいただいたお古だったです!
とても着やすくて丈夫だったため、毎年新しいものを買おう買おうと思っているうちに、今日に至ってしまったのでした。
洋服を捨てることに抵抗があるルカも、今回は「これ、だいぶ古いよね〜」と、あっさり捨てる(布のリサイクルですが)ことを承知してくれました。
「もう今までみたいに地味な色にこだわらないよ。赤が入っててもいいかなー」というルカの言葉に気をよくして
早速ジャケットを購入。ちょっと赤っぽい色が入っていて、今までなかった色合いです。
ルカもやっと今時のファッションに理解を示したか!と気を良くした私は、調子に乗って
「ねえ、こんなのもいいよね」と、前から私が着せたがっていた、シャツを羽織って中にTシャツの組み合わせのものを見せると
「だからさー、なんでボタンがあんのに、閉めないで着るわけ? 閉めないと寒いでしょ。わけがわかんない」と、あっさり却下されたのでした。
「だってー、そういうのがかっこいいんじゃない?」との言葉にもルカは聞く耳持たずの状態で、やはり、彼独特の服装のこだわりは(ボタンがあるものは、きっちり上までボタンを閉める)、なかなか捨てがたいようです。
ついでに5分丈のボトムも買いたいというので、それも何着か試着して購入。
ボタンの件でもまだまだめげない私は、
「ねえ、こういうのはく時ってさ、長い靴下はいている人っていないよね。みんなはかないかスニーカーに隠れるくらいの短い靴下はいてるよね」と言って見ました。
案の定、「靴下はかないなんて信じられない!」とルカ。
まあ、私もルカに勧めておきながらも、男の人が靴下はかないのはあんまり好きじゃないのですが。
「じゃー、こういう短い靴下、試しに一度はいてみてよ」と、近くにあった靴下をルカに見せました。
「まあ、試しにはくだけならいいよ。」とルカもしぶしぶ了承してくれました。
今はまだ5分丈のボトムははいてないので、靴下もまだ試してませんが、長い間気になっていた短パンに真っ白いソックスは、どうやら今年は卒業かも・・・と期待している私です。
でも、こういうのって、流行ですからねー。その時はかっこいいと思っていても、過去に流行っていた服装を見て、なんでこんなかっこう?って恥ずかしくなることありますよね。
なかなか流行とうまくつきあっていくのも難しいものです。
前に戻る