・近況報告318

成人の集い

通常の成人式より一週間遅れて、ルカの母校で「成人の集い」という催しがありました。
ルカの母校(高等養護学校)では、卒業後も何らかのフォローが必要だということで、卒業2年間は年に数回「青年学級」という名で、学校主催の行事があります。
それもこの「成人の集い」で終了。
本当の意味での卒業なのかもしれません。
ルカはこの日をそれはそれは楽しみにしていたので、その前の一週間くらいは家でもその話題を持ち出し、普段からしゃべり出すと止まらないのが一層多くなり、他の家族は少々お疲れ気味のところもありました(笑)

当日はやはり学校の成人式のようなものなので、皆さんスーツや着物で行くことが恒例となっています。
なのに、ルカの友達の一人はなぜかスーツを着ていくのがいやらしく、前日からスーツで行くか行かないかでちょっともめました。
ルカもスーツだと思いこんでいたものの、少し不安になり他の友達に連絡。やっぱりスーツだという意見が圧倒的に多く、スーツがいやだと言った友達も、当日の朝には「じゃあ、俺もスーツでいく」と、メールがありました。
そんな友達とのやりとりも、なんだか楽しいルカなのでした。

そして当日。
保護者も参加可能なので私も行ってきました。
皆さん、男性はスーツ、女性は振り袖の方が多く、学生の頃とはまた違って、大人になったなーと感じました。
記念写真を撮って、会食。一人ずつ近況や成人の抱負を発表しました。
ルカは仕事は順調にいっていること、バイクの免許をとったこと、抱負としては、電車の旅で日本全国をまわりたい、ということを、恥ずかしそうに話しておりました。

これで学校との関わりもなくなってしまうのかもしれませんが、ルカ曰く「でも、文化祭や体育祭を見には行けるし、そんなに残念でもないかな?」ということでした。
卒業の頃は、学校を離れることが不安だったルカも、そして私も、2年目になると学校も遠い存在になりつつあるようです。
それは、今の生活が充実しているという裏返しでもあり、恵まれた環境に感謝です。

今回の「成人の集い」で、ルカがただ一つ残念に思ったこと。
それは、思ったより出席者が少なかったということでした。
当日仕事でどうしても来られなかった方もいたでしょうし、残念なことに仕事を辞めてまだ落ち着く先が決まってないような場合は、顔を出しにくかったのかも知れません。
ルカが学生時代に親しくしていた友達の中にも、音信不通になってしまった方もいます。
皆さん、置かれた状況は様々でなかなか思うように事が運ばない場合もあるでしょう。
今回会えなかったみんなも、どこかで元気に暮らしていてほしいな〜、そう願っております。

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