20歳
先週、ルカはとうとう20歳の誕生日を迎えました。
いわゆる「成人」になったということです。
一般的には20歳になると、お酒が飲めたりたばこが吸えたり、ということになりますが、ルカは両方とも嫌いなので、そういう楽しみもないし、すでに働いてお給料をもらっているので
「20歳になったっていう実感はイマイチわかないなー」
と言うのが、ルカの本音です。
今のところ、とにかく仕事をがんばりたいそうで、とっても前向きなルカです。
とりあえず今は、来年ルカの母校で行われる成人の集いを楽しみにしているところです。
地元の一般の成人式へは行かないことにしたようです。
近頃の成人式に出席している人たちのマナーの悪さをテレビで見て、危機感を抱いたようで・・・。
中学の時のいじめっこと顔を合わせるのもいやなようでした。
ルカ曰く「昔は成人式が荒れるなんてことなかったんでしょ。この現状を残念に思うよ。成人式の実行委員をすすんでやっている真面目な人もいるのにね」ということでした。
(俺の成人式に対する気持ちをHPにのせてくれ、とルカからリクエストがありました)
成人という節目を迎え、本人のいろいろな思いはさておき、親の方にも感慨深いモノがあります。
私は同じ障害を持つ親御さんの前で何回か自分の体験談をお話したことがありますが、締めくくりに
「とにかく20歳になるまでは、子供を育てるのは親の責任ですから、その責任を果たしたいと思います」
みたいなことを言っていたわけですが、その20歳になってしまって、まだまだずっと先のことだと思っていたのに、時の流れは早いものです。
親の責任を果たせたのかどうかもわからず、この先その責任から逃れられるのかもわからず、結構適当なことを言っていて、皆様ごめんなさい! というのが本音ですかね〜。
今は子育ての大変さより、ルカと一緒にいる楽しさの方が増えて、ずっとこのまま平和に暮らせたらいいなーという思いが強いです。まだまだ心配なところもたくさんありますが(笑)。
20年もの長い間ずーっと子供を育てて来たんだなーという年月の重さは感じますね。
育てて来たと言うよりも、一緒に育ってきたといった方が適切かも知れません。
ルカを産む前は、子供を産んで育てるなんてことが私にできるのだろうか・・・ガラじゃないよなーと思っていました。
でも、実際育ててみて思うことは、いつも自分を必要としてくれる者が存在してくれていること、自分が誰かに必要とされていることって、幸せだなーということ。
どんな母親でも、子供にとっては一番必要とされる存在なのではないでしょうか。
そういう母親になれて、いろんな経験をさせてもらったことは私の人生の宝物です。
これからもよろしくね、ルカ。
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