食べ物の恨み
2週間ぶりの近況報告です。
ミミが海外のホームスティから帰ってくる日の朝、私の実家から訃報が届き、成田にミミを迎えに行って少しお話をして、私だけそのまま東京から新幹線に乗って、実家に帰るというあわただしさになってしまいました。
それから、10日間ほど実家にいたので、ルカ達は長期の母親不在の生活を初めて体験したのでした。
「大丈夫、頑張る」とルカは言ってくれたものの、実際の家事をやるのは比較的時間のあるミミということに。
でも、ミミも海外から帰ったばっかりで、時差ボケとの闘いに悪戦苦闘のようでした。
ミミとは、毎日メールのやりとりをして、大体の家の状況が把握できました。
はじめ洗濯機の使い方がわからないというメールの時は、冷や汗がでましたが・・・。
幸いルカパパは使うことができたそうで、他の二人もルカパパの指導のもと、使えるようになったそうです。よかった!
そして、問題なのはなんと言っても食事のこと。
ご飯だけは炊けるルカパパですが、後の料理はやはりミミが作るということになったのですが。
なんせ慣れないことなので、いろいろ大変だったのに、ルカパパからいろいろダメだしが出て、それでミミが不機嫌に・・・という場面が何度かあったようです。
その一部始終を見ていたルカ。
私が帰ると待ってましたとばかり報告してくれました。
「だいたい、お父さんが言いたい放題だから・・・」と、いつも自分なりにミミに気をつかっているルカは、ハラハラドキドキだったようです。
そして「俺も言いたいことがある」というので、聞いてみると・・・
母がいない初日は、ミミもバイトで忙しく、夕飯はコンビニ弁当だったとのこと。
ちょっと量が多かったので、朝ご飯に食べようと残しておいたのに・・・・・なんと、次の日ルカより早起きしたルカパパに食べられてしまったというのです。
「お母さんだったら、ちゃんととっておいてくれるのに、俺のおかずを黙って食べちゃったんだよ、しかもそれを言ったら、"そんなにくやしいんなら、名前書いておけ" って言うんだよ!」と、ルカは未だにくやしい様子。
なんだか親子というよりは、兄弟の会話を聞いているような雰囲気でした。
10日間不在にして、ルカが私に一番報告したかたったことがこれだったようで・・・。
食べ物の恨みは怖い、っていいますものね。皆さんも、冷蔵庫の残り物を食べるときは十分に注意して下さい(笑)
今回は、私にとっては悲しい出来事だったわけですが、たまには母のいない生活を経験してもらうのもいいですね。
母のありがたみも十分わかったようだし。
なによりも、ふだんあまり話をしないルカとミミがお互いを気遣いあってくれたというのがうれしい出来事でした。
「料理の感想とか、お兄ちゃんの方が、お父さんよりずっと気をつかってくれた」とミミが言ってました。
いや、ホントは一番大変だったのは、やっぱりルカパパだったはずなんですけどね。
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