寄り道
週末の帰り、ルカは解放感に浸って、寄り道をして来ることが多いです。
先週の週末は台風と低気圧のダブルパンチで、関東地方は大荒れの天気でした。
さすがに今日はまっすぐ帰ってくるかも・・・と思っていたら、夕方「Y駅の某デパートに寄ってくる」とメール。
それはまたこんな天気に随分遠回りだなーと思って、「何の用?」と聞いて見ると、いろいろ買い物があるのだとか。
あのデパートにルカが欲しいものなんて売っているのかな〜と不思議に思ったのですが、まあ、反対する理由もないので
「気をつけて帰ってきてね」と返事をしたのでした。
その後ふだんより2時間も遅くルカは帰ってきました。
そこのデパートには気に入っている文房具屋さんがあったので、いろいろ見て来たとのことでした。
そして次の日の休日。
「バイクってどこで掃除すればいいのかなー」とルカ。
「駐輪場から少し出せばできるよ、掃除するんならぞうきんとか持っていく?」などといろいろ聞いてみると
実は、前にバイクを運転したら縁石に少しこすってしまったので、その傷をなおしたいんだということ。
何でなおすのかとか、いろいろ聞いて見ると、昨日文房具屋に行った理由が判明。
マジックで塗ればいいかな?と思っていたようです・・・しかも買ったマジックは水性・・・
私とルカパパで「なんで買う前に言わないんだ」とか、いろいろ責められたルカ。
「それからオイルって、自転車のヤツ使っていいのかな」とルカ。
「あー、ダメダメ、バイク用のがあるから!なんで黙ってやろうとするかなー」と、ルカパパはあわてています。
すると、「だから、言いたくないんだよ。いろいろ俺のやることに否定的なことばかり言うからさ」と、反論されてしまいました。
バイクのことでは、ルカパパに相談しないと、いろいろとわからないことがたくさんあるのですが、普段そんなにルカパパに相談したことのないルカは、こんな事を聞くとまたそれはおかしいとか、いろいろ言われるのかなーと、気にしていたようなのです。
しかも傷をつけてしまったという負い目があって、できればルカパパに知られないうちになおしたいと思っていたのかもしれません。(もともとルカパパのバイクなので)
結局傷は大したことはないので、そのままでもいいということになりました。
バイクのことではなくても、あーしたい、こーしたいが増えてきたルカ。もう自分のお金で買えるわけですから、いちいち親に了解をとらなくてもいいわけです。
でもちいさい頃から買い物があまり得意でなかったルカは、何を買うにしてもどこで売っているのかとか、どんな種類を買えばいいのかとか、いろいろ自分での判断が難しいことが多いのです。
でも、それを親に相談すると「そんなのを買うのか?」とかついつい否定的なことを言ってしまうので、ルカも相談することが億劫になってしまうのでしょうね。
何が常識的か、ということに自信のないルカは、聞く前から「こんな質問をしたらまたなんか言われるのかな〜」とびくびくなのかもしれません。
それでも、聞かないでいろいろやると、とってもムダなことや、場合によってはとんでもないことに発展することも考えられるので、できれば相談して欲しいな、その際は、できるだけ否定的な言葉は使わないようにしようと、思いました。
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