予定変更
日曜日はルカの母校で文化祭がありました。
前にも書いたのですが、このところルカは週６日出勤が続いており、日曜日は貴重な骨休みの日になっています。
真面目なルカは、週休二日の時も一日は遠出はしないで、次の週に向けてゆっくり体を休めようと決めているのです。
なので、残念ではありますが今回の文化祭は見に行かないと、だいぶ前から決めていました。
しかし、日が近づくにつれて残念な気持ちは募るばかり。
「午前中ちょっとだけなら、見に行っても疲れないかな〜」というので
「大丈夫だと思うよ。休むっていっても一日中家でゴロゴロしているのも疲れるしね〜」と私が言うと、心は文化祭を見に行くことにますます傾きます。
それでも、一度自分が決めた予定を変更するのには、とても抵抗があるらしく「一回決めたことをそう簡単に変更したらいけないよね」と、罪悪感に似たものを感じるようなのです。
自閉症の方には、そういう事前に決めてしまったことをあとあと訂正できないようなところがあり、困ってしまう事って、多いような気がします。
難儀な性格？だよな〜と、事の成り行きを見守っていると、土曜日にはとうとう文化祭に行きたいという気持ちの方が強くなったらしく、
「やっぱり行くことに決めた。早めに帰ってくればそんな疲れないよね」との結論に達したのでした。
「そうだ、友達も行かないって言ってたから、行くことになったと連絡しよう」ということで、早速何人かにメール。
ルカが行かないのなら行かないと言っていた友達も、やっぱり行くということになって、久しぶりに母校で文化祭のバザーを回りながら楽しく過ごせたようでした。
といっても、他の友達はせっかく来たんだからと、終わりまでいたのに、ルカは１時過ぎには
「明日があるから」と言って、早々に引き上げ、３時には帰宅となりました。
月曜日、仕事から帰ってくると
「昨日出かけた割には今日も疲れないでやれた。やっぱりちょっとだけなら出かけても平気なんだね、文化祭に行ってよかったよ」
と、改めて言っていました。
そんなに難しく考えなくても行きたかったら行けばいいのに・・・と私などは思うのですが、ルカにはルカの流儀があるので、なかなかそうも行かないようです。
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