就労支援
先週末、ルカは久々に電車の旅に出かけました。
9月に入ると仕事が忙しくなり、土曜日も出勤となる日が多いので、8月のうちに一度電車の旅に行っておこうと思ったようです。
今回は、ハプニングもなくとても楽しかったようです。早速HPにもUPしたので見て下さいね。
さてさて、今回は就労支援という少々固いタイトルです。
我が家はずっとY新聞を購読しているのですが、先日、一面に発達障害の就労支援の記事が載ってました。
ルカは毎朝、ざっと新聞をみるのが習慣になってますが(主に天気予報かな?)、あまり細部まで読まないので、アスペルガーに関する記事が出ていても、ほとんど見過ごしてました。
でも、今回は一面に大きく載っていたのでルカの目にもとまり、
「ねえねえ、アスペルガーが大変なことに・・・」と私に教えてくれました。
また何か載っているのか・・・とドキリとしましたが、内容はむしろ喜ばしいものでした。
ニートと呼ばれる人たちに対する就労支援が国の対策として始まっているが、どうやらその中の数パーセントに発達障害の疑いのある方がいることがわかった。発達障害の人たちへの支援はその障害を理解してないと見当違いの支援となってしまうので、これからは、心理士等を配置したりして、発達障害かどうかの見極めと、その人達に対して適切な支援を行えるようにする、とまあ、ざっとこんな記事でした。
ルカがなんで「大変なこと」と言ったかというと、そもそも彼はアスペルガーの人がニートになってるなんて知らなかったし、たいてい新聞の一面に載っているのはあまりいいことではないので、「アスペの人ってそんなに大変な状況なのか」と思ってしまったようでした。
「これはね、悪い記事じゃないんだよ。」と記事のあらましを説明すると、彼も納得したようです。
と、同時に、彼は、アスペの方の大変な状況を新聞やテレビ等で見るにつけ、自分との状況の違いに「自分は幼い時からわかっていてよかったなー」という思いが強くなるようです。
さて、記事に対する私の感想は「そんなわかり切ったこと、今更・・・」という思いと、「一面にこういう記事が載るなんてすごいな〜。なんか予算も増やすみたいだし、ここ数年の発達障害に対する行政の動きは目覚ましいな〜。」とか・・・そんな感じです。
ニートの就労支援に関しては、以前、偶然テレビで合宿しながら支援を受けている方達の様子を見たことがありました。
なんというか、精神論的な指導(頑張ればできるとか)が全面に出ていて、それを全部否定するのもでは決してないですが、この中に発達障害の人もいるんじゃないかな〜、だとしたら地獄かも・・・と、正直思ったのです。
彼らは頑張ってもどうしてもできないハンディをもっていて、成人になるまでそこを理解されないでずーっと耐えてきたのに、またこんなところに引きずり出されて訓練されるのか・・・と、後味の悪い思いをしたのでした。
なので、今回の記事を読んで、うれしいというか、正直ほっとしました。どうか、これ以上間違った方向に進まないで欲しい、というのが私の願いです。
前に戻る