時給UP
4月に今年度の雇用契約書にめでたくサインしたルカ。ところが申し訳ないがもう一度サインをお願いしたいとのこと。
理由は、4月から時給が上がっているのに、契約書では昔の時給のまま記入していたとのこと。
えっ、そうだったの?と、4月からの給与明細を見て計算してみると、少し上がっておりました。
少しなので気づかなかったわけですが、そう言われれば休日が多かったわりに、5月のお給料もそんなに少なくないね〜などとルカと話をしていたのでした。
時給の仕組みってどうなってるのか、謎のままではありますが、なにはともあれ、ルカの時給ってずーっとこのままなのかな?と思っていた私にとって、どうやらあがることもあるとわかって少し安心しました。
ルカも喜んでいました。実を言うと母校の同期会で「時給あがりました!」と言った方がいて、ルカも俺はそういうのないのかなーと気にしていたのです。
「ルカ、おめでとう!」
と言うと
「あのさー、お祝いにみんなで回転寿司に行くなんてこと、しないよね〜」
と控えめに要求するルカ。
お祝いに回転寿司というのは、実に庶民の悲哀に満ちた発想ではありますが、私としては大助かりです。
「いいよ、いいよ、ちょうどミミのピアノの発表会もあるし、そのご苦労さん会もかねて、今度のお休みの日に行こうね」
ということで、日曜日は久しぶりに家族そろっての外食となりました。
「ルカもお給料もらっていることだしルカに払ってもらおうか」
と冗談でいうと、ちょっと躊躇した後
「そうだなー、俺よりたくさん食べる人がいたんだったら、俺の負けってことで払っていもいいよ」とルカ。
「ハハハ・・・それは難しいね。冗談だよ、ルカのお祝いなんだから、お母さんが払うよ」
などと話しながらお店に向かいました。
結果、やはりルカより食べた人はいなく、レジに向かうと
「やっぱり、俺の分だけでも払おうか」
と気遣いをみせるルカ。
いや〜、時給が上がったとはいえ、薄給の身のルカに払ってもらうなんてことはできるわけもなく、お気持ちだけありがたく頂戴しました。
今回のことを機に、ますます仕事を頑張ろうという気になっているルカです。
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