暴露話
世間では、なにやらマンションの耐震強度偽装の話題で持ちきりですが、うちもマンション暮らし。
嫌なニュースを聞くと、とても不安になるルカ。
案の定「うちは大丈夫だよね?」と私に質問。これこれこのような理由で大丈夫ですと、今回は珍しく私も理論的に説明ができ、ルカも一応安心したようでした。
現在のマンションを買ってから、もう15年以上になります。
当然老朽化が進んでいて、リフォームの勧誘も多いです。
先日もご近所さんが浴室のリフォームをするとかで、工事の業者さんがご挨拶にきました。
ついでに、「お宅もいかが? すんごい傷んでるでしょ?」 みたいな話をされましたが、何しろ先立つものがありませんので、丁寧にお断りさせて頂きました。
夕食時、そのことが話題に。
「傷んでいるにはいるけど、まだ工事するほどじゃないよね〜」と私。
浴室を改装するなら、もっと傷んでいるところがあるし・・・というのが私の本音。
それに、何年か前に浴室のドアだけは新しいものにしたのです・・・ルカがドアの取っ手にぶら下がり壊してしまったので・・・
「全く、うちって、どうしてこういう壊れ方するかなーって、いうものが多いよね。お風呂も考えてみれば随分頑丈な作りになっているよね」と私。
そうなんです。引っ越しした時、ルカもミミもやんちゃ盛りでした。
新築にもかかわらず、いろんなところに傷ができるのに、そう時間はかかりませんでした。
私は毎日、お風呂に入るたびに、天井の換気扇の縁が欠けているのを眺めながら
「あれって、ここに越してきて、一週間も経たないうちに、ルカがオモチャをぶん投げて壊したんだよなー」
と、思い出しているのです。
その他にも、ドアの取っ手やタオルをかける棒にぶら下がるのが異常にルカは好きだったので、風呂場は結構早くから悲惨な状況に。
「浴槽の中で、よくぴょんぴょん跳ねていたけど、浴槽って頑丈なのね。いつか、ぱっくり割れてしまうんじゃーないかしらって、当時心配したけど、まだまだ使えそう」と私が言うと、
「そうだよね〜。俺さー、お風呂の縁から湯の中によくダイビングしてもんなー」とルカ。
「ええっ?? それは聞いてないよ〜。それって幾つの時よ? いくら何でも縁からダイビングしたらまずいでしょ〜!!」と、私とルカパパは何年も明かされなかった事実を知って、ひどくショックを受けたのでした。
それはいつのことでしょうか?
たぶん、ルカが一人でお風呂に入れるようになってから・・・ということは、小学校に入ってから? そう言えば、ときどきお風呂からすんごーい音と、けたたましいルカの笑い声が聞こえていたような。
体もある程度大きくなっていたというのに、あんな狭い浴槽によくダイビングが出来たもんです。
はあ〜。やっぱり、いつかうちの浴槽は金属疲労?で、ぱっくり割れてしまうかも? 私の心は一気にブルーに。
いやいや、あれほど酷使しても、お風呂に限らず、今でも頑丈に機能しているところが多いこのマンション。
工事をしっかりやってもらった証拠に違いない! と、気を取り直すルカママなのでした。
前に戻る