・近況報告254

朝食

この間ルカの健康診断の話をしましたが、結果が少し前に出ました。
やはり血圧が上が160もあって、要観察と書かれてしまいました。でも血液検査の結果では血圧と関連がありそうなコレステロールとかむしろ数値が低くて、どうなんでしょ?という感じです。
とりあえず、日頃のルカの食生活を見ていると味が濃いものが好きなのは確かなので、これからは控えようということになりました。
例えば、ラーメンのスープは全部飲まないとか、おかずに醤油をたくさんかけないとか。
前から私は注意していたことですが、ルカは「平気だよ」と言ってなかなか改めようとしなかったのです。
でも、さすがに数値に出ると納得がいくのか、この頃は自分からも気をつけるようになりました。
塩分を控えるということの他にも、夜たくさん食べるといけないという知識もどこからか仕入れたらしく、朝食はご飯をお代わりしても、夕食はきっちり一膳しか食べなくなりました。
なので、朝食のおかずの充実がのぞまれるところなのですが・・・・。
朝食を作るのは私であり、いつも寝ぼけ眼で作っているので、あんまり大したおかずを作ってやることができません。朝食には生野菜のサラダなんかがいいのでしょうが、もともとルカは生野菜は食べない人だったので、いつの間にか作らなくなっていました。
ところが、この頃は「お母さん、サラダも作ってね」との申し出あり、またサラダが復活しています。
小さい頃、偏食があって、サラダなんて苦手中の苦手だったのに変われば変わるもんだなーと思ってしまいます。
ルカは就学前に療育センターに通っていて、そこで給食時に食事指導もしていただいたわけですが、結構私が通っていたセンターは偏食については厳しく指導があったので、いつも先生たちとのバトルになっていたことを思い出します。(全員偏食指導があったわけでなく、指導が可能な子どもについはやっていたように記憶してます)
センターにかよう前までは、昨日まで食べれていたものが、どんどん食べられなくなっていく状態で、食事についてもどうしたものかと頭を悩ませていたので、センターで指導してもらったことは、ルカにとってはいいことだったなと思います。
障害児の偏食指導については、人それぞれで、どういう方法がいいのか、まだまだ暗中模索の状態ですが、親と指導者が納得のもと、できれば食事は楽しいと感じられる雰囲気があるといいのかな?なんて、今は思いますけどね。
結局、ルカの場合どうしても食べられないものが数種類は残りましたが、日常生活で食事の偏りで悩むことはあまりないです。
特にこの頃は、健康のことにすごく興味があるので、自分なりにちょっと苦手なものでも体にいいと言われれば食べたりするようになっています。
健康オタク?にはまるアスペの人も結構いると思うので、偏食がありながらも自分なりに工夫して、食事のバランスを考えられるようになるかもしれませんね。

さて話を戻しまして、朝食の充実を望んでいるルカは、夕食のおかずを少なめに食べ、朝食にとっておくという方法を思いつきました。
夕食、もう少し食べたいなと思ってもぐっとガマンで、「これ、明日の朝食べるからとっておいて」と私に頼むようになりました。
夕べも親子丼の残りをとっておくように言われ、私は冷蔵庫に。
夜、とっくに寝たものと思っていたルカが起きてきました。親子丼のことが気になったのか、台所に確認に来たのです。
しかし冷蔵庫も見たのに見つけられなかったらしく、心細い声で 「お母さん、もしかして今日残したの、食べちゃった?」と聞いてきました。
「ほらっ、冷蔵庫よく見て」私が答え、もう一度見たら発見できたようで 「ああー、よかった」という言葉とともに自分の部屋へ消えて行きました。
彼にとっては、眠気がぶっとぶほど、朝食が気になるのね〜と、笑ってしまいました。

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