誘惑
HPでもお断りしてますが、メールアドレスを公開したことにより、私のメールアドレスにウイルスメールが大量に届くようになり、公開を断念せざるを得ない状況となってしまいました。
お陰様でウイルスメールは減っていますが(でもまだまだ来ています)、アダルトサイトからのいかがわしいメールがとても多いです。
BBSにもときどきかきこみされて、見つけたら即削除しているのですが、皆様も偶然目にされて不快な思いをなさったこともあるのでは？とお察しします。
このメール、最近見出しがとても手が混んでいます。
「この間の件ですけど」「ご無沙汰しています」などという言葉や、明らかに不快になるような言葉の羅列。
なんでメールを開ける度にこんな思いをしなくてはいけないんだろうとため息が漏れます。
ふんべつのある大人は、こんなメールにはひっかからないでしょうが、例えばそういうことに興味のある青少年達は、この誘惑に打ち勝てるだろうか？ と心配になってしまいます。
特にうちのルカなんて、「この間の件ですけど」なんてメールが来たら、悩んじゃうよなーと心配です。
そんなことを思っていたある日、ルカが「俺の携帯のパスワードって知ってる？」と聞いてきました。
「ルカの携帯のパスワードなんて知らないわよ」と言うと「そうだよね〜」となにやら心配そうな顔。
「これからパスワード使わなくちゃいけないことなんてないよね」とルカ。
恥ずかしながら、私は携帯電話の操作はあまり詳しくなくパスワードの存在すらうろ覚えなので
「使わないと思うよ」と答えておきました。
それからしばらくたって、
「実はさ、さっき言ったことには少し嘘の部分があって・・・」とルカが言い出しました。
ルカは以前から携帯電話からインターネットにつないで、お好きな画像？をダウンロードなんてしていたようなのです。それで、料金が高いこともありました。(それでも障害者割引があるせいか？月々５０００円以上になったことはありません)
ルカはそれをとても気にしていたのですが、どうしても携帯電話をやっているとネットをしてみたくなるらしく、（それにはパスワードが必要なのか？？） パスワードがわからなれけば自動的にできなくなるので、目をつぶってパスワードを適当に押し設定しなおしてしまったとのこと。
そこまでしないと、君は誘惑に勝てないわけですね。
そう言えば、今なぜルカがカメラなしのツーカーかというと、カメラ付き携帯だとついついシャッターを押してしまう誘惑に勝てなかったからなのです。
「そんな、自分で適当にパスワード押したのに、お母さんがわかるわけないでしょ。よかったじゃないこれで料金かかるところへいけなくなったんだから」と笑ったのでありました。
ちなみに、私が(他人)どこまで知っていてどこまで知らないのか？？ということは、ルカに限らず自閉症の方にはとても難しい課題のようです。
世の中便利にはなりましたが、リスクが大きく、自己管理ができてないと難しい時代なんだなとつくづく思います。
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