・近況報告250

お祭り

夏祭りのシーズンがやってきました。
ルカはお祭り好き。いつも地元の町内会のお祭りを楽しみにしています・・・いや、していました、と今年からは書き換えなければいけないようです。
さすがに、高校を卒業すると露店のゲームにそんなには楽しみを覚えなくなったようで、会社の帰りちょっとのぞいてみただけのようでした。

ルカの会社でも納涼祭と称して、週末の夕方ちょっとしたイベントがありました。
参加は自由なので、ルカは少し悩んだ結果、一度どんなものか参加してみようということになりました。
「みんなビールとか飲んだりするかも知れないけど大丈夫?」と、ちょっと心配。
特にルカパパは、未成年でも酔っぱらってる上司なんかだと「飲め飲め」と勧められるかもしれないしな〜。無理に飲んで具合が悪くなったりしたら大変だよなーと、心配していたのでした。
まさか、会社の方達はルカのことを知っているし、そんな無理強いはしないだろうとは思うものの、会社にいるととても緊張しているルカが、その緊張をひきずったままで参加しても楽しめるのかな〜と私も心配なのでした。
何時頃終わるとか、どんな内容なのか初めてのことでさっぱりわからなかったのですが、とりあえず、「退屈なようだったら、勤務時間じゃないんだから帰ってきてもいいんだからね」とルカには言っておきました。

そして当日の夕方、最後に景品の抽選会があるので帰るのは9時過ぎになるだろうとでメールがあり、予告どおりいつもよりだいぶおそい帰宅となりました。
ルカの感想は「まあまあだった」ということで、特に困ったことはなかったようです。
「まあ、いいんだけど。みんなすすめるの好きだよね。これ食べて、あれ食べてっていうのが、ちょっと多かったかなー」とルカ。
周囲の人も気を遣っていたのだと思いますが・・・。
ルカパパの「それは、挨拶代わりなんだよ。みんななかなか話題がないだろ? だから自然と食べ物すすめることになっちゃうんだから、適当に返事して無理に食べなくていいんだよ」とのアドバイスに 「そうだよねー。自分のペースで食べていいんだよね」と安心したルカなのでした。
気がかりだった、お酒をすすめられることは「未成年だよね?」ときかれて「ハイ」と答えて事なきを得たようです。
お酒のこともそうですが、今は、昔ほど強引に上司が部下に仕事以外のつきあいまで無理強いするようなことってなくなってますよね。
アスペの人たちにとってはいい時代になってきたように思います。

職場で働くというのは、ただ単に仕事を黙々とこなせればいいわけでなく、そこの職場の方々にいかに好感を持ってもらうのかも重要です。
ルカは勤務時間内だけでも大変なので、積極的に勤務時間以降の行事への参加は勧めないつもりですが、今回のように本人の気が向いた時は参加させると、それなりに職場の方達とのコミュニケーションの場になっていいのかなーと思いました。

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