過剰反応?
最近のルカは家に帰るとよくしゃべります。
学生の頃もおしゃべりだったのは間違いないのですが、それにも増して・・・という感じです。
やはり、職場では学校のようにふざけてバカを言い合う相手がいるはずもなく、緊張しているので、家に帰って緊張が緩んでいるのがよくわかります。
我が家の団らんは夕食時ですが、だいたい私とルカとミミと3人でとります。
ミミはミミで学校の話をしたいし、ルカはルカで仕事の話をしたいしで、不思議だなー思うのですが兄弟二人がそろうと二人ともよくしゃべります。
そんな中、私がミミに「今日試験どうだった?」と聞いているのに
ルカが「えっ? 試験なんてなかったよ」と、ルカが答えてしまうことがよくあります。
おやおや、またかーとミミと苦笑してしまうのですが。
誰が誰に言っている言葉なのか、自閉症の人にとっては難しいことですよね。
それは以前からわかっていたことではありますが、この頃特にその症状が顕著なのです。
自分と全然関係ない話しのときも「えっ、なになに?」と首をつっこみたがるので、「君には関係ない話!」と言うと
「そんなー、仲間はずれにしないでよ〜」なんてことを言うので、ちょっと疲れます。
自分に関係あること、ないことという情報の選別ができなくて、混乱してしまうということもよく言われることですが、最近のルカを見るとまさにその状態で、疲れないかなーと少し心配です。
誰が誰に話しているか判断がつきにくいのは自閉症の特徴ではありますが、もしかして世のお父さん達にもそんな傾向はないでしょうか?
ルカパパの場合は、ルカとは逆で自分に話しかけられていても気づかないことが多く、私とミミとで「まただー」と笑っています。男の人ってほんとに背中に耳がないんだね〜などと言うと
「君は主語を言わないで、突然話すから」とルカパパの逆襲。
「うっそー、そんなこと言わなくたって気づくでしょうが〜」と思うのですが、ルカパパのいうことも一理ありますね。
私も頭の中でずーっと考えていたことを突然ぼそっといったりするので、自分の中では通じている話が相手にとっては、唐突な話ということはあり得ます。
ルカとの会話も、ルカだけの問題ではなく、私も以前はルカとの会話はある種の緊張感をもって臨んでいたわけですが、この頃はすんごくリラックスしてしまっているので、そういうことも原因の一つかもしれません。
「ルカ、今日は・・・」とはじめに名前を呼んで話すと、きっとわかりやすいんでしょうね。
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