実習見学
ルカの実習も無事1週間が過ぎました。今回は2週間ということなので、とても短い気がします。
でもルカは「あと、1週間だけなんて思っちゃだめなんだ。そうするといつも気が抜けて失敗するから、まだまだ先は長いと思わなくちゃ」と言っています。
お仕事の内容は多種多様で、ピッキングの仕事がメインなのかと思えばそうでもなく、いろんな仕事の合間にピッキングが少しはいる程度なので、なかなか覚えづらいところもあるようです。
広い倉庫の中に品番順に置いてあるわけでもないので、場所を覚えるのは一度教えてもらったら記憶しておくしかなさそうです。それでも自分としてはそんなに失敗なくやっているつもりらしいです。
本人の感想と現場の方の見方が違ってくる場合もありますが。
実習が始まって3日目にルカパパと担任の先生と3人で見学に行きました。
一応、夫婦の意見が合わないといけないので、一度はお父さんにも見学してもらいたいというのが、学校からの要望です。
見学に行った時は、みんなで荷物の積み卸しをやっている最中で、トラックやらフォークリフトが行き交う中、じゃまにならないように気を付けながらの見学でした。
ルカは積み上げられた荷物が崩れないように、サランラップの大きいやつ?みたいなビニールを荷物にぐるぐる巻く仕事をやってました。荷物が崩れないようにきっちりと巻かないといけないので、巻き方にコツがあるようで、職場の人にアドバイスを受けながらやっていました。
忙しい中、長居はできないので、10分程で実習先を後にしました。
帰り道、ルカパパの感想は「本人はあれでいっぱいいっぱいなんだし、これでダメって言われてもどうしようもないよね〜」とのこと。
まあ、そうだ。
ところで、あなたが勤務している会社でも倉庫をお持ちのようですが、ルカのような子を雇う予定はないのでしょうか?
このことはたまに話題になるのですが、ルカパパの会社では単純作業のみの仕事というのはなかなかなく、事務的な仕事から作業的な仕事までこなせないと無理な仕事が多いので、いつも「無理!」という回答をいただいております。
その気になれば、ないはずはないと思うのですが、経営者の考え一つと言うところもあるかもしれません。
いかに、障害者雇用ということに関心を持ってもらうか、というのが今後の課題ですね。
ルカパパも偉くなって、障害者雇用とかやって欲しいよなーと思っている私をよそに、ルカパパは
「じゃー、午後からの会議に間に合わなくなるから」といって、早々と自分の会社に向かったのでありました。
実習もあと少し、結果はもちろん気になりますが、寒い中毎日元気に通うルカを見ていると、私の方が励まされているような気分になっています。
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