災
本題に入る前に、ルカは先週18歳の誕生日を迎えました。
今年のプレゼントは日めくり電車カレンダーと鉄道手帳。電車づくしですね〜。当然ルカは喜んでおりました。
ルカはプレゼント以外にも18歳になったことをとても喜んでおります。
18禁が解禁になるからか?? とても心配なルカママであります。
さて本題。
皆さんもテレビ等でご存じかと思いますが、今年を代表する漢字一文字は「災」と決まりました。
これは毎年漢字検定協会?主催で12月12日(いい字の日?)にちなんで行われているのだそうです。
多分・・・間違っていたらごめんなさい。
さて、普段あまり気にとめない行事ですが、今年は何になるのかなーと興味深く待っておりました。というのも、ルカが学校の「国社」の時間にクラス全員で応募したとのこと。
オレは「災」にした。というルカの言葉を聞いて、なーるほど、それはあたるかもしれない、と思っていたのでした。
そして、見事にあたったというわけです。
ルカはテレビのニュースを見て「やった〜」と大喜び。
「図書券10万円分もらえる!」というのです。待てよ? そんなはずはありません。だって一番応募者が多い文字を選ぶワケですから、全員図書券10万円分もらうわけはないのです。
案の定、「災」と決まった次の「国社」の時間、「ルカくん、よかったね」と先生からお褒めの言葉をもらいそれっきりだったとのこと。ルカもいささか、拍子抜けなのでした。
「なーんだ」というルカに「でも、クラスであたったのルカ一人だったんでしょ? みんなに"おおっー!!"とか言われたんじゃないの。それに、一番応募が多かった字を選んだってことは、それだけルカに「常識」があるってことなんだと思うよ」と私。
「まあね〜」とルカもなんとなーく納得したのでした。
そして私は心の中で「そうだよなー、ルカってアスペなんだけど凡人なんだよなー」と、つくづく思うのでした。
さて、そんなルカにも今年の最後に災難が・・・。
ルカの学校では、毎年12月にクラス対抗ポートポール大会があるのですが、その練習中ボールにぶつかってしまって、目を負傷してしまったのです。
幸い、すぐに治ったのですが、3回ほど授業を早退して、保健の先生と一緒に学校の近くの病院に通院しなくてはならず、早退や遅刻の嫌いなルカは、それがとても重荷なのでした。
そして私。そのポートボールの大会を見に行った翌日から、前からひいていた風邪をこじらせたのか? 二日間声が全く出なくなってしまいました。
まあ、「声が出なくても大人しく家にいればいいわ」と思ったのですが、ある重大なことに気がつきました。
「電話にでられない!」
どこからも電話がかかって来ませんように・・・と電話はずっと留守番電話に設定。
無事一日が過ぎるかと思いきや、学校からルカの目の治療報告についての電話が。
幸い、ルカがもう学校から帰っていたので
「えっと、お母さんは、今風邪で声がでないので、電話に出られないんです」と説明。
お返事しなくてもいいから、説明だけ聞いてくださいとのことで、私は受話器を握りしめ、先生の説明に、相手に伝わるハズもないのに「うん、うん」と声も出さずにうなずいてしまうという、間抜けな姿となってしまったのでありました。
その後ルカが受話器をとって、「わかりました」と代わりにお返事してくれて、無事終了。
声が出ないって大変なことだよなーと実感したのでありました。声だけでなく、今まで当然だと思って使っていた機能が奪われるということは、ほんとに大変なことなんですね。
今年様々な災難に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。
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