・近況報告216

内定???

先週はルカと私と担任とで進路相談があり、この間の実習のお返事をもらいました。
「3学期も続けて実習に来て下さい、とのことです」と、担任の先生から言われ、ほっとした親子なのでありました。
続けてというのは、採用ということを考えているということなので、まあ、なんというかなー、首がつながった状態とでもいいましょうか(笑)
先生のお話によると
「今回の実習では会社の方が忙しくてピッキングの仕事をしてもらえなかったので、3学期の実習でピッキングの仕事を見てから最終的に決めたい」との事。
うーむ、これはうかうか喜んでもいられません。それがうまくいかなかったらダメってこと? でも3学期の時点でダメっていわれたら、行くところがなくなっちゃうよ〜〜というのが本音です。このところ、どうも話に裏があるような気がして、ホントのところ、どんな腹づもりなんだろうか?と相手の本音を聞きたい気分です。
まあ、何を考えてみたところで、ルカも実習先が気に入っており、3学期もがんばるしかないのです。
ところで、このピッキングという仕事。
ルカの実習先の場合、広い倉庫の中から箱に詰める部品を探し出して持ってくるという仕事です。
「宝探しみたいで面白いね〜」とルカに話したところ、「お母さん、仕事なんだからさー」と、たしなめられてしまいました。
ピッキングの仕事の実習にいっている生徒さんは他にも何人かいるそうで、だいたい場所を覚えれば簡単なそうですが、ルカのところは何せ倉庫が広いので、覚えるのは大変かなーと先生。
すでに入っている知的障害の方は、自分用のメモを作ってそれを見ながらやっているそうです。
ルカの場合はどうなるかなー、私がついて行って仕事の様子が見られるならアドバイスが出来るのですが、様子がわからないし、親が口を出すとろくなことが起きないような気がするので、なんとか会社の人の指導のもと、覚えて欲しいものです。
ちまたでは、ジョブコーチとか、先生がついていってとか、いろんな話を聞きますが、会社側としたら自分の会社をのぞき見されるようで、そういうことに積極的でない会社がまだまだ多いと思われます。
とくにルカの実習先の場合、どうも障害があるからとこちら側から言えない雰囲気にあり(どこも同じかなー)・・・まあ、逆に言うといろんな仕事をさせてくれるという良い面もありますが、不安が残るのは確かです。
「実習もだんだん厳しくなるから、上司から怒鳴られたりすることがあるかもしれないけど、大丈夫かな?」と先生。
「それは、仕事ですから仕方ないです」とルカ。ほんとかよ〜、ほんとにそうだったら君の根性に拍手を送りたいところですが・・・。
本当は先生も私も、ルカが怒鳴られる所など想像したくないのですが、世の中やさしい人ばかりではないですからね。もちろん、度が過ぎた場合はヘルプを求めなくてはいけないし、不測の事態が起こった場合に自分はどうしたらいいのか、そういうことも社会に出て行くためには大切なことなんですね。

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