実習説明会
来週から二学期の現場実習が始まるので、説明会がありました。
説明会の前には、職安(ハローワーク)の障害者雇用担当の方のお話でした。
ルカの学校の場合、学校で職を探してもらって就職という形なので、なんで職安に行かないと行けないんだろう?という疑問があったのですが、今回の話でやっとわかってきました。
きっと、どこかで同じ話を聞いているはずなのですが、当事者となって時期が迫ってこないと、どうも頭に入らないようです。
二学期の実習は、雇用者、被雇用者がお互いにOKとなれば、就職が決まる大切な実習です。
そこで雇ってもいい、と企業の方が決心してくれたら、まず職安に求人情報を出してもらうのだそうです。
そして、職安にある求人票を見て、その会社に生徒が応募したという形にします。
その時点で、生徒は職安に障害者雇用として、登録されるのだそうです。
そして、今後再就職という場合でも、職安に行けば障害者として一度登録されているので、話がスムーズに進むし、就職先で何かトラブルになった場合も、相談窓口の一つとして機能するのだそうです。
12月に職安に親子でいって、求職登録する予定になっています。
職安の方のお話の後は、先生のお話。ここでも、就職した際の給与体系とか(ほとんど時給ですけど)、諸手当等についての説明があり、今まで何回聞いてもピンと来なかったお話、やっとわかってきたような状況です。
まあ、ここでいろいろ説明は難しいですけど。
いつまでも親の援助を受けながら生きていければいいのですが、いつかは親もいなくなるわけで、自立して生活できるための最低限の保障がなければならない、ということでしょうか。
全体の説明が終わったら、いよいよ各教室へ別れて、実習先の発表です。
ルカは、コンピューター関連の会社で、部品を棚から選び出して箱に詰めたり、それを運んだりというような、軽作業の仕事に決まりました。
前回、お客さまに接することに懲りたルカ、今回はそのような心配のないお仕事です。
そして、何よりも私がホッとしたのは、すでに知的障害のある方が一人、そこで働いているとのことでした。
実際先生が見学に行った感想では、その方はルカより反応がゆっくりで、会社の担当の方へは、その方よりもルカの方がよくお話ができます、と伝えたとのことでした。
仕事もしゃべりと同様に出来るといいんですけどね〜と、内心思う私でありました。
一般就労を第1希望しているルカ、今回の実習をハズしてしまうと、かなりヤバイ状況になります。
3学期もう一度実習はありますが、学校もその時期までずれ込んで欲しくないということでした。
そんな事を言われても、例えば一学期の実習は、経験実習ということで、直接就労には結びつかないということが原則だったわけですが、実際はもう1学期の実習先が就職先に決まっている生徒も多数いるわけで。
そんな中、なぜルカがその中に入れなかったのか? それは本人が悪いワケでもなく、企業側が悪いわけでもなく、もう"縁"としかいいようがないのです。
前回の実習に比べて、気候もいいし、通勤もそんなに時間がかからないし(1時間位)、うまくいけばいいなーと思っています。
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