遅刻
朝寝坊の次は遅刻ということで、ルカママ、またやったのか〜?とお思いかもしれませんが、今度はルカ自身です。
友達との待ち合わせに遅れてしまったというお話なので、そんなに大したことでもない? いや、待ってくれていたお友達にはほんとに悪いことをしてしまいました。
文化祭の振り替え休日が2日間ありました。
その1日は、友達のうちへ行く予定を立てていたルカ。
待ち合わせの駅には、1時間に1本しかないバスに乗っていく予定。
そのバスはN駅から出ているので、自宅からN駅へ行くのにもバスで行くことにしたのですが、このバスがくせ者で、遅れる場合があります・・・自宅からバスに遅れると1時間に1本しかないバスにも乗り遅れてしまうので、少し心配。
でも、日中は大体遅れないで運行しているようだし、万が一N駅からのバスに乗れなかったら、そこから電車で行く方法もあるので、私も「大丈夫かな」と思っていました。
結果は、運悪く自宅からのバスが遅れ、N駅からのバスに乗れず、電車で・・・と思ったらギリギリのところで、すぐ出発の電車に乗れなかったとのこと。
普通なら、次の電車を待てばよいものを、ルカはかなりあせってしまっていたようで、逆方向の電車に乗り、何度も電車を乗り換える方法で、目的地にたどり着いたとのこと。45分の遅刻だったそうです。
「なんで、そんな回りくどい経路を選ぶかな〜」と私。
「だって、距離的にはその方法が近いんだ」と、譲らないルカ。
「でも、何度も電車を乗り換えると時間がかかるでしょ。だいたいルカは、電車に詳しいからって、変なルート通り過ぎなのよね。電車好きがわざわいしているいい例だわ!」と、普段感じていることをついつい言ってしまいました。
路線には詳しいルカなのですが、所要時間の計算が今ひとつなのことを、私は常々心配していたわけです。
でも、この言葉は、ルカにとっては少々きつかったらしく、それからルカは口をきかず、しばらくするとパソコンを開き、ルートと所要時間を駅すぱあとで確認。
すると、がっくり肩を落とし「ほんとだ、お母さんの言うとおりだね。距離は近くて、こんなに電車を乗り継いでちゃ、時間かかりすぎだよね」と、やっと納得の様子。
「でもさー、オレの電車好きが、わざわいするなんて・・・」というので、
「あっ、ごめん。そんなことないよね。路線に詳しいと、役に立つことの方が多いと思うよ。今回失敗してみて、いろんなことがわかったんだから、今度からはそうならなければいいことじゃない?」と、私が言うと、納得のルカでした。
幸い、待っていた友達にはケータイのメールで連絡。友達も複数だったので、駅でわいわいやりながらルカを待っていた様子で、そんなに怒った様子でもなかったとのこと。
ルカもこの頃ケータイを使いこなせるようになっていて、ホントによかったです!
・・・と、ここまでで終わりにしようと思ったのですが、ちょっとうれしいことがあったので、もう一つ。
この間の文化祭の感想を学校の朝礼で、クラスの代表者が一人ずついうことになり、朝礼が始まる朝、突然、「誰かやりたい人?」と、聞かれたそうです。
ルカはこんな時、絶対手を挙げない人なのですが、誰も手を挙げず(そりゃ、そうです。突然ですもの)、このままでは、困ったことになると思ったルカは、自分から手を挙げて、朝礼で、文化祭の感想を発表したそうです。
「ルカから手を挙げるなんて、珍しいねー」と言うと
「オレ、また変わったよね、前はこんなこと絶対しなかったよな」とルカ。
そうやって、ずっとやらなかったことを、時が経つとやってくれること、これまでも何度も経験したよね。
この話、夕食時私がルカの学校からの連絡帳をのぞいていた時に話してくれました。
今日も変わったことなかったのね・・・と白紙の連絡帳を眺めながら一応「ルカ、今日はなんか面白いことあった?」という、私の問いに答えてくれたのでした。
ルカは「えーっと」と言って連絡帳をのぞき込み、何も書いてないことを確認してから話したのでした。
話が終わった後「連絡帳に書いてあると思った?」と聞くと
「うん、さすがに今日は書くでしょ、と思ったんだけど」とルカ。
「先生によって、いろいろだからね、今年の先生達(3人いるんです〜)は、書かない先生なんだよ」と私。
「だったら、連絡帳入らないよね」とのルカの言葉に「うーん、事務的な連絡っていうのがあるからね〜」と苦笑する私でした。
まあ、高校生で連絡帳のやりとりって、養護ならではですよね。普通に考えたら、そんなのいちいち書く暇ないって言う方が正論なのかな?
仕事に就けば、それこそルカから聞かなければ、何もわからない状態になりますから、今はいい練習の時期だと思うことにしましょう。
前に戻る