人間模様
学校が始まり、お友達関係も復活、ここ2.3日友達のことを話すことが多くなりました。
まずルカが親友だと思っているH君、前から噂はあったものの、どうやらやっぱり彼女ができたらしいです。
ルカ以外の交友関係も盛んなH君は、友達の影響をもろに受け、喫煙もすこーし、始まってしまったようで、ルカとは違う世界を持つようになりました。
そんなこんなもあってか? まあ、違う理由もありますが、新学期が始まってH君だけ先生から呼び出しを受けて、放課後、残されることが連続してありました。
ルカはいつもH君ともう一人のお友達と一緒に帰るので、H君の話が終わるまで待っていて、一緒に帰ったとのこと。
そんな日は、いらいらしているH君、帰りの電車の中で少々マナー違反をしてしまうとのこと。
それはいけない!と思いつつ、ルカは友達に注意をするタイプの子ではないのですが(それが生き甲斐のような友達もいますが)、これはまずいよなーと思い、もう一人の友達と相談したそうです。
もう一人の友達もそれはいけない!という結論になって、ルカが
「H君、それはやめた方がいいなー」と注意したとのこと。
初めは「いいんだよ!」と強気のH君も、何度か注意していたら、やっとわかってくれてやめてくれたとのこと。
「H君この頃、どうしちゃっのたかなー」と残念そうなルカ。
「うーん、反抗期? それとも、先生に注意されることばかりでいらいらしてるのかな?」と私。
「反抗期は、もう過ぎてると思うよ。そうだよ。いらいらしてるんだよ。わかるなー、先生に何回も注意されると俺だって、もうキレそうになるよ」とルカ。
大人が煙たい年頃なんですね。
それにしても、H君によく注意できたなー、二人で遊んでいるところを見ると主導権を握るのはいつもH君のように見えるので、押しの弱いルカのことを心配していたのですが、少し安心しました。
そして、昨日は部活の話。
この頃、2年の後輩が、いろいろちょっかいを出してきて、とってもイヤだといっていたので
「ルカは、イヤな時もニコニコ笑ってたりしてないかな? 今度は真剣に"やめろ!"って言ってみたら?」と以前私からアドバイスを受けていたルカ。
昨日はそれを実行して、真剣に怒ったとのこと。
相手も、少しひるんで成功しそうだなと思っていたら・・・
他の3年の子が「ケンカすんなよ」と仲裁にはいったそうで、なんだか俺が悪いみたいな言い方をされた、とルカ。
その後もちょっかいを出すことをやめなかったとのこと。
「他の3年にはやらないのに、俺だけやられてしまう」というルカの言葉は、大いにうなずけました。
昔からいじられやすいキャラなんですね〜。
「先生は?」と質問すると
「見てたみたいだけど、注意するほどだとは思ってなかったんじゃない?」とのこと。
「先生に相談すればいいと思ってるでしょ。でも、自分で解決してみるよ」とルカ。
以前は、先生に相談して解決してもらうことが多かったのですが、ルカやルカの友達を見ていると、自分たちで解決したい!という気持ちが強いようです。
そうだよね、もう来年からは先生もいない社会で暮らすんだものね。
こうやって友達とのあれこれを経験して、人間関係を学んでいくのかなーと、ふと思いました。
だからといって、小さい頃から友達の中に入ればいいというのでは決してなく、
それは、ルカの心がある程度熟してきた今だからできる経験であり、ルカと同等の立場の仲間の中だからこそ、できる経験なんですけどね。
そんな経験のできる"場"が必要なんだーと思うのでした。
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