・近況報告204

新学期

新学期が始まり、学校では9月末に行われる文化祭の準備がぼちぼち始まっているところです。
ルカは久しぶりの友達との再開に喜び、元気に通っています。
進路の方もぽちぽち始まり、10月に行く新しい現場実習先もどうやら決まりそうです。(1学期と違う実習先というところがミソですね〜。参考までに1学期と同じ実習先に行く人は、もう進路がそこに決まりという生徒さんなんですね〜。アハハ・・・)

私はと言えば、歯の治療がなかなか終わらなくて、週に1度の歯医者さん通い・・・くらいなものです。
神経を抜かなければいけない歯が何本も発見され、いつ終わるともしれない治療の日々に突入しています。
ちなみに、私の担当の歯医者さんは若い見習いドクターで、よく言えばV6の"いのっち"に似てます・・・喜ぶべきかどうか微妙なところ?

さて、その歯医者さんの帰り、久しぶりにご近所の方とお話ができました。
その方には、ルカとは少し違いますが、発達障害のある息子さんがいます。ルカより少し年上です。
「そういえば、進路どうしたんだろうなー」と気になりつつ、実を言うとそこのお母さんと私は、同じような障害があるのに、正反対の子育てをしてきたようなところがあり、なんとなーくお互い子供の話題に積極的になれなかった、という経緯があります。
どこがどのように違っていたかと言うと、まず、乳幼児健診でひっかかり専門のドクターに診てもらった。ここまでは同じです。私は、引き続きそこの機関にお世話になったのですが、その方は専門機関を利用しないで普通の幼稚園に行き、学校も中学まで普通級、そして多分フリースクールに通われたのだと思います。
ずっと、福祉とは縁のない世界で生きていくのかなーと思っていたのですが、何年か前に、「うちも、手帳を取って、障害者の職業訓練校にいくことにしたわ」と言っていたのでした。
そうなんだー、決心がついたんだーと思ってはいましたが、今回の話では無事、訓練校を卒業して、スーパーの裏方に就職が決まり、毎日一生懸命働いているとのことでした。就職が決まるまで大変だったということでしたが・・・。

そうかー、○○君もがんばっているんだーと、思いつつ、ふと昔を思い出しました。
今は療育センターへ通うことは、まあ、いろいろ葛藤はあっても、結構みんなが認めてくれる社会になりつつあるのでは?と思うのですが、当時はまだまだで、私の子育てより、そのお母さんに共感する方が多かったように思います。
私がリハセンターに通っているというと、「なんで、そんなところに通うの?」「小さいうちから、そんな風に決めつけられるなんて信じられない」。あげくの果てに「変な宗教団体に引っかかったんじゃないの?」とおっしゃるご近所さんもいました。
幼稚園も地域の幼稚園じゃない所を選んだ私は、ルカが小さい頃は、何かと地域の中で疎外感を持つことが多かったように思います。
思えば、私はいつも少数派の道を歩いているなー、みんなと同じ道を行ったほうがどんなに気が楽だろうと思わないこともなかったけど、結局のところ大きくなれば、みんなそれぞれの道を行くんだなー。という思い。 あの頃は、私に共感してくれるお母さんが少なくて、随分つらいこともあったけど、きっと、そのお母さんにも、みんなと同じ道を・・・と悩んだ日があっただろうなーという思い。

今もきっと、自分だけが違うと悩んでいる人がいるかもしれない・・・いろんな生き方を認めてくれる社会であって欲しいなーと思うのでした。

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