・近況報告197

友達

このタイトル、ルカが高校1年の頃もつけたよなーと思い、読み返しました。
そうかー、やっぱり変わったなーと思いました。
というのは、先日ルカが「俺って変わったよねー」と言ったからです。
今度の日曜日、ルカの友達がバスケットの試合に出るとのこと。「応援に来てよ」と言われたので、会場が近くでもあるので行ってみることにしたと。
「前に、俺のバレーの試合にも応援にきてもらった事だしさ。近くだし行ってくるよ。それにしても俺は変わったよなー、前はさー、学校にいく日じゃない日は、学校関係の人に会うのもイヤだったんけど。その俺がさ、友達のバスケ応援しにいくなんてね」とルカ。
前回の友達のタイトルの時には、まさしくそのことが書かれていました。
学校ではどうやら、友達と呼べる仲良しができた頃、先生に「今度、お休みの日も会う約束をしたら?」と勧められたのに、「休日は学校とは関係ないから、それはしない」と、ルカがきっぱり断ったことが書かれていました。
それは、自閉症特有のこだわりなのか? 単に友達と休日遊ぶということと、楽しいということが一致していなかったからなのか・・・。
うーん、どっちもありますかね〜。
それでも、その少し後、ルカは友達の誘われるままに休日に友達と遊ぶことを約束し、今では、結構頻繁に遊ぶようになってます。
それも、相手の友達は交友関係が広い子だったので、友達の友達で、今回バスケにでる友達も友達の友達・・・から始まった仲です。

このルカの友達関係、考えてみるとちょっと意外です。
見た感じ、私は直接話したりしたことがないので正確にはなんともいえませんが、どうやら自閉圏の子たちではないのです。
もちろん、ルカの好きな電車の話など通じる相手ではありません。
ただ、会ってギャグを言い合ったら面白かった!みたいな、軽いノリの友達なのです。
逆に自閉症だと言われるお子様をむしろルカはいやがることがあります。ルールに厳しい自閉症の友達は、他人にも厳しいことが常です。
ルカがやることをいちいち注意してくれるお友達もいるそうで、この間まで仲が良かったお友達も、その理由で今は疎遠になってしまったようでした。
なんだかなー。
親としては複雑な気分です。真面目な自閉症のお子様とつきあってくれた方がなにかと安心です。
でも、コミュニケーションの苦手なもの同士では、なかなか遊びの約束をするのも大変そうです。
ルカが今、友達と遊べているのは、つきあいに積極的で、むこうから誘ってくれる友達がいるからなのです。
そのお友達とのからみで、時々先生から指導を受けることもしばしば・・・。
そんなときは、ちょっとルカも反省して、せっかく仲良くなった友達とも距離をおいて、"自粛"するわけですが、そんなに長くは続きません。
そして、またまた失敗をして・・・その繰り返しで、親の私もスリル満点!?です。

でも、きっとルカが大人になったとき、そんなこんなが、きっとかけがいのない大事な思い出になっていくんだろうなー。

ほんとに君は変わりましたね。

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