・近況報告192

実習説明会

ルカの学校は、3年になると、年に3回単独で職場実習を行います。
6月にはその1回目、4週間の実習が行われます。
先日、実習先が決まり、その説明会がありました。
まずは、学年全体のお話。
今回の実習は、経験実習といって、あくまでも4週間実際の職場で働けるかどうかをみるもので、直接就職につながるわけではないということや、実習の流れについて説明がありました。
家庭でのフォローが大切ということも言われました。
そしてその後、各クラスに別れて、それぞれの実習先の発表! そして面接などの打ち合わせがありました。

ルカはあるお店の、品出しや、倉庫整理の仕事に決まりました。
ルカの当初の希望は、配送センターのような荷物を運んだりの仕事で、接客や食品関連の仕事ではなく、体を動かせるもの、でした。
スーパー等の裏方も、業務としては、イヤなことではないのですが、裏方とはいえ、お店に商品を陳列している時に、お客さまから「○○はどこにありますか?」など、質問されることもあるわけで、それに答えることはできないと、言っていました。
でも、今回の実習先は、直接お客さまに接する可能性のある仕事です。
ルカはイヤだと言わないかなーと少し心配。
しかし、実習先の概要のプリントに
お客さまの質問に答えられない時は「担当の者に代わりますので少々お待ち下さい」と言うこと。
と、明記されていました。
ルカは、それに納得したのか、「やるしかないでしょ」と、腹をくくった様子でした。
不安なことも、どうすればいいのか、具体的に知ることによってクリアできるようです。
実習先では、ルカの特徴を先生から聞いて、仕事をわかりやすくできるよう工夫して下さるそうなので、まずはほっとしています。
それでも、先生も友達もいない、一人だけの実習ということで、ルカの言葉を借りれば「得体の知れない所にいくのは不安だなー」ということで、慣れるまで大変かも・・・慣れる前にリタイアにならないよう、がんばって欲しい・・・でも、なるようにしかならないということもありますね。

説明後は、保護者同士「どこに決まったー?」と情報交換。
それぞれ、いろんな実習先があって、本人の特徴というものを考慮に入れながら決定されたことがよくわかります。
「先生達もよく見つけてこれたよね〜」と皆さん感心していました。

さて、これから実習先へ面接、見学、反省会等々、6月は何かとあわただしい一ヶ月になりそうです。

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