ぐるぐる〜
正月にミミと通信販売の雑誌を見ながら、「これ買ってみようかー」と意気投合。
それは、電動ミニバイク・・・ダイエット関連の雑誌によく載っている自転車をこぐやつよりもっと小さくて、寝転がって足で車輪をこぐだけのものです。
この類の器具は、どうせ三日坊主で、場所をとるだけだと、買ったことがなかったのですが、これなら場所もとらないしテレビを見ながらできるわ〜と安易に考え、購入したのでありました。
一応、15分タイマーがついていて、ペダルに足をのせてスイッチを入れると、勝手にぐるぐる回ってくれます。そして、15分後、回転数、消費カロリー等々が表示される仕組みになっています。
この話を友達にすると「それって、きっとルカ君がはまるわよー」と言うのです。「ダイエットなんて必要ないルカが一番はまったら面白いよね」などと、私も笑って答えたのでありました。
そして、案の定友達の言うとおり、ルカが一番はまったのでありました。というか、私はまあまあ使いますが、ミミに至っては見向きもしない状況なのでありました。一緒にがんばろうって言ったのに・・・。
でも、ルカのはまり方はちょっと変わってます。ダイエットに興味があるというよりは、ぐるぐるまわる回転にはまってしまったご様子。
「もっと回転が速くならないかなー」と電動を無視していきなり自力で速くこいだり、あげくの果てには「これ、反対にも回るよー」と逆にぐるぐる回したり、とにかくまわしていることが楽しくて仕方のないようすでした。
「そんなことしたら壊れるよ」というわたしの忠告を無視し「だって、動くんだもん平気だよー」と言って、喜々として回しているのでありました。
そして・・・先日、久しぶりにやってみようと私がスイッチを入れると、ペダルはビクとも動きません。たたいても揺らしてもビクとも動かなくなったのです。
「はー、やっぱり、むちゃな使い方したから、こわれちゃったよー」と私が言うと、ルカは大あわて。
「えっ、俺のせいなの? どうしよう、どうしよう」と騒ぐので
私は「原因はわからないから、そんなに気にしなくていいよ。電動じゃなくても自力でこげば使えるし」と心にもない慰めを言ったのでありました。
そうでした・・・猫に鰹節、ルカにぐるぐる(回転するもの)なのです。小さい頃からオモチャの車をひっくり返しては、車輪をぐるぐるするのが好きな子でした。
私の実家でそれをすると母が「あらっ、やだー、こんな遊び方する子って珍しい〜」と笑ったのを思い出します。
回転するものをじっと見入るっていうのも自閉症の特徴ですが、ルカの場合もっとアクティブで、手がでてしまうんですね〜。久々だなー、大きくなっても特徴は残るんですね、やはり。
さて、今週1週間、ルカは現場実習にいってます。どうなることやら・・・来週報告しますね。
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